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  野球バカ１人旅　’０７　ミーハー　第７日　～大乱戦＠ＮＹ～

  朝ボストンを経ち、昼前にＮＹに帰還。明日昼前にNewark空港から日本に帰国することを考えて、今日の宿はNewark Penn Stationのすぐ前に取ったっす。そんなわけで、到着したLa Guardia空港からはManhattanを横断する大移動の必要アリ。残りのドルを考えると、ひとまずManhattanのPenn Stationまで行ってそこから電車で行くのが良いかなと思いタクシー乗り場へ。すると出口でタクシー乗るのか？と呼び止められ、空港の駐車場方面へ連れて行かれる。白タクかあ。と思って途中で値段を聞くと、ボストンに行く時にPenn Stationの前からLa Guardia空港まで乗ったタクシー料金より全然高い。「前に乗った時より全然高い」と言ったら、「行きと帰りじゃ料金が違う」とかなんとか言い訳しつつ料金を下げてきたんだけど、依然として普通のタクシーの方が安いと思われたので、ぶった切りました。私、Noと言える日本人であります。無事白タクが提示した料金よりだいぶ安く、タクシー→電車でホテルに到着。朝飯を食ってなかったので、SUBWAYで買ったサンドイッチさえものすごく美味く感じられたっす。で、野球バカ旅行も終盤を迎えだいぶ疲れたので、飯を食った後仮眠を取ってから球場へ。今日の席はYankee Stadiumのバックネット裏という、MLBファンだったら一度は座ってみたい席。ちなみに定価で１枚３００ドル弱します。まあ、飯とか飲み物とか、係員に頼むと買ってきてもらえるサービスはついてるけど、なかなか高価です。こんな眺めです昨日のFenway Parkに引き続き、誰かのサインもらえないかなあと狙ってたんだけど、ここの球場はチケットをもってないと前の方までファンを入れさせないってことで断念。まあ、今日有名な選手はサインしてなかったけどね。試合前にキャッチボールするA-Rodウェイティングサークルで笑顔のJeter今日のYankeesの先発は井川。井川、松井、イチロー、城島と日本人選手が４人先発メンバーに居るのは初めてのことだった模様。最初のアウトは井川が投げた球をイチローが打って、レフトの松井が取り、日本人だけで完結してました。投球練習中の井川井川との対戦を待つイチロー師匠いざ初対決で、Marinersの先発は韓国人の白だったんだけど、隣に座ってたおっさんにMarinersのピッチャーも日本人か？と聞かれました。アメリカ人にとっては日本人も韓国人も一緒と認識されてるんだろうね。Yankeesは初回いきなり打線爆発して５点先制。これで井川は余裕を持って投げられるなと思ったんだけど、２回城島のホームランで１点を返されると、３回にも２失点と締まらないピッチング。城島ホームランの瞬間３回、我らが秀さんに打席が回ると、豪快にライトスタンドへ第２号ホームラン！！これで彼がＭＬＢに行ってから毎年ナマでホームランを拝むことができております。通算１６試合で８ホームランと２試合に１本のペース。いやあ、ありがたいことです。白の投球を待ち構える秀さんスコアボードにはカタカナで”ホームラン”の文字ちなみにこのホームランが日米通算１９９９本目だったそうな。試合中はすっかり気付きませんでした。できることならおいらの目の前で２０００本目を打っていただきたかったところでしたが・・・。秀さんの一撃でも目の覚めない井川は４回に３失点で同点に追いつかれる。その裏A-RODの２点タイムリーで再び勝ち越すものの、５回に２連打されたところで井川は降板。まあ、仕方ないわな。しかし代わったColter Beanなるピッチャーは全くストライクが入らない。８球連続ボールの２四球の押し出しで１点取られると、続く２打者には連続タイムリーで逆転を許す。ここでようやくピッチャーを交代したけど、もうMariners打線は止まらない。結局この回８安打２四球で一気に８得点。試合の流れをひっくり返しました。あちゃ～・・・。結局最終的に試合は１５－１１でMarinersの勝利。両軍合わせて３６安打（Mariners２０本、Yankees１６本）という大荒れの試合となりましたとさ。こんなにヒットの出る試合は日本プロ野球を含めても初めて生で見ましたよ。しっかしYankees投手陣の不振は深刻ですなあ・・・。途中からあまりにダレた試合になったため、バックネット裏の観客たちも早めにご帰宅。便乗して最終回は限界まで前の席に移動してテレビカメラ圏内に入ってみました。家でビデオ撮ってもらってたんだけど、ビデオが延長対応しておらず、試合途中で映像が切れてました。うーむ、残念・・・。Giambiに接近誰かこの試合のビデオ撮ってたら、最後のバッターとなったJeterの打席の時、画面の右端辺りでヤンキースの帽子被っているアジア系の男を発見してみてくだされ。そんなわけでいろんなことのあった日本人選手満載のミーハーな６連戦でした。いやあ、疲れた疲れた。

  2007.05.04

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  野球バカ１人旅　’０７　ミーハー　第６日　～Ｄｉｃｅ－Ｋ絶不調～

  さてボストン最終日。朝Ｕ氏と会って散歩がてらボストン美術館へ。駆け足で見学した後にチャイナタウンで飲茶をし、腹いっぱいに。そして夏に彼が帰国した後の再会を約束してお別れ（両替したドルが足りなくて１００ドル借りたしね（笑））。さて、夕方からの試合までの間暇つぶしを何しよう。一度ホテルに帰ってしばし思案。ダラダラするには美術館でしょってことで、ボストン美術館の近くにあるイザベラ・スチュワート・ガードナー美術館へ（ボストン美術館のチケットの半券があると割引があったしね）。なんだか今日はハイソな感じね。ここの建物は、豪華な邸宅をそのまま美術館にしていて落ち着く感じ。大富豪が個人的に集めた芸術品を展示しているらしい。おいらも自分の収集した野球グッズをこんな感じに展示してみたいもんだなあと思いました（そんなに大したものがないけど・・・）。美術館を出ると、ちょっと試合開始には早い感じ。時間を潰すべく、テクテク徒歩で球場に向かうことにする。道中、球場に向かうと思われる人や車もチラホラ。が、やっぱり試合開始２時間半前じゃまだ開門してないよね・・・。ってことでゲート前でしばし待機。ゲート前に並ぶ気の早い人たち今日は松坂登板、しかも相手はイチローと城島を擁するMarinersってことで、日本人もだいぶ集結。ゲームプログラムを買うと、”日本のプライド”と日本語で書いてある真っ赤なハチマキがついて来て、現地の人々は喜んで頭に巻いてました（おいらは恥ずかしくてとても無理でした・・・）。入場して昨日ファンがサインを貰っていた三塁側のフェンス際へ。ちゃんとボールとペンも準備しましたよ。目の前ではイチロー師匠がキャッチボールしてました。ベンチ前でキャッチボールする師匠で、アップから戻ってきた城島に近くに居た日本人カップルの女性の方が声をかけたら、ボールを投げてくれてました。が、ちゃんとグローブはめてるのにキャッチ失敗。もったいなっ。その後、福岡から来たという同世代の人と話したりしつつ待機。彼もＮＹの試合を見てからボストンに来て、明日ＮＹにまた戻るとのこと。おいらとおんなじようなこと考えてる人結構居るのね。するとさっきボールを取り損なった女性の所に城島が寄って行ってサインしてくれてました。知り合いなのかと思ったら、単なるファンとのこと。他の人には全くサインしてくれなかったのに、城島ったら女だけに優しいですな・・・。結局国家斉唱まで待っても誰からもサインはもらえず。もうちょっとずうずうしく名前呼べばよかったのかしらね。目の前でアップするIbanezとSexsonサインするMarinersの選手（誰だか分からず）今日の席は三塁側Marinersベンチの真上３列目となかなかの席。松坂の投げる姿も良く見えるし、イチロー師匠がこっちに向かって猛ダッシュで走ってくるし、イイカンジでした。良い眺め守備位置へダッシュする師匠ベンチ前で打順を待つ城島試合の方は荒れ模様。松坂はいきなり先頭打者から３人連続で四球を与え、エラーなどもからみ初回に５失点。初回イチロー師匠に２回打席が回ってきたし。あまりにふがいないピッチングだったもんで、日本人のおいらが攻撃の対象になりゃしないかとヒヤヒヤでした。大荒れの松坂初回に２打席回ってきた師匠今日はノーヒットの城島Ramirezのホームランなどでチームが同点にしてくれたにも関わらず、その後再度勝ち越された松坂は、５回７失点でマウンドを降りましたとさ。なんだかこれまでで一番悪い出来の試合を目撃してしまった模様です。この日好調のRamirezちなみに隣りに座ったアメリカ人のお兄ちゃんには、ちゃんと「お前はＤｉｃｅ－Ｋの兄弟か？」という質問をされました。昨日少年に本人と間違われたので、もう慣れっこです（苦笑）。観客席に登場したマスコットのウォーリー。結構ジャマ（笑）試合途中、昨日に引続きクラムチャウダーを買いに行ったら、売り子の兄ちゃんに「昨日のチャウダー、美味かった？」と聞かれたけど、これもおいらの顔が松坂的に印象深いということなんでしょうかね。ははは。試合の方は、本日好調のRamirezの２本目のホームランでRed Soxが再逆転し、８－７で勝利。これでFenway ParkでのRed Sox戦の戦績は通算６勝１敗となりました。連敗続きのＵ氏が居なければ６勝負け無しですよ。どうでしょう、おいらをエプスタインの次のＧＭにしてみては。乱戦を征しハイタッチする赤靴下軍団の面々さて、明日はMarinersと共にＮＹに移動して６日連続観戦最後の試合です。ローテーション的にはYankeesは井川が先発しそうだし、この旅の趣旨である「ミーハー」にピッタリの流れです。うふふ。

  2007.05.03

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  野球バカ１人旅　’０７　ミーハー　第５日　その２　～岡島絶好調～

  現地少年に松坂に間違われたかもというモヤモヤを抱えつつ昼飯へ。ボストンと言えばシーフードってことで、有名なLegal Sea Foodsに行きました。（ホームページ見たら、日本語メニューなんてのもありました。これも松坂効果？）あんまりガッツリ食いたくないなあと思ってクラムチャウダー（ここの奴が大統領就任式で飲まれたりしてるらしいです）とサーモンのサンドイッチを選んだんだけど、完食するのでいっぱいいっぱいでした。飯と一緒に飲んだビール（もちろんボストンといえばSamuel Adams!）で眠くなったため、夕方の試合までホテルで休憩。基本的に観光すべきところはほとんど行ったことあるんで、かなーりまったりとした時間の使い方しちゃってますな。ははは。てなわけで連日の（ってか朝も来たか（笑））Fenway Park。今日の席はバックネット裏１０列目くらい。雨でローテーションがズレなければ松坂が先発予定だったから、奮発して２００ドル弱払って手に入れたんだけどね。ごらんのとおり良い席です試合前にサインをするSwisherとはいえRed Sox先発は若きエース、今季絶好調のJosh Beckett。バックネット裏から彼の剛速球を眺めるチャンスはそうそうありませんわね。Beckettは５勝負けなしの勢いそのままに、５回までノーヒットピッチング。おいらは昼に続いてLegal Sea Foodsのクラムチャウダーを食いながらいい気分。結構きれいなフォームのBeckettBeckett対Piazzaそして８回には大歓声に迎えられて３連投の岡島登場。先頭を四球で出したものの、続くバッターをダブルプレーに打ち取り、３人目は見逃し三振でピシャリ。隣に座っていたアメリカ人の男の子が岡島のＴシャツを着てたけど、彼はすっかりボストンの人気者になってます。今日もまたイイカンジで首振れてます岡島対Chavez結局６－４でRed Soxの勝利。昨日Ｕ氏のジンクスにより（？）、おいらのFenwayにおけるRed Sox連勝記録が途切れたけど、また勝って通算５勝１敗。明日の松坂登板に向けてイイ流れです。関係ないけどRamirez。今日は３打数２安打

  2007.05.02

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  野球バカ１人旅　’０７　ミーハー　第５日　その１　～おいらはDice-Kではありまへん～

  今日は朝からFenway Parkへ。Yankee Stadiumと同様、２回目のStadium Tourに参加しようってわけ。ヒトケの無い球場の周りを良く見ると、かなり日本語が氾濫。まずはRed Soxの看板。 Year Bookと一緒の３人が並んでます。で、松坂の前には”ようこそ”の文字が！そして道端には松坂を歓迎するボストン市長のメッセージ。これだけに留まりません。 ”キャスクンフラゴン”ってカタカナで書かれてもナンダカ全く分かりまへん。一応レストランのようでした。 ”ボストン第１級のスポーツ・バー”って”The Best Sport Bar in Boston”って言いたいんだろうね。 ”最もよいソーセージの会社”って、ほんと直訳やな・・・。で、Stadium Tourにはたくさんの日本人が参加。まずは飯を食いながら試合を観戦できるPavillion Clubでお話を聞いた後、Green Monster Seatへ。高い壁の上から見下ろすFenway Parkは格別です。ちなみにかなりホームプレートから遠いこの席ですが、チケットは＄１４０。しかも抽選じゃないと買えないそうな。そして球場内でもっとも古い木製の椅子のゾーンへ。椅子の自体の幅が狭いし、足元の幅も狭いし、全く座り心地は良くないんだけど、それを残しているところに球場への愛が感じられるわけです。塗装もハゲハゲっすな。そしてグラウンドに降りてグリーンモンスターのふもとへ。未だに手動式のスコアボードがグリーンモンスターの下の所にある。ボストンファンにはたまらないBoston首位、New York最下位の順位表や、モールス信号で書かれた元オーナー夫妻の名前を眺める。近くで見るとグリーンモンスターにはボールの当たった跡がたくさん。ボールに書かれていたＭＬＢマークがはっきりと移ってたりします。前に来た時は、この後にブルペンとかを眺めながら外野のWarning Trackを歩いてダッグアウト前まで行ったんだけど、今回はここでおしまい。やや消化不良な感じでありました。Tour終了後、Team Storeで再度お買い物。ここにも松坂効果満載。松坂と漢字で名前の入っているＴシャツも売ってます。日本語を話すスタッフも２人確認できました。アメリカの大学院を卒業したおいらとしては、アメリカ人のスタッフから買おうかなあなんて思ったりもしましたが、しっかり日本語で話しかけられちまいました。ま、仕方ないか・・・。とりあえず明日の松坂登板試合に向けて赤の松坂Ｔシャツをゲットしました。とりあえず昼飯食わないとなあってことで球場から地下鉄の駅にブラブラ歩く。途中、Red Soxグッズに身をまとって球場に向かう親子連れとすれ違いました。小学校に入るか入らないか位の小さな男の子と目が合いました。その時、彼の目がキラッと輝きました。そう、それは憧れのプロ野球選手と会った時の「それ」でした。そして彼はおいらに向けて手を振ってくれました。よく事情が飲み込めないおいらはとりあえずニコッと笑い返してあげました。歩きながらしばらく考えてみました。・・・。・・・。！！おいら、ちゃっかり松坂に間違われていた模様であります。確かにその時、Red Soxの帽子を被ってました。確かに日本でも似てると何度か言われたことがあります。彼はこれから小学校に上がり、きっと友達に自慢することでしょう。俺はFenway Parkの近くでDice-Kに会ったぞと。でも・・・。それはおいらです。申し訳なし・・・。まあ、ちゃんと微笑んであげられたことがせめてもの救いかな。良かった、サインとかねだられなくて。つづく。

  2007.05.02

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  野球バカ１人旅　’０７　ミーハー　第４日　～いざボストン～

  昼過ぎにＮＹからボストンへ移動。ボストンは空港からダウンタウンまでのアクセスが良いのがうれしいところ。地下鉄のブルーラインでState駅へ。この駅は1713年に建てられたボストン最古の建造物である旧州議事堂に出口があったりする。趣のある旧州議事堂ボストンで３泊お世話になるClub Quarters in Bostonは、ＮＹ同様風呂桶が無いとのことだったのであんまり期待してなかったんだけど、部屋に入ってみるとそれはそれはキレイでした。テレビは液晶だし、シャワーは取り外し可能だし。一休みしてHarvardで研究員をやっている大学時代の友達Ｕ氏の携帯に連絡し駅で落ち合う。２年ぶりくらいに会うんだけど、全く以前と変わらない感じ。ちょうど彼のところを訪問していたご両親と一緒に大学内を案内してもらう（俺ってお邪魔虫）。自然史博物館のガラスフラワーはなかなかのものでした。これでHarvardを訪問したのは３回目だけど、初めて見たっす。そして夕方からお待ちかねのFenwey Parkへ。ここでＵ氏の奥様も登場。一家４人＋他人ってことで、いっそうお邪魔虫度アップ↑。夜が近づいてきたところで寒くなってきたので、球場前の売店にて狙っていたビジター用の紺のスタジャンをゲット。ホーム用は真っ赤で普段着づらいからね。球場内でYear Bookを購入すると、表紙に松坂登場。Jason Varitekが英語圏代表、David Ortizがスペイン語圏代表で松坂は日本語圏代表。グローバル化するRed Soxをアピールしたいのかな。今日の座席は３塁側の屋根の下。打球が上に上がると見えなくなったり、柱が邪魔だったりするけど、そこそこイイカンジの席でしたね。ちょっと柱が気になるで、今日のRed Soxの先発はベテランエースのCurt Schilling。おいらはこれまでFenwey Parkで４試合観戦してRed Soxが４勝負け無しということも考え合わせると、これは今日も勝ちかなと思ってたんだけど、ここで強敵現る。Ｕ氏はここまで観戦した試合でRed Soxが勝ったことないとのこと。さて、どちらのジンクスが強いことやら。40歳にしていまだエースを張るSchilling試合はおいらのジンクスどおり、Red Soxが４点を先制。その後Schillingが２点を奪われて７回でマウンドを降りると、今や立派なセットアッパーとなった岡島が登板。松坂人気が相当なのは予想してたけど、岡島も実力でボストンのファンを惹きつけたようで、投球練習の時から大きな歓声。ちなみに彼が登板する際のテーマソングはウルフルズの曲でした。ボストンに流れるトータス松本の声はちょっと一味違って聞こえたりして。で、期待に応えて岡島はAthleticsのクリーンナップを三者凡退に抑えました。なんだか巨人のユニフォームを着ていた彼より一回り大きく見えましたとさ。今日も絶好調こうなると最終回は"Wild Thing"が流れる中、守護神Jonathan Papelbonの登場。余裕勝ちだろと思ったら、先頭打者にヒットを打たれ、続く打者にライトへホームラン。あっさり同点に追い付かれちまいました。今日は打たれたPapelbonそして延長１０回には替わったBrendan Donnellyまでもが連続ヒットで１点リードされ、その裏も最後のバッターKevin Youkilisが大きなレフトフライに倒れ、４－５で試合終了。うーむ、Ｕ氏のジンクス恐るべし・・・。関係ないけどOrtiz。いかにも打ちそう。

  2007.05.01

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  野球バカ1人旅　’０７　ミーハー　第３日　～メッツだって見ておきましょう～

  さてＮＹ第２日。昨日と同じようにEmpire State Buildingの下にあるカフェで朝食を取り、さらに同じように５番街のヤンキース・クラブハウスへ。シャカシャカした薄手の素材のアディダス製の上着が欲しかったんだけど、サイズの合う奴が見つからず断念。正午から開始のStadium Tourに参加するためYankee Stadiumに向かう。平日昼間に開催されるにもかかわらず、大勢の観客（含む日本人）が集まってました。おいら他の球場では案内係とマンツーマンのツアーを何度か経験してますけどね（笑）。重厚な雰囲気実を言うとこれがおいら自身２度目のYankee StadiumのStadium Tour。2008年シーズンで最後になるこの球場をしっかりこの目に焼き付けておこうと思ってね。道を挟んだ所では新Yankee Stadiumが建設中でした。まだ単なる工事現場といった感じTourは記者席から始まり、記者席入口の掲示板には、昨日のラインナップが書き残されたまま記者席からの眺めは最高永久欠番や往年の選手のレリーフの飾ってあるMonument Parkを訪れ、永久欠番多過ぎです左から、Gehrig, Huggins, Ruth外野のWarning Trackを歩いて、これは右中間辺りライト線からホーム方向を眺めるYankeesのベンチに至る。ここにスター軍団が座ってるのねベンチからはこんな眺め前回と流れは一緒で、最後にキーホルダーをもらって終わり。そういえば説明してくれたおじさんも前回と同じだった。指に誇らしげにChampion Ringをしてるのよね。うらやましー。Tour後はManhattanに戻り、New Yorkに来るといつも立ち寄る「めんちゃんこ亭」で昼食。１日日本食を食べてないだけでだいぶツラクなってきたもんでね。その後、朝行った店とは別のヤンキース・クラブハウスに立ち寄ったけど、お目当てのシャカシャカ素材の上着は発見できず。でもここで新しくなったBatting Practice用帽子とRed Soxを皮肉った"got rings?"Ｔシャツを購入。予定ではこの後MoMAに行こうと思ってたんだけど、あんまり時間も無くちと疲れたため、ホテルに戻って小休止することにした。が、フラフラと歩いてると、Abercrombie & Fitchの店を発見したのでちゃっかり吸い込まれちゃいました（苦笑）。客でごった返してて、大音量のＢＧＭがうるさかったけど、メゲずにポロシャツとＴシャツ１枚ずつをゲット。確か去年のＧＷはＤＣのアバクロで買い物したんだっけな。久しぶりにJamba Juiceを飲みながらホテルに戻ってしばし休憩し、開門ちょい過ぎに到着すべくShea Stadiumへ向かう。Queensに向かう７番線はMetsのグッズを身にまとった人々と、仕事帰りの人々で超満員。やっぱりNew Yorkは東京と変わらないね。で、Shea Stadium到着。ここもYankee Stadiumと同様、2008年シーズンが最後となる予定で、新球場がお隣に建設中。ただしこちらは新球場はネーミングライツを採用し、Citi Fieldって名前になります。新Yankee Stadiumよりちょっと工事が進んでる印象この球場は一度留学中に友達と訪れたことがあるんだけど、その時は大雨による長い中断があって、試合途中で帰っちゃったんだよね。だから取材不足の感もあり、壊されちゃう前に今回あえて再訪問したわけ。外野の後ろ側が新球場予定地本日の席はライトポール際。他の球場でもそういうことが多いんだけど、この辺りの席って全然ホームプレートを向いてないのよね。９０度体を左に向け、多くのお客さんの顔越しに見る感じ。これだとイマイチ試合に入り込めないんだよね。なんとか新球場では改善されると良いけど。本日の席からの眺めホーム方面を見ようとするとこんな感じ。見づらいMetsの先発がChan Ho Parkだったこともあってか、韓国人と思われる人々がちらほら。昨日のYankee Stadiumと違って日本人はほとんど居ない感じ。試合前の朴さん。この日大乱調試合の方はそのParkが大誤算で４回を投げて７失点。Carlos Beltranがホームランを含む４安打するなどしてなんとか追い上げたけど、９対６でMarlinsの勝利。時差ボケによる睡魔と強風による寒さ（セーターの上にジャケットを着てファスナーを閉めてもまだ寒かったっす）と格闘しつつ、なんとか最後まで観戦しました。Marlinsでは８番センターのAlfredo Amezagaがホームランを含む３安打にダイビングキャッチ（ESPNで何度も映像が流れてました）と攻守にわたる大活躍でした。楽しそうにウォーミングアップするロデューカ。試合では良い当たりをアメザガにダイビングキャッチされるそれより何より今日の試合で印象に残ったのは、近くの席で試合開始から終了まで汚いヤジを繰り返していた百貫デブ。良く疲れないなあと思うよね。おいらの勝手な印象では、アメリカの球場で汚いヤジを飛ばしてる奴は大抵日本人ではありえないほど太ってるのよ。おそらく自分を制御することのできないかわいそうなヒトたちなんでしょうな。あ、あと思ったのは、Metsファンは球場の場所柄、Yankeesファンよりやや教養があり、裕福な層の人たちが多い印象。そのせいか選手に対してかなり厳しくて、失敗するとすぐにブーイングする感じがしました。松井稼頭央は相当いぢめられていたみたいだからねえ。

  2007.04.30

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  野球バカ１人旅　’０７　ミーハー　第２日　～ヒデキ対ヒデキ～

  ＮＹ第１日目はデーゲーム。午前中にどこか行く時間もないので、近くのカフェで朝食を取りつつ、５番街にあるヤンキース・クラブハウスへ。が、日曜日は１１時開店とのこと。仕方なくホテルに戻り、球場に行く体制を整えて（ヤンキースの帽子着用したりして）いざ出陣。開門の１１時過ぎに到着するイメージで地下鉄に乗ったんだけど、既にいかにも球場に行く格好をしたパパと息子がチラホラ。日本だと親子揃って野球チームのグッズを身にまとって球場に行ったりなかなかしないけど、アメリカだとそれが普通なんだよね。日本もそんな感じになったら良いのになあと思ったりして。おいらも息子と一緒にＹＧマークの帽子かぶって東京ドームに行けるかなあ。想像つかんなあ・・・。地下鉄の中で頼まれて写真を撮ってあげたりしてほのぼのとした気持ちになりました。さて、今日は伝統の一戦ヤンキース対レッドソックス。席は１塁側２階席の前の方が公式ＨＰで取れました。もっと入手しづらいかと思ってたんだけど、１人席だと意外と取れるもんね。本日の座席より。２階席だけど結構見やすい試合前、ブルペンで見覚えのあるフォームで投球練習しているピッチャー発見。どうやら松坂君がフォームのチェックをしていた様子。で、投球練習後、外野で打撃練習の球拾いをしてました。３日に先発の予定だけど、良いピッチングしてくれることを期待。ヤンキースの永久欠番を背に球拾いする松坂さて、試合の方はヤンキースが王建民、レッドソックスがJulian Tavarezの先発。初回、写真を撮ろうとした途端にBig PapiことDavid Ortizがライト２階席に打った瞬間それと分かる先制ソロホームラン。故障明け２試合目の登板の王建民君打った後にバットを放り投げるOrtiz。あまりに落ち着いててそう見えないけど３回、ヤンキースはDoug Mientkiewicz（綴りが難しすぎる・・・）の３ランで３－２と逆転し、球場全体が行けるか？という雰囲気になったんだけど、５回に伏兵Alex Cora（元Dodgersなんで懐かしい！）の２ランで逆転される。その後８回にはManny Ramirezのダメ押し２ランも飛び出し、キャプテンDerek Jeterのソロホームランも空しく７－４でレッドソックスの勝利。おいらが観戦する試合ではここまで４割超の高打率、２試合に１試合の割合でホームランを打ってくれている秀さんも、今日は大ブレーキ。４回の無死１、２塁ではダブルプレー。６回の２死２、３塁でも岡島との日本人対決（ちなみに字は違うけどヒデキ対決）でピッチャーゴロ。９回も無死２塁でレッドソックスの守護神Jonathan Papelbonの速球に手も足も出ず三振。結局４打数ノーヒットでした・・・。大ブレーキの秀さんそれにしても岡島さんはすっかりレッドソックスの中継ぎの柱となりましたなあ。今日も６回から２イニングを１安打４奪三振でピシャリ。風格すら漂ってました。好調の岡島。イイカンジに首も振れてます隣のヤンキースファンのおっちゃんに「松井と岡島は昔同じチームでプレーしてたんだぜ。」と教えてあげたんだけど、イマイチ岡島のことを認識してなかったようで、「どこのチーム？」と聞かれて「東京ジャイアンツ」と答えたら「？」ってな顔してたけどね。試合後は会社の元同期のNew Yorkerと久しぶりに会いESPN ZONEでものすごい種類のスポーツの中継を同時に見ながら夕飯。この時期はＮＨＬもＮＢＡもプレイオフやってるしね。そんでもってドジャース対パドレスが随分と長い延長戦やってました。その後Rockefeller Centerの展望台に登って男２人で夜景見物。昔は一般公開されてなかったので、登ったのは初めて。登るのはスムーズだったのに、降りるのに随分と待たされましたとさ。Rockefeller CenterからMet Life Building方面を眺める

  2007.04.29

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• 野球バカ１人旅　’０７　ミーハー　第１日　～日本人選手観まくるぜ！～

  なーんかつまらない毎日を抜け出すべく、”そうだ、ＭＬＢ観に行こう。”ってことで去年に引き続き計画したゴールデンウィークのＭＬＢ観戦１人旅。３０のＭＬＢフランチャイズのうち、今までに行ったことの無い６球団の本拠地（Toronto, Florida, Texas, Colorado, Kansas City, Detroit）と東海岸のYankees, Mets, Bostonを絡めて日程を検討したんだけど、やっぱり日本人選手を見たい気持ちが高まり、以下のような日程になりました。4/29 Yankees vs Red Sox @Yankee Stadium4/30 Mets vs Marlins @Shea Stadium5/1 Red Sox vs Athletics @Fenwey Park5/2 Red Sox vs Athletics @Fenway Park5/3 Red Sox vs Mariners @Fenway Park5/4 Yankees vs Mariners @Yankee Stadium５月１、２日を休めば９連休になるとあって、今年も航空券がバカ高かったっす。往復で普通に２０万近くしましたよ。月給が吹っ飛ぶっちゅうねん。さらにビックリしたのがニューヨークとボストンのホテルの高さ。バス・トイレ共同で１泊１５０ドルとか有り得ないでしょ。東京でもそれだけ出せばそこそこマシなホテルに泊まれるっすよ。とはいえ背に腹は替えられず、１泊２万以上払ってある程度マシなホテルを予約しましたよ・・・。試合のチケットの方は、Yankee Stadiumの２試合についてはYankeesの公式ホームページ経由でかなりマトモな席をゲット。Red Sox戦でも２階席の前の方が買えたし、Mariners戦なんてバックネット裏が買えましたよ（定価で２８０ドルもしたけど・・・・）。やっぱり１人席だとそこそこイイ席が買えるわな。一方でFenway Parkの試合は予想通り入手が難航。Boston在住の友達にも連絡してチケットブローカーとシーズンチケットホルダーからの転売を利用してチケットゲット。順調に行くと２日が松坂登板予定だったんで頑張ってバックネット裏を購入したんだけど、雨で日程及びローテーションがズレて３日にMariners戦が組み込まれ、タナボタ的に松坂対イチロー対決が見られることになりやした。ま、これについてもチケットブローカーに２００ドルくらい払ったわけだけど。なにはともあれ、松井、井川、松坂、岡島、イチロー、城島と６人の日本人選手を見る可能性のある今回の野球バカ１人旅、とことんミーハーに盛り上がって行くぜ！と思ったら成田で突如大雨が降りだして、離陸待機状態のまま２時間程度飛行機の中に缶詰め。幸先ワリイなあ・・・。今回一番安かったんで（それでも２０万近くしたけど・・・）コンチネンタル航空を使ったんだけど、最近は個人用テレビは当たり前になってきたのね。しかも今回は自分の好きなタイミングで映画を見始められましたよ。でもせっかく収録されてる日本映画（「世界の中心で、愛を叫ぶ」とか「春の雪」とか）のほとんどはなぜか音声が出ないで英語字幕のみ。仕方ないので、英語音声で「グリーンマイル」（イマイチ分かりづらかったけど・・・）と、日本語音声で「博士の愛した数式」を見ましたよ。深津絵里はかわいらしいっすね。３人席の隣２人はおそらく夫婦と思われる関西弁の若い男女。英語で何が飲みたいのか聞かれてるのに、思いっきり”ビール”、”コーヒー”と日本語で堂々と答える女子（しかも普通に通じてる）に、将来の大阪のオバチャン候補発見！と思ったわけでした。ニューアーク国際空港に到着し、節約のため電車でマンハッタンへ。疲れたのでホテルの近場のマクドナルドでハンバーガーを買って夕飯に。ＥＳＰＮで井川好救援のニュースを見ながら眠りに着いたのでした。第１日おわり。

  2007.04.28

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  私バカよね・・・。

  どうも。夏休み２日目です。ちょっと旅に出てきました。まずこちらをごらんください。さて、どこでしょう？こちらではどうでしょう？はい。福岡Yahoo! Japanドームです。午後１時からの試合を観るために朝一の飛行機で福岡に向かい、福岡市営地下鉄の駅の貼り紙で中止を知りました・・・。昨日ネットでチェックした時には中止なんてなってなかったのに（涙）。そもそも屋根があるから安心してチケット買ったんだし、雨だってそんなに降ってないっすよ。仕方なくひとまず昼飯。博多駅前の一蘭でとんこつラーメン。ここはテーブルが１つ１つ仕切られている味集中カウンターが有名。初めてなのでちょっとドキドキしたけどちゃんとオーダーできました。味はサッパリ目だけどちょっとジャンキーな感じ。ご飯に食べるというよりは、飲んだ後のシメで食べるのに適してるのかなあ。腹ごしらえの後に未練がましくドームへ。そこで撮ったのが冒頭の写真です。とりあえずチケットの払い戻しの後、グッズショップへ。同じようなお客さんたちでごった返してました。さて、ホテルのチェックインが４時ということで、まだだいぶ時間がある。外をブラブラするには雨が降ってるし、とりあえず映画でも見て時間を潰すかと天神に向かう。が、最初に行った映画館はちょうどどの映画も始まって３０分という微妙なタイミング。そして次に入った所はなんと台風のために休館。イミ分からん・・・。さらに困難は続き、天神の地下街の店は次々閉店。東京だったら台風が来るからって店は閉めないっすよ。さすがにこれだと観光客のおいらはお手上げ。やること無くなったっす。ひとまず博多駅に行って新幹線が走ってることを確認。既に切符売り場には人がわんさか。そしてそれを取材する報道陣も登場。どうやら飛行機は欠航になってる模様。覚悟を決めて切符売り場に並び、ホテルをキャンセル。帰るならとっとと帰らないと運休しそうなので、なるべく早めの新幹線に飛び乗りたいところ。でもこういうときに限って前に並んでる奴らがノロノロしてるのよね。特にひどかったのが着飾った母娘と思われるセレブ気取り２人組。列に並んでる時から胡散臭い奴だなあと思ってたんだけど、切符販売機の前で１０分くらい立ち往生しやがった。普通そのくらい時間かかったら並んでる人たちにすみませんの一言くらい言うもんだろうけど、ニヤニヤしながらそのまま立ち去られました。そんなこんなで、早い新幹線だとグリーン車しか売れ残ってない状態になり、仕方なく初グリーン車を決断。まあゆっくり寝て帰るにはちょうど良いか。せっかくだから有名人が居ないか探してみた。結局確認できた有名人は・・・博多駅のホームで野球解説者の池田親興。黒くてデカイのですぐ分かりました。ふくらはぎがパンパンでした。名古屋駅のホームで中日のデニー友利。井端のユニフォームを着た中日ファンにサインをせがまれてたけど、断ってました。車内で猪口邦子少子化・男女共同参画担当大臣。ピンクのスーツが目立ってました。だいぶお疲れ気味の様子でした。本当は今日福岡でソフトバンク×楽天を見て、明日広島に移動して広島×巨人を見ようという計画だったんだけど、台風のせいですべて台無し。いやはや・・・。

  2006.09.17

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  野球バカ１人旅　’０６　ふたたび　最終日　～現実生活に帰還～

  野球バカ１人旅から現実生活への帰還は、朝７時２０分発の飛行機でTampaからAtlantaへ向かい、そこから成田へ。国際便ってことで一応２時間前までにチェックインしなくちゃ＋ホテルから空港まではタクシーで３０分ちょっと＋フロントでタクシーを呼んですぐ来るとは限らない・・・ってことで逆算して早朝４時前に起床。ってかむちゃくちゃ眠いっすから。まあそういうときに限ってタクシーはすぐ来るし、チェックインもスムーズなわけよ。時間を持て余したので、空港のスタバで朝飯を食いながら日本から持ってきた「国家の品格」を読む。なんか良く売れてるらしいので買ってみたんだけどあんまり中身は無かったな。搭乗時間前に完読。地味に著者が知り合いのおじさんなことに気付いたりして。本当はリリー・フランキーの「東京タワー」（私、話題の本って奴に弱いのです）を読み終えちゃいたかったんだけど、行きの乗り継ぎの時に空港で読んでてクライマックス近くになってどうにも涙が堪え切れなくなりそうな予感がしたので封印されました。ふと母親が元気か気になったりして。あっという間にAtlantaに着いて乗り継ぎ。ここからは半日以上飛行機に缶詰。さすがに辛かったっす。隣は日系南米人らしきおばあちゃんで、ものすごく腕をこっちに突っ張らせて座ってるのでうっとおしいし。どうも飛行機で若くて美しい女子に隣合わせた記憶が無いな。ロス－ＮＹ便で洪明甫の隣の隣に座ったことはあるけど（笑）。で、通路を挟んで斜め前の兄ちゃんが個人用テレビで「ナルニア国物語」を見ながら、デジカメで画面を写してるのがかなり気になりました。そんなのデジカメで撮ってどうするんだろ。ＰＣの壁紙にでもするんか？？そんなこんなで無事東京に帰還しましただ。これでついにＭＬＢ３０球場中２４球場制覇。あと２回くらい渡米すれば完全制覇できるかなあ。残すはColorado、Texas、Kansas City、Detroit、Toronto、Floridaっす。とりあえず今回のゲットした品々。まずはお決まりのNew Era Capの数々。PittsburghとBaltimoreの奴はちょっと大きめのしかなかった。ま、かぶってて汗かくと縮むんだけどね。お次。ごいちコレクションに加わる大学グッズ。前の日記にも書いたけど、GeorgetownのキャップもNew Era製でなかなかクールっす。そして昨日の日記に書いたCantuのＴシャツ。Devil Raysカラーの緑色が渋い。日本でも売ってるのかな。最後は各チームのゲームプログラム。本当はイヤーブックが欲しかったんだけど、シーズン序盤だと作ってないチームが多いんだよね。シーズン始まってるんだから作っておけって感じなんだけどさ。以上で「野球バカ１人旅’０６　ふたたび」おしまい。いやあ、疲れた疲れた。

  2006.05.05

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  野球バカ１人旅　’０６　ふたたび　第６日　～秀さん爆発、ミセリ炎上～

  さて、今回の１人旅最後の目的地はFlorida。到着するとさすがにかなーり暑い。Tampa空港に到着して、St.Petersburgのダウンタウンまでシャトルバンで移動。今日泊まるのはThe Pier Hotelというホテル。オシャレでアットホームな感じだけど、なにしろ古いんだよね。暑い中街に出る。ちょっと歩いた所にDevil RaysがSpring Trainingに使ってるProgress Energy Parkって球場があるようなので行ってみた。ってか本拠地からキャンプ地が歩いていける距離にあるってのはスゴイよね。日本だと宮崎か沖縄を本拠地にするチームがあるイメージ。球場の周囲をグルッと回ってみるとレフト側の入り口が開いてたので、ちょこっとグラウンドに入って写真を撮ってみた。この辺アメリカはだいぶアバウト。地方球場的な見た目中も覗いてみたスコアボードはちゃちいその後海際を散歩。油断して日焼け止めもサングラスも持って来るのを忘れたので肌は焦げそうだし、目は眩しくてシバシバする。歩き疲れて腹が減ったので埠頭にあるフードコートの中華で炒飯を食べる。ちっとも味がしないけど米が食えればまあ良いか。ホテルに帰る途中、上で鳥の声がした後、頭にモノの落ちる感触。えっ！？と思って頭を触ってみると予想通りフンが。おいおい、マンガじゃないんだから・・・。とりあえず今日はウンが付いてるんだなと前向きに考えることにする。仕方ないので急いでホテルに戻りシャワーを浴びる。古いホテルだから、風呂桶はトイレに置いてある感じだし、シャワーの支柱がグラグラしてちっとも落ち着けない。やっぱり新しいホテルの方が良いね。シャワー後、ちょっと遠そうだけど徒歩で球場に向かう。クソ暑くて人もまばらな街を３０分弱歩いてようやく到着。Floridaはクソ暑くてスコールみたいな雨が降るので、Tropicana Fieldは屋根付きの球場。とりあえず内野の高い所に登って球場全体を見渡す。屋根は傘を下から見上げたような雰囲気。外から見ると屋根が傾いてますＭＬＢでは珍しい人工芝。東京ドームと同じ種類らしい屋根を下から見ると傘みたい売店を見てまわると、Devil Raysのヘルメット型容器に入ったアイスを発見！今回の旅行４球場目でやっとこれに巡り合えたっすよ。もう今年はなくなったのかと思ってた。その後キャップ、プログラム、背番号３Jorge CantuのＴシャツをゲット。小さめに着るのが好きなので、大体Ｔシャツを買う時は子供用のＭかＬを買ってます。ちなみにCantuはWBCメキシコ代表の中心選手で、日本の決勝トーナメント進出に大きく貢献してくれた選手の１人なのよん。故障者リストに入ってて試合には出て来なかったけどね。今日の席は１塁側Devil Raysのブルペン脇。すると待機しているピッチャーの中に、去年巨人不調のキッカケとなったミセリ発見。おいらが日本に帰った時には既に浅草で人力車に乗った後アメリカに帰国してたので、ナマで見るのは初めてなのよね。地味にウレシイ。思わず近くに行って話しかけたくなったっすそれにしてもこの球場は６：４くらいでヤンキースファンの方が多い位に感じられたっす。Spring Trainingが地元Tampaで行われてるからねえ。宮崎に巨人ファンが多いのと同じ感じかな。で、試合の方は、追いつ追われつの展開。初回にDevil Raysが先制すると、２回表に秀さんが今期第４号ホームランをライトスタンドに叩き込む。いやあ、惚れますね。渡米以来おいらが観戦すると彼はやたら打ちまくるわけで、この試合も５打数３安打１ホームラン１打点。３ベースが出ればサイクルでしたよ。今日も含めたこれまでのおいらの観戦した試合の通算成績を計算してみると・・・１４試合　５７打数　２３安打　打率．４０４　１７打点　７本塁打つうかおいら秀さんのマネージャーにでもなって毎試合観戦した方が良いんじゃないだろうか。これを見てたら連絡お願いします。いつでもＮＹに飛んで行く準備はできてまっせ。今日もおいらのために（？）猛打爆発３回にDevil Raysが逆転すると、５回にYankeesが逆転。んでもってその裏にDevil Raysが再逆転。するとYankeesが７回に再々逆転。かなーり面白い試合展開。こういうもつれた展開の時は、我らがミセリ神の出番なわけです。ブルペンに注目してたら、登板直前にフェンスを越えて観客席へ。おそらく観客用のトイレにでも行っていたと思われ。普通にセットアッパー的な役割を任されているミセリ神は、１点ビハインド、８回表無死ランナー１塁のもう１点もやれない場面で登板。ミセリ登場！！ここからミセリ神のワンマンショー始まり始まり～。まずRobinson Canoのバント処理にもたつき無死１・２塁。次打者のBernie Williamsがバントで一死２・３塁。で、Gary Sheffieldを敬遠しようとしたんだけど、彼は緩いボールを投げることができないようで暴投。ランナーは生還できなかったけど、その後もキャッチャーが飛びついて捕るようなボールを投げてどうにかこうにか一死満塁に。そして仕上げはJohnny Damonに満塁ホームラン。日本に居た時と変わらずランナーをためてドカーンという見事な炎上ぶりに涙さえ出そうでした。日本のリトルリーグみたいな球場（ミセリ談）じゃなくてメジャーの球場でもしっかりホームラン打たれてるじゃん。ってことでミセリが試合をぶっ壊して１０－５でYankeesの勝利となりました。しかしあんなレベルのピッチャーがメジャーでやってて良いのかね。それにしても、試合展開は面白かったし、秀さんは打ちまくったし、ミセリは炎上したし、昼間鳥のフンを喰らった時に感じたウンのツキは正しかったのね。帰りも長い距離歩くのはうっとうしいので、球場前でタクシーに乗る。やや怪しげな運ちゃんで、相乗りになったけど無事ホテルに戻りやした。明日は朝７時２０分発のフライトだから、ものすごく早起きしなくちゃならないのよね。

  2006.05.04

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  野球バカ１人旅　’０６　ふたたび　第５日　～ＤＣは都会やね～

  今日はWashington DCへ移動。Baltimoreからはそんなに遠くないので電車を利用。朝だったらホテルからすぐそば、球場最寄のCamden Yards駅からマルクっていう通勤電車が出てると聞いたので、ちょっと頑張って８時過ぎにチェックアウトして駅に行ったのに、次の電車は午後３時だと。アメリカって朝が早いんだよねえ。仕方ないので、ターミナル駅のPenn. Stationまでライトレールで行き、アムトラックに乗る。２年もアメリカに住んでたのに、アムトラックって奴に乗るのは初めてだな。あんまりアテにしてなかったけど、ちゃんと時間通りに来たっす。電車に乗り込んで４人がけのボックス席に１人で座り、隣のボックス席を見るとアジア系の４人組。ウトウトしてると、小さな声だったのに日本語で喋ってるのが分かった。英語とかで囁かれても全然分からないんだけど、やっぱり母国語だとものすごく頭に入ってくるのよね。終点のUnion Stationで降りると、他にも日本人観光客がいっぱい。ここまでPittsburgh、Baltimoreとマイナーな都市続きだったんで日本人なんてUniversity of Pittsburghのブックストアで見かけただけだったんだけどね。さすが首都です。とりあえず荷物が重いのでホテルにチェックインすべく地下鉄で移動。駅から近いと思ってたホテルがかなり遠くてかなり萎える。しかも途中にガード下があってホームレスさんたちがお住まい。今日ナイターの後ここを徒歩で歩いて帰る予定なんだけどね・・・。で、やっとのことでホテルに到着したら、まだ部屋が空いてないので午後３時までチェックインできないとのこと。仕方なく荷物を預けて出かけることに。昼も近づいてきたので飯が食いたくなってきた。地球の歩き方を読むと、行こうと思ってた方面に日本料理屋がある模様。もう我慢できないので直行。行ったのは「かわさき」って言うお寿司屋さん。ランチタイムだと結構お安く食べれるらしい。イチローと田口のサインが飾ってあったっす。ってことはそれなりにお味も期待できるわね。おいらの他の客は、ほぼ同時のタイミングで入ったおっさんと若い女子の２人組。店のご主人がそこに座れっていうから、すぐ横の席になっちゃった。で、その２人が喋ってる内容が丸聞こえ。まあマズイ内容じゃないから良いんだけど、しばらく日本語を聞いてないおいら的にはかなーりクリアに聞こえるわけ。女の子は関西のＲ大学からAmerican Universityに留学してて、就職は広告業界に興味があるそうです。スマン。盗み聞きしてたわけじゃないのよ。それはともあれおいらは鮭親子重とやらをオーダー。鮭をほぐした奴とイクラのハーモニーが大変美味しゅうございました。やっぱり日本飯が一番やねえ。１日白米を食べないとイライラしてきますから。で、この店の近くでシティバンク発見。PittsburghにもBaltimoreにもシティバンクって無かったのよね。今回の渡米の目的の一つが口座解約だったのさ。留学中に作ったのを残してたんだけど、口座維持するだけで１月12.5ドルも取られてたからね。まあこの旅行中はドルが引き出せて役に立ったけど。その後Georgetown方面へ移動。しようと思ったんだけど、無性にトイレに行きたくなってきた。さっき昼飯の時に行ったんだけど、個室に入ったら前の人のモノが浮いていて汚かったので回避したもんで・・・。ここでごいちのアメリカサバイバル豆知識。「アメリカの街中でキレイなトイレに入りたかったら大学を探せ！」公衆トイレはもちろんのこと、ファーストフードやスタバのトイレってホームレスとかも含めて一般の人に開放されてて掃除が行き届いてないのでかなーり汚れてることが多いのよね。その点大学のトイレは一般の人が出入りは出来るけど、掃除はシッカリしてあるので安心安心。ってことでちょうど通りかかったGeorge Washington Universityにお世話になりましたm(_ _)mその後シャトルバスに乗ってGeorgetownへ。地球の歩き方には１ドルって書いてあったんだけど、1.5ドルに値上げされてる。小銭が無いので多めに取られたっす。日本だったら釣銭用意してるんだけどねえ。バスを降りてアメリカ初のカトリック系大学、Georgetown Universityのキャンパスで小休止。ブックストアで野球部のＴシャツをゲット。それだけじゃなくて、カッコいいデザインだったので大学のキャップまで買っちった。さらにGeorgetownの街でアバクロを発見したのでポロシャツとＴシャツをゲット。なんかこの辺だったら楽しく暮らせそうな感じだな。逆光だけどカトリック系っぽい感じはお伝えできるかとと、ここで３時を回ったのでホテルへ戻りチェックイン。どうってことない安ホテルなのに、DCってことで部屋には歴代大統領の写真が並んだポスターが貼ってあった。普通ホテルの部屋にこんなの無いよねちょっと休憩した後、地下鉄に乗って球場へ。の前に地下鉄の自販機に10ドル札を入れたらお釣りが無いとのこと。仕方無いので窓口に行ったんだけど、小銭は用意してないのでどっか店で両替してもらえとのこと。バスといい、地下鉄といいなんだかなあ・・・。近くに店も無いのでカードで切符を購入。こんなの初めてっす。今日の球場はRobert F. Kennedy Memorial Stadium略してRFK Stadium。メジャーリーグサッカーのDC Unitedの本拠地をWashington Nationalsが間借りしてる。ってことで最近は珍しく真ん丸で左右対称のクッキーカッター型。キャップとプログラムを購入してすぐに座席へ。この波打った外観がRFK Stadiumの特徴球場内の看板にもNationalsとDC UnitedDC Unitedの優勝記念垂れ幕今回の旅行で訪れる球場で、ここだけは２階席しか買えなかった。まあそれだけ地元で人気があるってことなんだろうね。去年３４年ぶりにDCがフランチャイズになったわけだからそれも仕方無いところ。確かにお客さんも店の店員もBaltimoreと比較するとやる気が感じられたな。でも２階席とは言えホーム上ど真ん中の席だったし、階段が登りづらいほど異常に急勾配なので、グラウンドをそれほど遠く感じなかったですよん。左右対称なグラウンド。サッカーの時は観客席が移動してグラウンドが変形する模様試合の方は、一時５－０とMarlinsにリードされたNationalsが地道に点を返して７回に同点に追いついたものの、９回にあっさり勝ち越されゲームセット。それにしてもこの両チームは知ってる選手少な過ぎ。特にMarlinsなんて主砲のMiguel CabreraとAngelsに居たことのあるAlfredo Amezaga以外はちっとも知らないっすよ。帰りはよっぽどタクシーで帰ろうかと思ったんだけど、球場周辺で見つけられなかったんで、地下鉄＋徒歩で頑張りました。途中で余裕かまして国会議事堂の写真とか撮ってみた。まあ意外とどうにかなるもんです。つうか野球ネタが今日は少ないな・・・。全く人気の無い中頑張って写真撮ってみた

  2006.05.03

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  野球バカ１人旅　’０６　ふたたび　第４日　～ボルチモアでもマンツーマンツアー～

  昨日の夜ホテル着が遅かったので、今日はちょっと遅めの起床。１１時からのボールパークツアーに間に合うようにホテルを出る。まだ開店したばっかでガラガラのチームストアで時間を潰し、集合場所に行くと、そこに居るのはスタッフらしきおじちゃん１人だけ。ええ、またマンツーマンツアーでしたとも（笑）。結構面白いんだから、もうちょっと宣伝すれば良いと思うんだけどねえ。こんなに客が居ないとどこの球場でもやらなくなっちゃいそう。おじちゃんに「英語は分かる？」と聞かれたので、ゆっくり喋ってもらおうと「少しだけ」って応えたんだけど、そんなのお構い無しにおじちゃんは弾丸トーク。まあ野球ネタだからそこそこ分かるんだけどね。今日もツアーはスイートルーム、記者席、スコアボード操作室など普段入れない場所をぐるぐる回る。そしてダッグアウト、グラウンドへ。ここにあの鉄人Cal Ripken Jr.も居たんだと思うとちょっと感動する。名選手の名前が付いたスイートルームには大きな壁画。ここはフランク・ロビンソン オーナーのスイートルームにはグローブの形をしたソファここにRipkenも座ってたのね芝が美しいここOriole Park at Camden Yardsは最近のＭＬＢのトレンドとも言える「新しいけどクラシック」なスタイルの先駆けとなったボールパーク。ライトスタンドの後ろにそびえ立つレンガ造りの建物は、昔倉庫として使われてたんだけど、今は球団事務所とかとして再利用されてるんだよね。ライト裏の倉庫が名物 そこの倉庫にダイレクトでぶち当てたのは、今までオールスターのホームランダービーでのKen Griffey Jr.１度だけらしい。ちゃんとボールが当たった所には記念の印が残ってる。その他にも場外ホームランの落下した場所には、打った選手の名前と日付が書いてあるんだけど、居並ぶ左の強打者の中に、日本でもプレイしたことのある、Lee Stevens（元近鉄）とMatt Stairs（元中日）の名前も発見しましたぞ。さすがグリフィーツアー後は旧倉庫の一角にあるレストランで昼食。パンに飽きてきたので、メキシコ料理のフィッシュタコって奴をオーダー。日本で食べたらどうってことないんだろうけど、中に入ってる米が無性に美味く感じられる。その後球場のすぐ横にある昔は駅だった建物の中にあるSports Legendsへ。ここはOriolesを中心としたBaltimore・Marylandのスポーツチーム・選手を取り上げた博物館。あ、あとここBaltimoreはあのホームラン王Babe Ruthの出身地なのよね。ってことでその後は球場からちょっと歩いた所にあるRuthの生家へ。住宅地にある普通の家の中にRuthにゆかりのある品々が置いてありました。 昔はこれが駅だったらしい球場前には若い頃のベーブ・ルース像がこれは日本でプレゼントされた帝国ホテルのハッピ。寝巻きとして愛用してたらしいここがベーブ・ルースの生家ちょこっとホテルで休憩するとすぐに球場の開門時間。Baltimoreといえばクラブケーキサンドイッチ（蟹の肉をハンバーグみたいに焼き固めたものが挟んであるサンドイッチ）と聞いてたので、真っ先に店でオーダー。うーむ、それほど美味くないっす。こいつがクラブケーキサンドイッチでもこれを買った３塁側の店で、昔ヤクルトに居たデシンセイのユニフォーム発見！！３塁側の店なので、往年のOriolesの３塁手のユニフォームが飾ってある模様。Brooks RobinsonとかCal Ripken Jr.とかと並べてありました。デシンセイは東京ドーム公式戦第１号ホームランを打った選手 今日の座席はTerrace Boxといって１階席の後ろの方。上に２階席があって雨が降ったりする時に便利そうだけど、打球が高く上がると見えなくなるんだな、これが。試合の方は、Orioles打線の中軸、Miguel Tejada、Jay Gibbons、Ramon Hernandezに一発が出て、Blue Jaysに９－２と快勝。でもね、こんな良い球場で良い試合をやってるのに、観客は１万５千くらいであんまり盛り上がってない。店の店員もあんまりやる気が無い感じなんだな、これが。なんでなんでしょ？意外と小柄なテハダ

  2006.05.02

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  野球バカ１人旅　’０６　ふたたび　第３日　～マンツーマンボールパークツアー～

  今日は試合観戦の予定は無くて移動日。PNC Parkのボールパークツアーがあるので参加すべくちょっと早めにホテルをチェックアウト。球場に向かう途中マクドナルドを発見したので朝飯を食う。昨日夕飯を食ってなかったので、ソーセージマフィンとハッシュポテトが妙に美味い。アメリカに慣れて気にならなくなったけど、どこの街でもダウンタウンにあるマクドナルドは雰囲気悪いな。ツアー開始の１０時ちょっと前くらいにチケット売り場に到着。チケットを購入して集合場所に着くとあんまり人気が無い。どうやらSt. Louisの時と同じで客はおいら一人しか居ない模様。そりゃ平日の朝一に野球場に来る物好きなんてそんなに居ないよな。係員のお姉ちゃんに連れられてスイートルーム、記者席などあちこちを見学。良い眺めお姉ちゃん「球場の裏を流れてる川は何川でしょう？」ごいち「マノンガヘイラ川！」姉「惜しいっ」ご「じゃあ、アルゲイニー川！」姉「正解っ。」みたいなたわいも無い会話をしながらブラブラ。バーみたいなところにかつてPiratesの選手で首位打者を取ったことのある人たちのバットが飾ってあった。さあ、これは誰のバットでしょう？ヒント：ＭＬＢで首位打者４回獲得　　　　日本プロ野球の経験アリ　　　　応援歌はサザエさん　　　　あだ名は「Mad Dog」正解は・・・。ビル・マドロック。そう、かつてロッテに１年だけ居て近鉄との１０・１９にも出場して余計なホームランを打ったりしたあのマドロックのバットです。ＭＬＢだと相当リスペクトされてる選手の１人なんだろうね。そんな選手があの頃の川崎球場で野球やらされたら成績も落ちるわな。室内の練習ケージを覗いた後、ダッグアウト、グラウンドへ。敷かれている人工芝は前にあったThree Rivers Stadiumのモノを流用してるらしい３塁側のPiratesダッグアウト。前日のゴミがそのまんま（笑）グラウンドに降りても球場全体がそれほど大きく感じない。収容人員４万人以下とＭＬＢの球場の中で最小規模だからね。でもこの球場で今年オールスターが行われるのよね。その頃はPittsburghの街全体が盛り上がるんだろうな。なにげにこれでPittsburghがホストになるのは５回目で、Cleveland Indiansと並んで最多なんだそう。チームが低迷してる中、地元でのオールスターにPiratesの選手は何人選ばれるのかな。なんとなくのんびりした雰囲気１時間ほどでツアーは終了。本当はこの後すぐ近所のAndy Warhol Museumに行こうと思ってたんだけど、月曜は休館とのこと。仕方ないので適当に散歩をすることにした。アルゲイニー川沿いをテクテク歩いてお隣のHeinz Fieldへ。ここは去年Super BowlチャンピオンになったPittsburgh Steelersの本拠地。さらにはUniversity of Pittsburghのフットボールチーム、Panthersもここを使ってるらしい。アメリカのカレッジスポーツは恵まれてるよね。PNC Parkの西隣にあるハインツフィールドそれじゃあUniversity of Pittsburghのキャンパスにも行ってみようってことで１５分ほどバスに乗る。ダウンタウンよりも大学の周辺の方が栄えてる感じ。しっかりと大学のＴシャツも購入。デッカイ校舎歩き疲れて腹が減ったのでSUBWAYへ。他のファーストフード店と違っていろいろと細かいオーダーをしなくちゃならないので面倒。６インチの奴で良かったのに、何も言わなかったら１２インチの奴が出てきて半分くらい残しちゃいました。ホテルに戻りタクシーで空港へ。日本から来てPNC Parkに行ったと話したら、運転手の食いつきが妙に良かった。彼も妙に野球に詳しくて、日本ハムファイターズの「日本ハム」ってどんな意味？とか聞かれたりして。鉛筆に羽を着けたような小さい飛行機でNewarkへ。初めて１Ａって席に座ったけど全く普通の席でした。NewarkからBaltimoreへの飛行機が３０分ほど遅れたあげく、滑走路に出てから更に待機。当初これから４０数番目の離陸で９０分待ちとか言われたんだけど、４０分ほどで出発。でもBaltimore着は夜１１時半近く。ホテルにチェックインして、SUBWAYで食べ切れなかったポテトチップスと自販機で買ったスニッカーズをルートビアで流し込んで夕飯。なんかひもじいっす・・・。

  2006.05.01

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  野球バカ１人旅　’０６　ふたたび　第２日　～ピッツバーグで花粉症悪化・・・～

  昨日暗くなってからホテルに到着したため、ＥＳＰＮでＮＢＡプレイオフを眺めながらルームサービスで頼んだPittsburgh'erとかいうハンバーガーを深夜に食べて就寝。今日の試合は昼過ぎに開始なので、ちょっと遅めに起きてPittsburghのダウンタウンをブラブラ。するとなぜか目がショボショボしてクシャミが止まらなくなった。人のあまり居ない日曜日のダウンタウンにおいらのクシャミが響き渡る。どうやら日本ではグズグズする程度だった花粉症が悪化した模様。この時期に海外脱出すると酷かった花粉症が治まることが多かったんだけど、どうやらPittsburghにはおいらと相性の悪い木々が生い茂っているようであります。だからって部屋でジッとしてるわけにも行かないので、インクラインというケーブルカーみたいな奴で丘の上に登ってダウンタウンのビル群や、これから訪れるPNC Parkを眺める。川と街が調和しててなかなか美しい。結構な急勾配ピッツバーグはそれほど大都会じゃないそんなこんなしてると開場時間を過ぎたので、丘から下ってテクテク徒歩で球場へ向かう。コンパクトな街だから移動が楽ね。アルゲイニー川に架かるRoberto Clemente Bridgeを越えた所に2001年にオープンしたPNC Parkがある。Roberto Clementeとは現役途中にニカラグア地震の救済に向かう途中飛行機事故で死を遂げたPiratesのスター選手。彼の大きな銅像が橋を越えたところにデーンと鎮座してます。みんなこの橋を渡って球場に向かう存在感たっぷり窓口でチケットを受け取ってプログラムを購入。チームストアで帽子を物色するも小さいのか大きいのかしかなくて断念。仕方ないので腹ごしらえってことで、レフト入口を入ってすぐの所の店でPitt Beaf Platterとやらをオーダー。薄切りの牛肉が挟まったサンドイッチ、コールスローサラダ、豆料理の盛り合わせでした。ちょっと味付けが濃すぎだったな。で、今日の座席はバックネット裏まずまずの席。でも＄２７とお得なお値段。この辺が地方球団の良い所であります。試合はPennsylvania州のライバルチームPhilliesとの対戦。このカードなにげにおいらが初めて1990年に見たMLBの試合と一緒。場所はPhilladelphiaの今は無きVeterans Stadiumだったけどね。当時のPiratesは強豪でBarry Bondsが１番を打ってたもんです。その試合ではエースのDoug Drabekが９回２死までノーヒットノーランをやってたんだけど、最後のバッターにヒット打たれちゃったんだよね。ダウンタウンのビル群も橋も見えて眺めバッチリって昔話はそのくらいにしてと。今日の試合はPhilliesがPat BurrellとJimmy Rollinsの主力によるホームラン等で得点を重ね、PiratesはJack Wilsonのホームランで一矢を報いたもののそれだけ。１－５で完敗でした。それほど本拠地が離れてないから、Philliesのファンも結構球場に来てましたな。試合後、球場正面にあるHonus Wagnerの銅像の写真を撮ってたら、側に居たおばあちゃんが、私は本物のWagnerと一緒に撮った写真を持ってるのよ。彼は良い男だったわあと声を掛けてきた。彼女の旦那さんもPiratesの選手だったんだって話だったけど、Wagnerって1890年代末から1910年代末に活躍した選手なんだよな。おばあちゃんひょっとして相当お歳？おばあちゃん何歳だったんだろう・・・いやあ、それにしても花粉症ですよ。ずーっとクシャミが止まらず試合観戦に集中できなかったっちゅうねん。本当はまた丘の上に登って夜景を見ようかと思ってたんだけど、ホテルに帰って夕飯も食わずに寝ちゃいましたとさ。うーむ、幸先悪いな。

  2006.04.30

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• 野球バカ１人旅　’０６　ふたたび　第１日　～いざ出発！！～

  ５月１、２日を休めば９連休になることを３月になってふと気付き（もっと前に気付けという話もあるが）、仕事も一段落するってことでゴールデンウィークに敢行した”野球バカ１人旅　’０６ふたたび”。今回のテーマは去年の留学中に行き切れなかったＭＬＢのボールパークに行くこと。現在本拠地として使われてる３０球場中、２０は制覇したので残りはあと１０。西からColorado、Texas、Kansas City、Detroit、Toronto、Pittsburgh、Washington DC、Baltimore、Tampa Bay、Miamiって感じ。一度にダダッと周るとなると東方面に絞った方が良いなということで、Pittsburgh、Washington DC、Baltimore、Yankee Stadium（秀さんは何度見ても良いですから）、Shea Stadium（１回行ったけど、まだ取材不足なので）、Tampa、Miamiを候補地として検討した結果、Pittsburgh→Baltimore→Washington DC→Tampaという渋い行程が出来上がりやした。本当は頑張ればMiamiも行けたんだけど、球場までの便が非常に悪そうなので断念。レンタカーすればなんてことも無いけど、もうトシだからある程度日程に余裕も無いと体がツライし。金曜の夜まで全く準備に取りかかってなかったため、会社から帰宅して大急ぎで荷造りして昼前に家を出発。ゴールデンウィーク初日ってことで空港の大混雑を予想してたんだけど意外とそうでもなかった。旅慣れてなさそうなおっちゃん、おばちゃんがデッカイ荷物を持って必死に右往左往してるのがいかにもゴールデンウィークって感じだったけど。うちの父さん、母さんがアメリカに来た時もあんなんだったんだろうな。ってことで拍子抜けするほどスムーズに飛行機までたどり着き、おいらの野球バカ一人旅がスタート。しかし機内食ってどこのもそうだけど、デルタ航空の奴は格別にマッズイっすな。

  2006.04.29

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  ういろうトリビア

  軟禁生活中ちょこっと小田原まで連れて行かれたんだけど、そこで新発見。お菓子の「ういろう」ってあるじゃない？あれっててっきり名古屋が発祥の地だと思ってたんだけど、小田原が元祖みたい。「外郎」と書いて「ういろう」と読む名字の方が経営している株式会社ういろうというお店があるんですよ。しかもこの店、本業は薬屋さんだったりするのよ。歌舞伎で「外郎売り」って演目があるじゃない？それがまさにこの外郎さんちのことを指してるらしい。で、このお店がまたすごいんだわ。ほらね。ちなみに小田原城はこちら。間違えないように注意注意！小田原に立ち寄った際は是非行ってみよう！

  2005.09.03

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• 結局準決勝へ

  結局昨日ホテルに戻ったのが遅かったし、名古屋まで行く気力が無くなったし、今日も甲子園に残留することに。３日連続で観戦するのは初めてっす。朝８時過ぎにホテルを出て、今日も昨日と同じく中央特別自由席へ。だいぶチケット売り場が混んでたけど、昨日座った席より一段上の屋根のある席が確保できた。第一試合は京都外大西対宇部商。試合前のシートノックを見るとチームの強さが大体分かるんだけど、宇部商は昨日も今日もイマイチ。内野がポロポロ球をこぼしてるんだよな。試合の方は京都外大西が宇部商の守りの乱れ（案の定・・・）もあって３点を先制。その間３回途中で京都外大西は先発北岡君から１年生の本田君にスイッチ。まだ点を取られてなかったし、ちょっと早過ぎな感じがしたんだけどな。対する宇部商は予選からレギュラー９人だけで戦って来たらしく、エースの好永君はだいぶお疲れモード。昨日の試合と比べても球のスピードが若干落ちてた。そんな好永君を助けるべく、宇部商打線は５，６回で５点を取って逆転。その後７回表に京都外大西が３点を取り逆転すると、宇部商は７，８回に１点ずつ取って再逆転とかなりのシーソーゲーム。そして試合を決めたのはやはり守備のミスだった。９回ノーアウト１，３塁で好永君がピッチャーゴロを取り、飛び出していた３塁走者を挟殺プレーで追い込んだんだけど、最終的にアウトに出来ず、しかも１塁走者を刺そうと好永君が悪送球をして逆転される。宇部商は９回裏にも１点を返したものの、１０－８で京都外大西が勝った。第２試合は駒大苫小牧対大阪桐蔭。連覇を目指す駒大苫小牧と昨日平田の３発で快勝した大阪桐蔭の注目の対決とあってスタンドは超満員に。大阪桐蔭のエース辻内君は連投の疲れのせいかストレートが走らず、立ち上がりは出ても１４０キロが精一杯な感じ。一方駒大苫小牧の先発田中君は１４０キロ超のストレートとフォークで押しまくるピッチング。ということで辻内君が２回に捕まる。集中打で一気に５失点。しかもどれもしっかりと捕らえられた当たりだった。対する田中君は５回までノーヒットピッチング。が、７、８回に辻内君の左中間へのホームランなどで同点に追い付かれて延長へ。２回以降立ち直り、三振の山を築いた辻内君だったが、１０回表に力尽きる。先頭の林君に２塁打、３番の辻君にライトへタイムリー２塁打を打たれる。５番岡山君のレフトへの当たりでホームを狙った辻君は好返球でアウトになったものの大阪桐蔭絶体絶命。１０回裏は１番からの攻撃で、１人出れば４番の平田君に回る展開。期待通り２番謝敷君がライト前ヒットで出塁し、２アウトで平田君が打席に。俄然盛り上がるスタンド。が、空振り三振。結局今日の平田君は５打数ノーヒットだった。試合結果は６－５で駒大苫小牧の勝利。連覇に王手をかけた。そんなわけで今年の甲子園は準々決勝、準決勝と３日で６試合を観戦したんだけど、感じたのはピッチャーの球が速くなってるなあってこと。昔だと１３０キロ超くらいで速球派とか言われていたと思うんだけど、今は普通に１４０キロ超の球を投げるピッチャーがゾロゾロ居る感じ。しかもその球を打たれちゃったりするから難しいよね。

  2005.08.19

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  甲子園は平田のためにあるのか！！

  さて、昨日に続いての夏の甲子園準々決勝第２日。今日は第１試合に優勝候補筆頭の大阪桐蔭が登場。エースは１５０キロを超えるストレートを持つ辻内君、そして４番は高校通算のホームラン数が清原を超える平田君とプロ注目の選手が投打の要。対戦相手は甲子園常連の東北高校と注目の一戦だったんだけど、この試合がすごいことになった。まず２回に平田君の第１打席。強引にすくい上げた打球は強い浜風に乗ってそのままレフトスタンド最前列に。そして４回の第２打席は低い弾道で左中間一番深い所へ。５回に辻内君が捕まり４－２と逆転されると、第３打席ライトオーバーの大飛球は浜風が無ければスタンドに入っていたであろうタイムリー２ベース。そして７回の第４打席ではランナーを１人置いてバックスクリーン右横に逆転弾と４打数４安打３本塁打５打点の独り舞台。まるで初代ファミスタのおちあいか燃えプロのホーナーかといった感じの当たればホームランといった状態。怪物平田が打席に立つ試合の方は６－４で大阪桐蔭が勝ち、エースの辻内君は１３奪三振の好投だったんだけど、そんなことは吹っ飛んでしまうほどの平田君の活躍だった。約２０年前の清原もこんな感じだったんだろうね。満員の甲子園で校歌を歌う大阪桐蔭の選手達第２試合は宇部商対日大三。この試合は両チームの左腕エースが好投して接戦に。８回裏に日大三が２点を取って３－２と逆転したんだけど、９回表に宇部商が３点を取り返して逆転勝利。関東勢が姿を消しちゃった。残念・・・。試合後はまたＵＳＣ時代のお友達と合流して神戸方面へ。有馬温泉の足湯でボーッとしてみたり、神戸の夜景を見てみたりしました。予定だと明日は愛知万博に行こうと思ってたんだけど、準決勝が気になるよなあ。どうしよっかなあ・・・。

  2005.08.18

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  ４年ぶり５回目の甲子園出場

  朝６時２０分東京発の新幹線で大阪へ。今年の夏休みはちょっと久しぶりに高校野球を観に甲子園に行くことにしたのだ。久しぶりって言っても今ソフトバンクに居る寺原が高３の時以来だから４年ぶりか。そもそもおいらが初めて甲子園まで高校野球を観に行ったのは大学４年の時の第７９回大会。平安高校の川口（元オリックス）が活躍して準優勝だったんだよな。まあその川口も活躍できずに去年引退しちゃったわけだが。それ以来おいらは通常１人でもフラッと日帰りで甲子園に行っちゃったりするんだけど、今年はアメリカでフロリダキャンプツアーにお付き合い頂いたＴ氏と一緒。ダラダラっとした感じの力の抜けた旅になること請け合い。新大阪の駅でＴ氏と合流し、いざ甲子園へ。久しぶりの甲子園はやっぱりかなーり暑かったっす。今日は準々決勝の第１日目。昔は準々決勝４試合を一日でやってたんだけど、最近は２日に分けてやるんだよね。相変わらず甲子園はあっつい！第１試合は京都外大西対樟南。京都外大西が５回に足でかき回して一挙７点を挙げて９－１で勝利。京都外大西は無失点の先発北岡君をあっさりと２回途中で諦めて１年生本田君をマウンドに。どうやら今大会はずっとそういう早めの継投でやってきたみたい。その本田君は尻上がりに調子を上げて、最終回に１４０キロ台の速球を投げてました。まだ１５歳なのにスゴイね。第２試合は鳴門工対昨年優勝の駒大苫小牧。駒大苫小牧の先発松橋君は１４５キロ近いストレートで立ち上がりから押して行ったんだけど、鳴門工打線は初回に２点を先制。１４０キロくらいのストレートでも簡単に弾き返されちゃうのね。バッティング練習も機械とか使って鍛えてるだろうからな。対する駒大苫小牧も先頭打者、昨年サイクルヒットを記録したキャプテンの林君がホームラン。なんだかプロの試合を観てるようなせめぎ合い。試合が動いたのは終盤。７回鳴門工が３点を挙げてリードを５点とすると、その裏駒大苫小牧は打者１１人を送る猛攻で６点を挙げ一気に逆転。先発の松橋君をリリーフした田中君はこれまた１４０キロを超えるストレートとフォークで三振１２を奪うナイスピッチングで、駒大苫小牧が７－６で逃げ切った。高いレベルのピッチャーが複数居るっていうのは強みだよねえ。ちなみに駒大苫小牧の応援は息が揃っていて楽しそうだったな。試合後はＵＳＣの時のお友達２人と合流して大阪観光。とりあえず通天閣と大阪城に連れて行ってもらったんだけど、大阪城でブラブラしている間ににわか雨が降って来てビショ濡れに。仕方無いのでホテルで体を乾かしてから夕飯。そんなに大きくないと思って注文したオムライスが巨大で苦しめられましたとさ。上に登ってビリケンさんにも会ってきたよんこの後大雨に見舞われました

  2005.08.17

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  ファイナル野球バカ旅行　～　Milwaukee編　～

  今日は昼前の便でMinneapolisからMilwaukeeへ移動。ちょっとのんびりと起きてホテルをチェックアウトし、Metrodomeをもう一度眺めて写真を撮ったりしつつ空港へ向かう。下の写真なんか後楽園駅から東京ドームを撮ったと言われて騙される人も居るんじゃないかと思うほどでしょ。後楽園駅より東京ドームを臨む（嘘）空港の待合室で日本人グループを数名発見。こんなマイナーな土地までYankeesを見に来る野球狂が他にも居るのかと思いきや、良く様子を見ていると日本放送協会の取材クルーの方々だったようです。どうやら彼らはYankeesの長期ロードをずっと追いかけている模様。お疲れさんです。Milwaukeeまでのフライトはほんの１時間ほど。そして空港からはシャトルバスでダウンタウン中心部のホテルへ。シャトルバスの運ちゃんはおぢいちゃんでかなりのおしゃべり好き。ダウンタウンまでの車中はパンフレットなんかを取り出したりして観光ガイドの如くMilwaukeeについて説明しまくり。そんなことをしてるうちにホテル到着。昨日のホテルと違って今日は安いチェーンホテルのBest Westernなのでものすごく部屋が狭い。ま、寝るだけだから問題はそんなにないんだけどさ。ホテルの目の前がMilwaukee一のGrand Avenue Mallというショッピングモールとのことだったので、昼飯を食いに出かける。これがMilwaukee一か・・・。ＬＡだとどこにでもあるような小さめのモールって感じ。あんまり人も入ってないし。とりあえず一番上にあるFood Courtへ向かう。米が無性に食べたかったため、中華のファーストフードPanda Expressへ。ほんとこの店助かります。その後は腹ごなしにお散歩。アメリカだとかなり北の方にあるから涼しいかなと思ってたのに、今日はものすごく蒸し暑い。とりあえず大通りのWisconsin AvenueをMichigan湖に向かい歩いてみる。途中立派なThe Pfister Hotelっていうホテルの前で手にボールとペンを持ったいかにも出待ちという感じの親子連れ発見。どうやらここにYankeesの選手達が宿泊しているみたい。とりあえず通過して湖方面へ。ちょっとだけヨーロッパっぽい風景Michigan湖は湖というより完全に海といったイメージ。少しの間湖面を眺めながら小休止してまたWisconsin Avenueを引き返す。さっきの出待ちスポットには一層多くの人だかりが出来ていた。ちょっと面白そうなのでおいらも待ってみることに。まあサインしてもらうための道具は何一つ持ってないんだけどさ。この先に日本があるのかあ・・・（嘘）本当に選手たちが来るのかねえと思いつつ待つこと１５分ほど。周りに居たおっさん達の目の色が急に変わってダッシュしたので着いていってみると、見覚えのある顔の背の高いお兄ちゃんが歩いてきた。なんか昨日目の前で守っていたような・・・。ｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━ｯ!!A-Rodだっ！！でも彼は取り巻くファンのサインくれ攻撃をあしらい、知り合いと談笑したりしつつ車に乗って行っちゃった。その後もGary Sheffieldが家族連れで現れたけどこれまた誰にもサインしてくれなかった。ちっ、だからYankeesはイヤなのさ。キャンプ地でもYankeesだけは厳重なフェンスがファンとの間にあったからね。その後Tom GordonとかCarl Pavanoとか王建民とかちらほら選手が出てきて、彼らを球場に連れて行くバスは出発。監督のJoe Torreは一番前の席で行儀悪く足を前に投げ出して座ってました。ってなわけでRandy Johnsonとか秀さんとかは先に球場入りしてしまっていたみたいで出会えずじまい。うーむ、残念。お行儀の悪いトーリ監督一度ホテルに帰って休憩をした後、ホテルのすぐ前の停留所から路線バスに乗り本日の球場Millar Parkへ。既にバスの中で日本人の若者２人組とおじさんを発見。インターリーグであんまりMilwaukeeにYankeesが来ることも少ないだろうから、地元の日本人はかなり試合を観に行くんだろうねえ。１０分ほど走ると周りに緑が増えて住宅地になる。すると森の中にドカンとドーム状の物体が出現。これがＭＬＢの球場では現在１つしかない扇型状に屋根が開閉するMillar Park。変わった構造だから屋根から雨漏りすることでも有名です（笑）。特徴のある外観のMillar Park扇型に開閉する屋根住宅地の中にあるとはいえ、周囲には広々とした駐車場があり、目の前にレストランと草野球場がセットになったような施設もあったりする。昨日のMetrodomeとは違った開放的な雰囲気が良い感じです。球場前にあるHank Aaron（彼も最初はMilwaukee Bravesだったからね）とかRobin YountとかＯＢの銅像を見ながら中に入る。やっぱり新しい球場だけあって通路も広々として移動がしやすい。それでいて効率性だけを追求しているわけではない構造は最近のＭＬＢの球場の流行りですな。今日の席はバックネット裏の結構良い席。試合開始までのんびりと球場の周りを歩き、地元のMillarビールを堪能して良い気持ち。そう、そして今日のYankeesの先発は剛腕Randy Johnsonなのですよ。彼のピッチングをバックネット裏から見られるとは、留学生活の最後を締めくくるにふさわしいっすね。ってことで試合開始。しかし今日のRandy、球は確かに速いんだけどいとも簡単にBrewers打線にヒットを許す苦しいピッチング。初回４人の打者と対戦してあっさりと２点を先制されると、３回にはJeff Cirilloに今季第２号、６回にはJunior Spiveyに今季第５号と長距離打者ではない選手にホームランを許して６回を７安打４失点。それでいて８奪三振と良いのか悪いのか良く分からない内容だった。力投するランディおぢさんインターリーグの試合なので珍しく打席に立つランディ。なにげに右打ちYankees打線の方は、４回にJason Giambiのタイムリーなどで３点を挙げて同点に追い付き、最終回１点リードされて２死２塁の場面で１番Derek Jeterがライト線に鋭いライナーを放ったものの、Geoff Jenkins(地味にＵＳＣ出身)の好捕に阻まれて秀さんの目の前でゲームセット。４－３でYankeesは惜敗。と、いうことで秀さんは４打席３打数ノーヒット１死球１三振と冴えない結果でした。今日は１、２番コンビだった同級生のジーターと松井ちなみに今日の席は隣りにものすごくおデブな夫婦が登場。おいらの隣りに朝青龍より確実に体重が重いであろうダンナが座ったため、異常な圧迫感を感じつつの観戦でした。連れていた赤ちゃんはかなーり可愛かったんだけど、将来肥満児になること請け合い。ああ、かわいそうに・・・。左にある私の足と比較していただくと、おっさんの大きさが分かるかと試合終了後はまた路線バスに乗ってダウンタウン中心部のホテル前へ。明日の朝はかなり早い出発なのでとっととベッドに入り就寝しましたとさ。それではお休みなさーい。

  2005.06.07

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  ファイナル野球バカ旅行　～　Minneapolis編　～

  イマイチ気が乗らずにほったらかしになってました。現在は東京砂漠で至って地味に暮らしております。やっと日記を更新する気になって来たので、帰国までの日々についてもうちょっと書き綴ってみたいと思います。えーっと確かYankeesを追ってMinneapolisに旅立とうとしてるところだったんだよな・・・。☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆夜１２時ちょっと前発の飛行機ということで１０時過ぎにＬＡＸに到着。さすがにこの時間だと出発ゲートはそれほど混んでない。閉店間際のコーヒースタンド（スタバではない）でチャイティラテを購入し、出発までゲート前でダラダラ待つ。Minneapolisまでの飛行時間は実質３時間半くらい。ウトウトしたところでドリンクサービスが来て起こされたりあんまり睡眠をとることができないまま到着。時差があるので朝５時半過ぎ。朝早過ぎてホテルのチェックインもできそうにないし、Minneapolisで行きたい場所が球場以外にあるわけでもないので空港の待合室で仮眠する。これが意外と気持ち良くて荷物を抱えたまましっかり熟睡。気が付くと朝９時前になってた。そろそろ動き出すかってな感じでダウンタウンへ向かう。タクシーかシャトルを使わないとならないかと思っていたら、２００４年からライトレール１本でダウンタウンにアクセスできるようになってた。途中今日行く予定のMetrodomeの目の前を通過。やっぱり東京ドームそっくりだ。ひとまずホテルに向かうと、部屋が空いているようでチェックインできた。今回は全く知らない街ということで、ちょっと高かったけどネットで球場の近くのGrand Hotelっていうホテルを取っておいたんだけど、部屋に入ってみてビックリ。ベッドは昔の貴族の部屋にあるような周りに柱が立ってるような奴で、風呂にはテレビが付いてるのだ。迷わずダイブしたくなる豪華なベッドそして風呂にはテレビがっ！せっかくのフカフカのベッドってことで、野球の試合が始まるまでちょっと寝ることにする。やっぱり良いベッドだとグッスリ寝られるね。で、出発前にはゆっくり風呂に浸かる。ラベンダーの香りのバスソルトが置いてあったので入れてみたりして。もちろんテレビは点けてテニスのフレンチオープン男子決勝を見ながらのんびり。うむ。最高のひととき。サッパリしたところで今回の旅の目的である野球観戦へ。ホテルからMetrodomeは徒歩で１５分ほど。既にいかにも球場に行くって感じの人々がゾロゾロと歩いているので着いていく。入場していつものように内野の上の方の席に行って写真撮影。屋根だけじゃなくて座席の色合いや通路の狭さなんかも東京ドームに似てるのね。外見が東京ドーム似なら・・・中も東京ドーム似なのね試合開始までちょっと時間があったのでミニヘルメット入りのアイスクリームを捜索。確かにアイスクリーム屋さんは１階席と２階席のそれぞれにあるんだけど、どうも地元チームTwinsの奴が売っていない雰囲気。列に並んでTwinsの奴ちょうだいって店員に聞いてみたら、BrewersとGiantsの奴しかないとのこと。前にSan Franciscoで見つけられなかったのでGiantsの奴を購入。なんとなく釈然としないけど・・・。その後Twinsのグッズを購入すべくチームストアへ。と行きたいところだったんだけど、インフォメーションのおっさんに聞いたら球場内にちゃんとした店舗は無く、出店みたいなのだけとのこと。おいおい、変な球場だなあ。仕方無く出店で帽子のみ購入。そろそろ試合開始ってことで座席へ。今日の席は３塁ベンチ上の内野席。到着してみると、おいらの席は３０人くらいが横に並んでいる列の１９番。すでに両脇にはたくさんのお客さんが座っている。一度入ってまた出るのは非常に困難と思われるので先に食料購入を済ませることにする。しかしこんなに横に長い列はＭＬＢの球場で初めてだぞ。かなーり移動に不便なんですけど。で、店に行くと長蛇の列。通路が狭いので人がいっぱいで普通に歩くのも困難なくらい。どうやらみんなおいらと同じことを考えているようで。並んでいる間に試合は開始され、早速Yankeesが２番Robinson Canoのホームランで先制（通路にあるモニターで確認）。秀さんの第１打席も見られずじまい。ちっくしょー、この球場嫌いじゃ。ようやくホットドッグ等を購入して席に座る。場所的にはそこそこ良い感じ。この球場、内野の１階席もかなり急勾配なため、ちょっと上の方でもかなりグラウンドが近く感じられる。ファンのことを考えてそういう構造にしたのか、敷地が狭くて仕方無くなのかは良く分からないけど。でもＮＦＬの本拠地でもあるということで、座席はあんまりホームを向いていない。３塁側の席だと右中間辺りを向いているので体をちょっと右にひねらないとバッテリー周辺を良く見られない。その他ＮＦＬの試合の時に増設されるであろう座席が剥き出しで外野フェンスの向こう側にあったり、観客数調整のため（？）外野２階席に幕が張られてたり、選手のベンチがかなり簡素な造りだったり、今まで訪れたＭＬＢの球場の中では最低ランクだと思われます。試合途中に新球場設立署名用紙が回ってきたんだけど、それも良く分かるってもんだわい。せっかくTwinsは強くて良いチームなのに、これじゃあファンも来ないよなあ。あ、そうそう、おいら日本の球場だと東京ドームは閉鎖的な感じがして嫌いなんだけど、やっぱり本家の方もイマイチだったのね。フェンスの向こうが物置のよう外野２階席には幕が張られてるベンチはかなり簡素試合の方は、Yankeesが初回、２回と１点ずつを取り、先発Kevin Brownおじさんが５回までそこそこのピッチングをして無失点に抑えてたんだけど、６回１死後Torii Hunterにデッドボールを当ててから突如乱れる。その後３安打２四死球（敬遠含む）で３点取られて逆転されたところでピッチャー交代。でも流れを変えることはできずにこの回一気に５点を失う。途中後ろに座ってたYankeesファンの子供が、Twinsファンの大歓声に耳を塞いで半ベソになってたのがちょっと可愛かった。勢いに乗った地元Twinsは８回にもYankeesの中継ぎ陣を打ち込んで４点を追加。結局９－３で勝利を収めた。Twinsで最後に投げたピッチャーはベテラン左腕で今年４２歳になったTerry Mulholland。おいらが高校１年の夏休み（１６年前ですか・・・）Philladelphiaにホームステイした時、彼はPhilliesに居てノーヒットノーランを達成したんだよね。んでもって次の年のNational League制覇に貢献したみたいな。まだ現役だったんだ。すごいね。ベテラン左腕の背中ちなみに我らが秀さんは相変わらずイマイチ不調の波から脱していない様子。一応試合の大勢が決まった８回にライト前タイムリーを放ったものの焼け石に水でしたね。この日は１本タイムリーを打った秀さん試合終了後通路はやはり大混雑。外への出口では東京ドームと同じく気圧の関係でものすごい風で押される。これだけはちょっと好き。が、外に出ると結構な雨。ＬＡじゃ最近本格的な雨なんか降ってないからなあ。傘なんて当然持ってきていないので濡れながらホテルまで帰る。ビショビショになってしまったので着替えて夕飯まで仮眠。目が覚めると夜８時前。雨は止んでいてまだ結構に明るいんだけど、外を見ると車や人影はかなりまばら。ホテルの周辺は役所なんかが建ち並ぶ辺りで、休日だったから仕方無いのかな。とはいえ飯を食わないわけには行かないので外に出る。知らない店に入ってハズレだとイヤなので、チェーン店系の店を探す。地球の歩き方でHard Rock Cafeが近くにあることを見つけたので迷わずGO。無難にチーズバーガーとギネスを腹の中に入れる。店を出ると隣りにスタバがあったのでミントモカチップ（まだ日本には無いメニューなはず）を購入し飲みながらホテルまで戻る。明日はMilwaukeeに移動してナイター。まるでYankeesに帯同する感じね。すぐ近くだからそれほど朝が早く無いのが救いですな。ミネアポリスに夜が訪れる

  2005.06.06

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  帰国間際でも弾丸ツアー　～　San Francisco編　～

  結局ベッドの上でゴロゴロして寝付けないまま朝が近付く。とりあえずＮＢＡプレイオフの再放送をボーッと見たりして。周囲の部屋から奇声が聞こえたりして一層寝られない。枕元にある時計で４時過ぎになったのでとりあえずシャワーを浴びるかと思って起き上がり、自分の時計を見たところまだ３時過ぎ。どうやら目覚ましをかけた時に間違って１時間進めてしまったみたい。まだ起床まで相当時間があるけど、目が覚めちゃったから仕方無くシャワーを浴びる。少し仮眠をした後、６時過ぎにチェックアウトをして空港へ。まだ朝早いのに既にかなり暑い。さすが砂漠だな。Phoenix-San Francisco間も距離は短くほんの２時間ほどのフライト。後ろの列に九州へ帰るらしき日本人親子が座ったんだけど、このバカ息子がイスに付いてる机をガタガタ揺らして相当ウザイ。せっかく眠りに落ちたってところでドカンと来るもんだから思いっきり睨んでやったんだけど、バカ息子はボケーッとこっちを見ただけだった。San Franciscoに到着すると、日本への乗り継ぎについて機内アナウンスがあったりして、もうこのまま荷物なんかほっぽらかして日本に帰りたいという衝動に駆られた。思えば今回の留学で最初にアメリカに入ったのはこの空港だったんだよな。あれから２年も経つのか、早いもんだ。空港から外に出るとPhoenixと違って相当涼しかったので上着を羽織る。試合中は暖かいと良いんだが。デーゲームの開始までそれほど時間も無かったので球場まで直行することにした。BART-Muni Metroと鉄道を乗り継いで３０分強でSBC Park前まで到着。San Franciscoは公共交通機関が発達していて便利ねえ。２年前にここに来た時はまだPacific Bell Parkって名前だったなあなんて思ったりしながら球場横にあるチームストアに入って帽子、プログラム、Tシャツを購入。引越直前で荷物を増やしたくないところなんだけど仕方無いね。外の通路にはボンズの７００号ＨＲを記念したプレートが埋め込まれてる入口の表示もきっちり"SBC PARK"に前回訪問時は撮らなかった内野スタンド上からの眺め。サンフランシスコ湾がキレイプログラムを見ると、Giantsのメンバーの高齢化が激しいことが良く分かる。Barry Bondsを筆頭においらより年上の選手ばかりがレギュラーを張ってるのよね。平均年齢は３５を超えてるんじゃないだろうか。普通スポーツ選手としては峠を越えた年齢だよなあ。球場に入って通路をグルッと回りながらお決まりのヘルメット入りのアイス捜索。が、見つからず・・・。さすがに夏にカリフォルニアの球場に行ったら売ってると思ったんだが。最近行った球場でのアイス発見確率がだいぶ下がってるなあ。通路にはケーブルカーが置いてあったりする仕方無く中華のファーストフードPanda Expressで牛肉とブロッコリーを乗っけた炒飯を購入して座席へ。帰国目前にして１日米を食わないと禁断症状が出るようになってきちった。今日は１階席の上にあるクラブシートって所で、係員に頼むと食べ物を持って来てくれる。最近こういった席に座ることが多いような気がするな。結局また注文しなかったけど。本日のお席からの眺めで、まだ腹が減っていたのでクラムチャウダーを追加購入。一応San Franciscoだからね。そんなことをしてるうちに試合開始。今日の先発はGiantsがエースのJason Schmidt、PadresがAdam Eaton。１点を先制されたGiantsがJason Ellison（最近のＭＬＢの選手ってJasonが多すぎ。日本で言うと大輔って感じかな？）の先頭打者ＨＲで追い付くが、地区首位を走る好調Padresはすぐに追い付く。その後Padresが３、４回で２点を取ると、Giantsが４回に２点取り返し、５回にPadresがKhalil GreeneのＨＲ等で３点を取ったら、Giantsが７回に３点を取り返すという追いつ追われつの展開。しかし土壇場の９回にPadresが３点を取って突き放し、最後はCloserのTravor Hoffmanが締めて９－６で勝利。Padresはレギュラー数名がスタメンで出てなかったけど、最近の好調な勢いで勝った感じ。大塚がセットアップで出て来なかったのはなんか調子が悪かったのかしら？pony氏もこの試合に来てるってことだったのでちょこっと会おうとしたんだけど、携帯を持っていない彼と連絡が取れず。試合後少々球場前で連絡を待ってみたけど、飛行機の時間まであんまり時間も無いので空港に向かう。後で電話してみたら、おいらの電話番号を書いた紙を持って来るのを忘れて電話出来なかったとのこと。いい加減携帯持とうぜ。帰りの便はOaklandから。こっちの方がSan Franciscoからより安かったのよね。SBC Parkからだとどちらも同じくらいの距離だし。BARTでColiseum／Oakland Airport駅（A'sの本拠地のある駅ね）まで行き、Air BARTっていうバスでほんの３０分ほど。空港のベンチで村上龍の「悪魔のパス　天使のゴール」を読み終えた。サッカーの試合の描写がおいらにはちょっと退屈だったな。１０時半くらいに帰宅。明日辺りから本格的に引越臨戦態勢に入らないとマズイ。車の売却もなんとかしなくちゃならないし。ああ、憂鬱・・・。

  2005.05.30

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  帰国間際でも弾丸ツアー　～　Phoenix編　～

  帰国準備に本腰を入れなくちゃならないはずなんだけど、あそこに行っておけば良かったなあなんて日本に帰ってから後悔するのはイヤなもんで、土日を使ってまたもや野球観戦弾丸ツアーを決行。今回はどちらも一度行ったことのあるPhoenixとSan Franciscoの２球場を１泊で回るという日程。Phoenixがナイター、San Franciscoがデーゲームのため非常に効率良く回れる。通常の弾丸ツアーだと、ＬＡ発が早朝なことが多いんだけど今日は昼過ぎにゆったり出発。前にOaklandに行った時と同じくマイナーな短距離路線なのでLAXのターミナルはものすごく端っこで閑散としたターミナル８。今週末は月曜がMemorial Dayで３連休なのに、このターミナルは全然空いてた。スタバでWhite Chocolate Mochaを頼んで受け取ろうとしたら、上手くカップを掴むことができず白い洪水発生。幸先わるっ。しかも初めて注文したこのドリンクかなり甘っ。のど痛っ。Phoenixまではほんの１時間半ほどのフライト。ウトウトしてたらあっと言う間に到着。一応ネットの天気予報で最高気温が華氏で９０度を越えてたので暑いだろうなと思ってたんだけど、飛行機の外に出たら暑いのなんのって。さすが砂漠の真ん中にあるだけあるね。結構風が吹いてるんだけど、ちっとも涼しくなくてヒーターの前に立っているような熱風なのさ。ターミナルの外に出てバスでホテルまで行こうと思ったんだけど、本数が少なそうでくそ暑い中待ってるのに耐えられそうもないので、タクシーを使っちゃった。ホテルまではほんの１０分ほど。で、タクシーの運ちゃんに「何しに来たの？野球観に来た？」と質問された。大正解。全く野球を感じさせるような格好はしてなかったはずなんだけど、球場の近くのホテルだし、男１人だし、すぐに分かっちゃうのかな。チェックインしてしばし休憩。ガンガンに冷房の効いた部屋でＥＳＰＮの大学女子ソフトボールの試合を観戦。前も弾丸ツアーの時にAtlantaで見たのかな？これが結構面白いのだよ。試合開始１時間半前くらいになったので球場へ向けて出発。距離的には５００メートルも無いはずなので徒歩。外に出るともう夕方５時半を過ぎてるのに全然暑い。というか外をあんまり人が歩いてない。冷えてる水を飲みながら歩いてたんだけど、球場に着く頃にはぬるま湯になってましたとさ。球場周辺に着くとさすがに人がたくさん出現。見た感じ対戦相手のDodgersファンがかなり多い。そういえばホテルでもDodgersのＴシャツを着てる人々を見かけたし、おいらと同様ＬＡからわざわざ来るおバカな人も結構居るのかしら。Arizona Diamondbacksの本拠地Bank One Ballpark（通称BOB）は開閉式の屋根を持つ球場で、外から見ると体育館みたい。なんで雨が降りそうもないArizonaで屋根が付いてるのかっていうと、野外だと暑すぎるから。屋根を閉じて冷房をかけた中で試合が行われるってわけ。おいらも到着後とっとと球場内に入って涼みました。体育館のようなＢＯＢの外観暑いから球場内にプールがあったりしてちなみにこの球場には１年前に友人の家に遊びに行った際立ち寄ったんだけど、試合はやっておらず、仕方無く球場内のレストラン（レフトスタンド上にあって球場内が見渡せる）で昼食を食べただけだったのよね。路駐してたら食事後にチケットをしっかり切られてたというオマケ付きだったので良く覚えてますわい。内野の一番上から見るとこんな感じすぐ上には鉄骨でゴツゴツした屋根で、昼飯を食ってなかったため早速売店を物色。ボリュームのあるものが欲しいなあと思ってたら、各ＭＬＢチームの名前を付けたメニューのある店でDodgersがハラペーニョ入りのチーズバーガーだったのでそいつを頼み、ビールを飲みながらがっつく。そして食後はいつもどおりヘルメット型容器に入ってるアイスでしょ！ってことで捜索。チームストアで容器だけ売ってたので、どこかにあるだろと探してたらホームベース裏辺りですぐに発見。Diamondbacksだけじゃなくて、なぜかDodgersやPadresのも売ってた。今日の席は２階席でバルコニーみたいになってる所。係の人に頼むと食べ物などを裏で買って持って来てくれるらしい。結局小心者なんで頼まなかったけどさ。食べ物を買ったりトイレに行ったり出たり入ったりしてるうちに試合開始。気が付くと屋根が開いてた。もう十分に冷やしたってことなのかな。気が付いたら屋根が開いてた今日の先発投手はD'backsが去年はYankeesに居たJavier Vazquez、Dodgersが２Ａから昇格してメジャー初先発の左腕Derek Thompsonと明らかにD'backs有利な感じ。で、案の定このThompson君は初回、２回と四球で歩かせたランナーを返される。しかしそれ以降は立ち直り、５回２安打２失点と先発としての仕事はなんとか果たした。すると６回にDodgers打線が珍しく爆発。J.D. Drewの２ランＨＲなどで一気に３点を取って逆転した。こうなると自慢のリリーフ陣で逃げ切りじゃいと思ってたら、７回裏にDuaner SanchezがピッチャーのVazquezにホームランを打たれて同点に。あちゃー・・・。で、気が付くとまた屋根が閉まってたりして。８回はYhency Brazobanが３人でピシャリと締めたんだけど、９回、Giovanni Carraraが先頭の今シーズン好調な大男Tony Clarkにセンターに大きな当たりの２ベースを打たれ、Shawn Greenを敬遠すると、続くLuis Terreroのバント処理をセカンドのJeff Kentが焦り満塁に。ここで７回くらいに２杯目のビール購入に席を外してる間になぜかおいらの席を占拠していたうすらハゲ２人組の片割れが、"Yeah!"とか言いながらハイタッチを求めてきたので当然無視。だがもうどうしようも無くなった感じのCarraraは、控えキャッチャーのKelly Stinnettに四球を与え押し出しでサヨナラ。あーあ、ダメじゃん。ホテルまで戻りベットの上でＥＳＰＮを見ながらダラダラ。さて寝ようかと思ったら帰国準備のことが気になって寝付けない・・・。段ボール箱に書いてあるクロネコに見つめられっぱなしの部屋から脱出して、気分転換のために弾丸ツアーを決行したのにこれじゃ意味ないぞ。やれやれ・・・。

  2005.05.29

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  懲りずに弾丸ツアー　～　Seattle編　～

  一度オールスターゲームを観に行ったことがあったので、もう行かないと思っていたSeattle。だけど先月末に友人達がＬＡから車で西海岸を縦断するという計画を聞き、その中に「ヤンキース対マリナーズ」という文字を発見したおいらは、急に行きたい衝動に駆られたのでした。ちょっと前の感覚だとチケット入手が相当大変なのかなと思ったんだけど、Marinersの公式ＨＰでBest Availableを選択したらネット裏２０列目という有り得ない席がヒットした。もち速攻購入したのでした。まあ帰国間際くらいはミーハーに行きましょうよと。昼１２時半からのスタジアムツアーに参加するため、余裕を持ってSeattle到着９時半の飛行機。ってことでＬＡは６時５０分発。で逆算して５時過ぎに家を出発。ねみい・・・。飛行機の隣の席は中国人と思われるちっちゃいおばちゃんが座った。彼女は席に座るなりクチャクチャ音を立てながら必死にトウモロコシをかじりだした。食べるのは良いとしてもその音をどうにかしてくれないか。無言でトウモロコシをかじり、たまにキョロキョロ周りを見回す仕草はサルそのものだった。その後彼女はキョロキョロこちらの様子を伺いながら、飲みおわった後のコップを無言でおいらのテーブルにササッと置いてトイレに行った。"Excuse me."くらい言うなり、身振り手振りでお願いするなりしたらどうなんだ、図々しいなあ。あまりに唖然として何にも言えなかったじゃないか。そんなわけでイライラしながら２時間半ほどでSeattle到着。ダウンタウンまではバスで３０分ほど。中心部では地下のトンネル内を走るため渋滞に合うことはないのだ。一応Pioneer Squareという中心部の駅で降りて外に出てみるが、朝だからか人があんまり居なくて寂しい感じ。朝飯を食ってなかったので、ファーストフード店が無いかウロウロしてみたけど見当たらないし。仕方無いので上からSeattleの街を見下ろしてみようということで、Seattle一高い７６階建てのBank of America Towerへ。ここもCincinnatiと同じで展望台の存在があまり目立たず、普通に仕事してる人と一緒のエレベーターで上に上がる形式。７３階の入口で入場料を払い展望台へ。天気はどんよりしていたけど、海、山、街がすべて見えてなかなか良い眺め。厚い雲が掛かっていてMt. Rainierが全く拝めなかったは残念だったけど。手前にあるのはＮＦＬシーホークスの本拠地QWEST FIELDビルの地下にフードコートがあったので軽く腹ごしらえ。港町ってことでクラムチャウダーを食べてみた。まあ味は普通だったな。スタジアムツアーの開始時間までちょっと時間があったので、Seattleっ子を気取ってスタバのチャイティラテを飲みながら徒歩でイチロー師匠の住処Safeco Fieldへ向かう。球場に到着し、スタジアムツアーのスタート地点チームストアへ。中に入ると予想通り日本人が多い。ＬＡの日系スーパーに来たみたいな感じ。とりあえずYearbookとProgramを購入してツアー開始を待つ。試合開始まで時間があまり無いってことで、最初にグラウンドに降りてダッグアウトへ。小雨が降っていたから屋根が閉まっていて若干薄暗い。その後年間シートを持っている人しか入れないクラブや、記者会見場、スイートルーム（殿堂入りプレーヤーの名前がそれぞれの部屋に付いており、Sadaharu Ohって部屋もあった）、プレスボックスなどを回って１時間ちょっとでツアー終了。ホーム裏よりバックスクリーンを臨むイチロー師匠も座っているベンチ記者会見場ガイドのおじさんの出すクイズにおいらは即答してみたり、逆におじさんに質問してみたり、アメリカで過ごした２年間で少しは積極的になったのかしら。まあ、ツアー参加者にかなり日本人が居て、みんなおとなしかったから出来たことなのかもしれないが。質問の成果としては、球場の屋根を一度開けるのにかかる費用はほんの＄５０ほど（おいらのリスニングが正しければ）らしい。意外と安いよね、これ。ツアーを終えて試合開始までだいぶ時間があるので、もう一度ダウンタウンへ戻ることに。ちょうど車で西海岸を北上中の友人達もそろそろSeattle入りしているだろうということで連絡。案の定Pike Place Marketで昼食中とのことだったのでとりあえずそっち方面へ急ぐ。結局スタバ一号店で合流に成功。Pioneer SquareのUnderground Tourに参加しようとしたんだけど、ちょうど３時のツアーが始まったばかりで、次は５時開始とのこと。仕方無いのでそれまでの間に今夜の宿探し。ヤンキース戦があるためかあんまり部屋が空いてないようで、最初に行ったBest Westernでは$119とか言われて断念。隣のTravelodgeに落ち着いた。縦断ツアー部隊はその後５時からのUndergraound Tourへ。おいらは参加すると練習が見られなくなっちゃうので別行動で一足先に球場へ。まともに昼飯を食ってなかったから、入場後とっとと腹ごしらえ開始。Safeco Fieldといえば「イチロール」でしょってことで、前に訪れた時に「マリナーズし」のあったレフトスタンド裏へ。が、見つからない。閉店しちゃったのかしら？結局ホーム裏の通路に地味に名前を変えて営業している店を発見。さすがに「大魔神ロール」はもう無く、そのかわりに「イチロールコンボ」といって巻き寿司と握り寿司のセットがあった。結構腹が減っていたため、$14とかなーりお高いけどこいつにチャレンジ。あんましおいしくないけどイチロールコンボ巻き寿司のカリフォルニアロールとスパイシーツナロールはまずまずだったけど、握り寿司は米がだいぶパサついていてイマイチ。まあ話のネタにはなるからヨシとするか。それにしてもこの球場は日本語での表示がものすごく多い。入口には持ち込み禁止荷物の説明が日本語で書いてあったし、トイレには「手洗所」とわざわざ書いてある。買ったProgramにも日本語での案内ページがあった。そういえば空港内を走るトラムの車内放送も英語と日本語だったな。おそるべしイチロー効果ってことなんだろうか。ＭＬＢやアメリカの雰囲気に浸りたい人にとってはちょっと邪魔かも知れないけど。寿司の後にビールとポテトを食べ、ヘルメット入りのアイスも発見したので試合前に全部平らげ腹一杯。かなり苦しい状態。ビールを買っている時、通りかかったお兄ちゃんが店のおばちゃんに「今日のYankeesの先発は誰？」と聞いてたので、「Pavanoじゃない？」と答えてあげたら、「Randy Johnsonじゃないんだ・・・。」とかなり寂しそうだった。おいらだって彼のSeattle凱旋登板を見てみたかったけどね。Yankees戦だから満員になるかと思ってたんだけど、３階席なんかはかなり空席が目立つ。一時期と違ってMariners自体あんまり強くないし、イチローブームもちょっと冷めてきちゃったってことなのかな。で、打席に立つ秀さんの写真を撮ろうとして気付いたんだけど、今日の席は審判が邪魔して左打者はうまく撮れないのでした。ああ、残念。秀さんが見づらい・・・。試合は９連勝中のYankeesが勢いをそのままに先制。秀さんは第１打席に１，２塁間を抜けるヒットを放ち、先制のホームを踏んだ。練習の時から結構鋭い打球を飛ばしてたし、一時期の絶不調は脱したのではないかと。４，５，６回に着々と点を重ねるYankeesに対し、MarinersはYankees先発のCarl Pavanoを打ちあぐねる。イチロー師匠も満足にバットを振らせてもらえない感じで、ちょこんとバットを合わせるような打撃に終始してこの日はノーヒット。ある意味珍しい。地元ってことでなんとなく余裕を感じさせるイチロー師匠そんな調子ではMarinersに勝ち目はなく、気が付いたら最終回。マウンドにはそのまま先発のPavano。若干へばり気味で２人ランナーを許したけど、５安打７奪三振の完封勝利。ＭＬＢではなかなか無いことだよね。これでYankeesは１０連勝。遂に悪の帝国復活と言ったところだろうか。出口で縦断ツアー部隊と合流してホテルに戻る。彼らは明日は長距離移動らしく、ちょこっとダベった後シャワーを浴びて１２時過ぎに就寝。おいらは昼の便でまたＬＡに戻る。いよいよ帰国が近付いてきた。まだいろいろ片付けなくちゃならないことがあるんだよな。まずは早く車の買い手を見つけないと・・・。

  2005.05.18

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• ＬＡへ無事帰還

  野球バカ小旅行を終えて今日はＬＡへ帰還する。朝６時過ぎに起きてMARTAで空港へ向かう。帰りは８時５分発の飛行機でPhoenixで乗り換え。ゲートの前で搭乗を待っていると、いかにもメキシカンといった感じのおっさんとおばさん、そしてその息子が登場。どうやらおっさんとおばさんがPhoenix経由でLas Vegasに行くみたいなんだけど、ちっとも英語が喋れない様子。スペイン語だけでもなんとかやっていけるから英語が身に付かないんだろうね。Phoenixまでの飛行機は全席革張りのシートで快適。そのため座った瞬間熟睡し、気が付いたら着陸してた感じ。あ、でも途中で前述の英語のできないおっさんがなんで食べ物が出ないんだとスチュワーデスのおばさんにスペイン語でまくし立ててたっぽい。乗り合わせたスペイン語の出来る人がいちいち通訳してあげてた。アメリカで生活するんなら英語は喋れた方が良いと思うんだけどねえ。PhoenixからＬＡはほんの１時間ほど。こちらの飛行機は古い感じで座り心地がだいぶ悪かった。まあそれでも熟睡してたんだけど。昼前に到着したら無性に日本食が食べたくなり、いつもゴルフの後に寄っている「茜茶屋」へ車で直行。ハンバーグを食べて満足満足。やっぱりおいらはＬＡじゃないと長期間は生活していけないみたいっす。今日は疲れたんで何もしないでお休みすることとします。さすがに明日は明後日にあるプレゼンの準備しないとマズイよな。

  2005.05.08

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  野球バカ駆け込み小旅行　～　Atlanta編　～

  プレゼン前に駆け込みで３球場を巡るこの旅行もあっと言う間にAtlantaを残すのみとなった。３日目なのでかなりお疲れモード。朝７時発の飛行機だったので５時頃に起きてホテルをチェックアウト。電車も動いてるみたいだったけど、本数が少ないだろうし、駅までの道の安全が不確かだしタクシーを使って空港まで行く。だいたい３０分弱だったかな。St. LouisからAtlantaまで直行するのではなく、一旦Detroitまで北上して飛行機を乗り継ぐ経路。直行すれば１時間半くらいで着きそうな距離なんだけど、St. Louis-Detroitを１時間半、Detroit-Atlantaを２時間かけて飛ぶ。DetroitがNorthwestのハブになってるみたいだから仕方無いんだけど、乗客にとっては時間の無駄遣いだよなあ。機内ではドリンクサービスもお構いなしに爆睡。着陸した時の衝撃で目が覚めるような状態でAtlantaに昼過ぎに到着。なんか空港に見覚えがあるなあと思ったら、去年の春FloridaにＭＬＢキャンプを観に行った時に乗り継いだ空港だったんだね。空港からダウンタウンの中心部まではMARTAという鉄道で１５分ほどで非常に便利。ホテルもFive Pointsという駅の目の前だった。駅を降りると街を歩く人々の黒人比率がだいぶ高い。別に何をされるってわけじゃないけど微妙に緊張。チェックインして部屋に行くと２部屋に分かれた構造の部屋で、入ったところにはソファとテレビが置いてあり、ベッドルームにもテレビが置いてあった。安い割に結構贅沢な造りだな。腹が減ったのでとりあえずすぐ側にあるUnderground Atlantaというショッピングモールに行ってみる。Food Courtをウロウロしてると、店の呼び込みのおじちゃんに声を掛けられ試食を勧められる。ＳＣと書いてあるうちの大学の帽子を被ってたんだけど、"South Carolina（AtlantaのあるGeorgiaのお隣の州）から来たのか？"なんて聞かれたりして。Southern Californiaですからっ！ちょうどお米が食べたかったところでジャンバラヤを売っていたため、その店で昼飯を購入。＄８ちょっとだったけど、なにげに旅行中最高額の飯。球場だとホットドックとかジャンクフードばっかだからね。やっぱり１日１回は米を食べないとやっていけないなあと実感。留学した場所がＬＡで良かった良かった。腹ごしらえの後は"World of Coca-Cola"というコカ・コーラ博物館みたいな場所へ。ここAtlantaはコカ・コーラ発祥の地だからね。ここもSt. Louisのボーリングの殿堂と同じく小学生軍団がウジャウジャ居た。展示品はそれほど大したものはなく、昔の広告なんかがいっぱいある感じ。日本で使われてたポスターなんかは時代を感じさせられてちょっと面白かった。「飲みましょう」って言われるとちょっと反発したくなるマーク・パンサーとはなちゃん。アトランタで自分のポスターが展示されてるとは知らないはず最後にコカ・コーラ社の飲み物の試飲コーナーがあり、小学生軍団大はしゃぎ。おいらは昼飯の時にコーラを飲んじゃってて腹一杯で、少しだけ頂いてギブアップ。世界各地で販売されてるちょっと変わった飲み物も試飲でき、スイカジュースを飲んでみたけど、確かにスイカの汁の味がした。出口前のお土産コーナーはコカ・コーラグッズが大充実。その道のコレクターにはたまらないだろうね。おいらも一応Ｔシャツとキーホルダーを購入。本当は球場に行ってスタジアムツアーにも参加したかったんだけど、球場までの足が試合開始１時間半前から走っているシャトルバス以外は徒歩２０分ってことで断念。一旦ホテルに帰ってシャワーを浴びて仮眠させて頂いた。で、５時半くらいに起きてシャトルバスで球場へ。結構早かったけどユニフォームを着た人々がそれなりに乗っていた。Turner Fieldは１９９６年アトランタ五輪のメイン会場だったスタジアムを改築して次の年にオープンした球場。ってことでセンター後方ちょっと遠くに当時の聖火台がそのまま残されてたりする。誰が最後の聖火ランナーだったんだっけ？モハメド・アリ？ひとまずチームストアで今年の新商品Alternate用キャップとProgramを購入し、おなじみの内野スタンド最上段へ。ここからだとダウンタウンが良く見えて眺めが良い。良い眺めじゃその後しばらく時間があったのでSt. Louisで敗れ去ったアイスクリーム捜索。が、ここもやっぱり無いのよ。アイスクリーム自体は売ってるんだけど、ミニヘルメットに入ってないのだ。Chicagoみたいにヘルメットだけチームストアに売ってるということも無かった。はあっ、２連敗・・・。仕方無いのでホットドッグとビールを購入してバックネット裏の席へ。今日の席もなかなか見やすくてよろしい。試合前に地元少年野球チームの子供たちが外野の芝生でティーバッティング。ものすごく小さくてかわいらしい。きっと彼らには一生の想い出になることでしょう。で、試合はホームのBravesがJohn Smoltz（今年抑えから先発に再転向）、ビジターのAstrosがRoy Oswalt（華奢な体つきの割りにエース格で日本人のお手本になりそう）となかなか良いマッチアップ。しかし立ち上がりは対照的で、Oswaltは初回にキャッチャーのJohnny Estradaに今季初ＨＲを打たれると、２回にも３点を取られて一挙６失点。一方のSmoltzは淡々と抑え、背中の張りを感じて降板した５回まで２安打１失点だった。かなり前からBravesで投げ続けてるベテランスモルツちなみにこの球場のスピードガンは若干インフレ気味な感じ。先発の両投手がガンガン９５マイル超の速球を投げてたんだけど、さすがにそれは無いでしょ。かつて野茂と新人王を争ったChipper JonesはBraves一筋でプレイし続けていておいらの好きな選手の１人。今日も３番サードでスタメン出場してたんだけど、彼はえらく早打ちで写真が撮りづらいったらありゃしない（全打席で２球目までに手を出してたはず）。早打ちチッパーSmoltz降板後AstrosもBravesの中継ぎ陣を攻めて点を返すものの、序盤の大量失点を跳ね返すまでには至らず９－４でBravesの勝利。３試合目で初めてホームチームが勝ったっす。帰りも来た時に利用したシャトルバスで駅まで戻り、数分歩いてホテルへ。明日帰る飛行機も朝８時発でなにげに早いんだよな。ＥＳＰＮで大学女子ソフトボールの試合をやっていたのでなんとなく観戦。左打者が走りながら打ったりして結構面白い。その後スポーツニュースを見ながらウトウトしてると２時過ぎに携帯が突然鳴った。びっくりして電話に出るとＬＡのお友達からだった。西海岸だとまだ１１時過ぎだから仕方無い。来週月曜日にちょっとした卒業パーティーをやるとのお誘いだった。いやあ、もう卒業かあ、早いなあ・・・。

  2005.05.07

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  野球バカ駆け込み小旅行　～　St. Louis編　～

  昨日の夜はホテルに帰った後たまたまテレビでDodgers対Nationalsの試合をやってたので見ながらウトウト。東海岸で試合が終わった頃に西海岸では試合が始まるという流れになっていて野球バカ的にはダブルヘッダーが可能なわけですわい。解説者が中村ノリの守備を絶賛してたっす。朝７時半にシャトルバスでホテルを出発。フリーウェイなのにものすごくゆっくり走る。これが田舎の速度なのだろうかなんて思ってるうちに空港に到着。St. Louisまではほんの１時間弱のフライト。時差が１時間あるので飛び立ったのとほとんど変わらない時間に到着するわけ。機内ではまたもや爆睡。着陸直前に目が覚めて外を眺める。急に機体がフラフラッとして、片方の窓の景色が緑、片方の窓の景色が青になったと思ったら急上昇。おいおい、着陸失敗してるじゃん。怖いなあ・・・。空港からダウンタウンまではMetro Linkという鉄道が走っており便利。球場のすぐ側にあるStadiumという駅で降り、ちょっと早かったけどホテルに向かいチェックイン。しばし休憩。まだ時間が早くStadium Tourに参加できそうだったので、昼前から外出。チケットオフィスで予約してあったチケットを受け取りつつTourについて尋ねると、球場から道路を隔てたBowling Fall of Fameへ行けとのこと。そう、なぜかボーリングの殿堂とCardinals博物館が一緒になってるのよね。受付でおじいちゃんからチケットを購入。殿堂とのコンビネーションチケットにするかと聞かれたが、ボーリングには特に興味が無いので遠慮しておく。開始まで４０分ちょっとあったので、歩いてすぐのGateway Archまで散歩してみることにする。Gateway Archは良く写真なんかでも出てくる２次曲線の上向きのグラフみたいなアーチ。アメリカ大陸の西部を開拓した人々の功績を称えて造られたものらしい。しかしSt. Louisから西を西部と呼ぶとなると相当広いよな。どーんとりあえず根元までブラブラ歩き、またボーリング殿堂へ戻る。社会科見学中の小学生軍団がウジャウジャ。万国共通で大層ウルサイ。予定の１２時半になっても始まる気配が無く、１５分くらい経ったところで係員のお姉ちゃんが登場。どうやら客はおいら１人らしい。あら、マンツーマンツアーになっちゃったのね。野球関係の話なのでお姉ちゃんの英語での説明も７、８割方理解可能。適当に質問もしたりしてツアーは進行。まだ試合前で一般客が入っていない球場内をブラブラと歩く。ＬＡから来たんだよってな話をしたら、今度Redondo Beachに居る友達の所に遊びに行くんだよみたいな世間話をしてみたり。このBusch Stadiumは今年限りで壊されて来年からは隣りに建設中の新しい球場がオープンすることになってるんだけど、お姉ちゃん曰く最後の公式戦の終わった次の日に即爆破され、新球場の建設が続行される（今の球場が邪魔で工事が出来ない部分があるらしい）とのこと。今年もワールドシリーズまで行っちゃったりすると工事の予定が相当ずれ込むってわけか。本当に来シーズン開幕に間に合うのかいなセンターバックスクリーン内にある食事付きの席、プレス用の席などに入った後にグラウンドに降りる。スタンドが高くてかなり圧倒される感じ。古代ローマのコロッセオってこんな感じなのかしら。Mark McGwireが当時のホームランシーズン記録を塗り替えたのもここだったよなあなんて思いながらしばし感慨に浸る。ホームベースすぐ後ろからの風景その後Cardinalsのダッグアウトにも入れてもらい（ここで報道陣らしきおじさんに１人だけのツアーかいとからかわれる）、チームストアの前にてツアー終了。所要時間は大体３０分ちょっとと言ったところだったかな。その後指入りチリスープで有名になったWendy'sで昼飯を食った後にもう一度Gateway Archへ行く。あの曲線の中をエレベーターみたいなのが通っていて頂点まで行けるらしいのだ。１人で行ったおいらはいかにもアメリカの大学生という感じの男４人組と一緒に観覧車みたいな乗り物に押し込められる。車内は相当狭く、小さなおいらでも首を前に倒してないと天井にぶつかる感じだった。閉所恐怖症の人はムリだな。アーチの頂点にはいくつも覗き穴が空けてある。Cincinnatiとは違って球場もバッチリ見えましたよ。５分くらいで見学時間は終了し狭い空間に押し込められて地上へ。しかし随分とデッカイものをつくったもんだよな。ビルとかと違って何の役にも立たないからね。現球場のすぐ右横で新球場が建設中ホテルに戻ってしばし仮眠。試合開始２時間弱になったので球場へ向かう。既にパラパラと観客は集まってた。入口の前でプログラムを購入。Yearbookも欲しかったんだけど、発売は６月からなんだとさ。入場後にとっとと球場の上から写真を撮ろうと思ったんだけど、上の方のスタンドは試合開始１時間前にならないと開放されないとのこと。なんて不便な・・・。仕方無いのでビールを購入して自分の席へ。すると今日のビジターチームPadresのエースJake Peavyが近くでサインをしてたのでジリジリと接近。ペンを取り出してお願いしようと思ったら"Have a nice day."とか言いながら歩いて行ってしまった。もうお前は応援しないぞ。その後上のスタンドへ行って写真を撮り、チームストアでAlternateの帽子（日曜に着用するらしい）とAlbert PujolsのＴシャツを購入。そして球場内の売店を巡ってミニヘルメットに入ったアイスクリームを探す。前にも書いたかも知れないけど、アイスは特に好きでもないんだけど、容器のヘルメットが欲しいのよ。最近行った球場では必ず買って集めてるのよね。が、結局どこにも見つからず。せっかくSt. Louisまで来たのに・・・。レフトスタンド後方にゲートウェイアーチがっかりしながらホットドッグとビールを購入。ここSt. LouisはBudweiserのお膝元ということもあってビールは基本的に24oz（700mlくらい？）の大きなサイズなのだ。試合前に２杯飲んじゃってすっかりおいらはおねむになってしまいましたとさ。試合はCardinalsがMatt Morris、PadresがBrian Lowrenceの先発。昨日のCardinalsは左投手対策の打線だったけど、今日はレギュラー陣が復帰。２番ライトにLarry Walker、４番センターにJim Edmondsが入り、田口君はベンチスタートでした。まあどちらもＭＬＢを代表する外野手だから致し方ないところ。Padresが２回ノーアウト１，２塁でエンドランをかけたところで４番のRamon Hernandezがファーストライナー。なんなくトリプルプレーを喰らった（生で見たのは初めてだったけど、あっさりし過ぎてて感動も薄かった）裏にCardinalsが先制。しかしPadresは４回表にBrian Gilesの３ランＨＲで逆転した。脈絡はないけどカージナルスの主砲プホルスしかしそこは地区トップを走り去年のリーグチャンピオン、Cardinalsは７回にMark Grudzielanek（なげえな、この名前）のＨＲと相手エラーで同点に追い付くと（実はこの辺り粘り強くアイスクリーム捜索で歩き回っていたためちゃんと見てないんだけど・・・）、盤石の中継ぎ陣を投入。が、これが完全に裏目。８、９回合わせて５点も取られてThe End。田口君は最終回の先頭で代打に出たけど、初球をひっかけてサードゴロ。ファーストまで全力疾走したけど間一髪アウトでした。結局試合は３－８でPadresの勝利。昨日今日とホームチームが連敗ですな。試合後はてくてくホテルまで５分ほど歩いて戻る。明日は何時発だったっけ？えっ、空港７時発？ちょっと早過ぎでしょ、それ・・・。

  2005.05.06

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  野球バカ駆け込み小旅行　～　Cincinnati編　～

  先週ふと思い立った野球バカ駆け込み小旅行。来週月曜に最後のプレゼンがあって全然準備はできてないんだけど、二度と行くことができない土地だろうから思い切って決行。行きたいと思って行かないと一生後悔しそうだからね。Cincinnati-St. Louis-Atlantaと１日ずつ試合を観戦する３泊４日の行程を組んだ。それほど観客動員力のある球場じゃなく、１人ということもあって正規ルートで全部バックネット裏の席が確保できたっす。初日の今日はＬＡＸ朝７時発の直行便でCincinnatiに午後２時過ぎに到着予定。東海岸の方に行くとなると時差のせいで３時間損をするから一日仕事になっちゃうのよね。５時半前に家を出発し、いつも使ってる駐車場に車を止めて空港へ。なにしろねみい・・・。機内では小説「人間の証明」の続きを読む。日本語放送でやっていたドラマをちょこっと見てたからあらすじは知ってたんだけど、最後の方は駆け足で話をまとめようとして忙しい感じ。ちょっと辻褄が合わないような所もあったしイマイチだった。小説を読み終えた後は爆睡。４時間ちょっとのフライトだったんだけど、あっと言う間に到着しちゃった。おいらが自分の大学のキャップを被ってたため、スチュワーデスのおばちゃんに、息子がＵＳＣに通ってるのよ～なんて話しかけられたりして。ダウンタウンにあるホテルまではシャトルバスを利用。何となく街全体の活気があんまり無い感じ。まあＬＡと比較するのが間違いか。ホテルで小休止した後に街に出てみる。一応高い所に登って見下ろしてみようってことで、Carew TowerというCincinnati一高いビルの展望台へ行くことにした。これが悲しいほど閑古鳥が鳴いてるのよね。こいつがカリュータワー普通にビル内のオフィスで働いてる人たちが使っているエレベーターで４５階まで上り、更に３人くらいで満員になるような小さなエレベーターで４８階まで上る。そこからは作業用って感じの階段で４９階の展望台（というか単なる屋上）へ。入口に一応窓口があり、暇そうなおばあちゃんが座ってる。＄２払って外に出るとなかなかの眺め。パラパラと先客も居た。上から眺めたCincinattiはかなり緑が多い。んでもってずっとフリーウェイを走る車のゴーって音が聞こえてた。というかそれ以外の音はちっとも聞こえなかった。で、上から球場が良く見えるだろうと思ってたんだけど、ちょうどそっちの方角に大きなビルがあって視界が遮られてやんの。残念・・・。おいそこっ、邪魔だよ！！他に行く所も無いのでちょっと早かったけどビルから降りて球場へ向かう。球場の脇にRedsの殿堂があることをチェックしてあったので見学。Redsってアメリカで最初のプロ野球チームなのよね。だから毎年開幕戦を一番初めにホームで開催してるのよ（日本とかよそで開幕戦をやる時は別みたいだけど）。入ってすぐにRedsの歴史を振り返るミニシアターがあったんだけど、観客はおいら１人。まあ平日の昼間にこんな早く球場に来る奴もそんなに居ないってことなんだろうな。じっくりと独占させていただきました。その他Pete Roseが通算最多安打を放った場所だとか、World Championのトロフィーだとかそれなりに見どころがあった。手前の花壇の中央盛り上がってる所が最多安打の落ちた場所らしい。ピート・ローズなだけにバラが植えてあります。１９９０年ワールドチャンピオンになった時に活躍した抑え３人衆、ナスティボーイズのユニフォーム。なつかすぃ。最後にRedsのチームストアにてホームの帽子、Year Book、Program、Ken Griffey Jr.のＴシャツを購入して球場に入る。去年オープンしたばかりのGreat American Ball Parkは前の球場（Riverfront StadiumからCinergy Fieldへと名前が変わった）があった所のすぐ隣、オハイオ川岸に建てられていてとてもキレイ。通路が広くて移動もしやすいし。内野スタンドの一番上に上って写真を撮り、とっとと夕飯のハンバーガーを購入。去年出来たばかりで入口もピカピカ外野スタンドの向こう側を流れるのがオハイオ川今日の席はネット裏のScout Seatsというセクションで、確かにスカウトが真後ろから球筋をチェックするのに最適な席だった。それに前の列の人が視界に入らないように座席が配列されていて素晴らしい。Dodger Stadiumの新しい座席を作った奴にも見習ってもらいたいもんだ。おいらは利用しなかったけど、係員に頼むと食べ物等を買って席まで持ってきてもらえるらしい。至れり尽くせりですな。地区トップを走るビジターのCardinalsの先発がMark Mulder、ホームのRedsの先発はBrandon Claussenと左腕対決。ということでCardinalsは２番センターで田口が先発出場だった。Redsの方も左腕対策でGriffeyがスタメン落ち。あらら・・・。昨年のナ・リーグチャンピオンCardinalsの強力打線は今日も好調。４回までに７点を挙げてClaussenをノックアウト。田口も４回に２点タイムリーを放ちました。地味だけど３割以上打ってるし、守備は手堅いし、貴重な戦力ですな。田口さんフルスイングの図Mulderは７回を３安打無失点。真っ正面からだとかなり手投げに見えたけど、コントロールは良かった。敗色濃厚となって少なかった観客が一層少なくなった所でやっと最終回にFelipe LopezとAdam Dunnがホームランを放ちRedsが一矢を報いるもそこまで。７－３でCardinalsが勝利した。マルダー対ケーシーの図おいらの前の列に座っていたのが太ったおっさん３人とおばちゃん１人の４人組。酔っぱらって何言ってるのか良く分からないヤジを飛ばすし、前の方で立ち上がってる人が居るとピーナッツの殻を投げて当てるしサイアク。そういうわがままな奴らだから自己管理もできないで太っちゃうんだろうと勝手に思料。最終回にDunnがホームランを打つ前、我々の目の前に高いファウルフライを打ち上げた。そいつを捕ろうとしたone of 太ったおっさんたちがボールに向かってダイブ。ボールは跳ね返って他の人が難なく捕ったんだけど、彼はなかなか起き上がらない。落とした携帯を拾おうとしてたら他の観客がボールだと思って取り合ってたらしい。自分の捨てたピーナッツの殻まみれになるおっさん。ま、バチが当たったんだろうな。天気予報だと最低気温が５度以下みたいだったんで厚着を用意してきたんだけど、今日はそこまで寒くならなかった。Eastern Time Zoneの中ではかなり西にあって試合終了した夜９時過ぎでもまだちょっと空が明るかったし、もうちょっと遅くなると寒くなるのかななどと考えつつホテルへ戻る。明日も朝７時半にホテル出発。早いなあ・・・。

  2005.05.05

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• 神戸ラーメンの恐怖

  Arizonaからの長距離ドライブで疲れたＳ氏とごいちはふとラーメンが食べたくなり、リトル東京のラーメン屋、大黒屋に向かった。この店は日本でもそれなりに人気の出そうな醤油豚骨のラーメンを出していて、カリッとした四角い餃子も美味なのだ。が、日曜だったため大黒屋の閉店は早く、夜８時に既に閉まっていた。Ｓ氏共々腹が大黒ラーメンモードになっていたのにガッカリ。仕方無く代替案を検討。同じ通りの並びに２件ラーメン屋があった。一つはMr. Ramenという店。一度大黒屋が混んでいた時に入ったことがあり、まあ可もなく不可もなくといった味だった。美味いって感じではなかったな。もう一つは牛の絵が看板に描いてある神戸ラーメンという店。こちらは結構最近にオープンしたようで入ったことがまだない。ってことで神戸ラーメンに初挑戦。確か友達があんまり美味くないとは言ってたけどな・・・。案の定これが大間違いだった・・・。神戸でラーメンなんて名物だったっけ？という疑問を抱くべきだった・・・。まず店に入ると店員がみんな日本人じゃない。注文を取りに来たお姉ちゃんも日本語は全く喋れなさそう。そういえばわずかに居るお客さんも日本人じゃないぞ。とりあえず無難に神戸ラーメンって奴（どうやら牛肉が入ってるから「神戸」なんだと思われる）と餃子を注文。作ってるのは普通の格好したその辺のお姉ちゃんって感じの人。本当に大丈夫か？で、神戸ラーメン登場。一口食べてみる。？？これラーメンか？パクチーとか浮かんでてむしろベトナムのフォーのようなスープ。牛肉の薄切り、タマネギ、紅しょうがなどちと普通のラーメン的ではない具が入ってたりして。それでいて麺だけはラーメンというミスマッチ。つうか普通にまぢい・・・。でも腹が減ってたため仕方無く食べる。ラーメンを食べ終わりそうになった頃餃子到着。形が日本の餃子と違って丸っこい。つうかメニューの写真と全然違うぞ（ちなみにメニューではなぜか餃子の横にちょこんとワサビが置いてあった）。日本では餃子に付き物のラー油と酢が備え付けてないので醤油を付けて食べてみる。・・・。ああ、皮が甘い・・・。しかも無性にモチモチしてるし・・・。いかにも日本の店っぽい看板を出してるけど、中身は全然違うんじゃん。こんなんじゃ日本人客の多いリトル東京ではやっていけないんじゃないかな。一度引っかかったら二度と行かないぜ。あ、そうそう、メニューにやきとり（鶏、牛）って書いてあったけど、牛だったらやきうしになりますんでそこんとこよろしく。

  2005.03.21

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  ＭＬＢアリゾナキャンプ視察最終日　～　Athletics編　～

  キャンプ視察も今日で最終日。長居したいモーテルでも無いので、とっととチェックアウトして朝９時半過ぎに出発。今日はPhoenix Municipal StadiumでのAthletics対Giants戦。リーグは違うけど、ベイエリアのライバル対決ってことで好カードです。この対戦というと１９８９年のワールドシリーズの途中にサンフランシスコ大地震が起こったことを思い出すな。結局中断を挟んでA'sが４連勝してワールドチャンピオンになったんだよね。あの頃のA'sは圧倒的に強かった。Rickey Henderson、Jose Canseco、Mark McGwire（今や後の２人はステロイド疑惑の渦中に居るわけだけど・・・）が並ぶ上位打線の破壊力は抜群だったし、投手陣もエースのDave Stewartと抑えのDennis Eckersleyが盤石って感じだった。これぞメジャーっていうチームで、当時日本でもA'sの帽子が結構売れてたもんな。と、いうことでかなり早めに現地に到着。当然まだ開門しておらず、外でひなたぼっこしながら待機。大きな公園地帯の中にあるもんで周囲に店も全く無い。とりあえず売店でプログラムなんぞを購入して読みながら時間を潰す。開門時間近くになってレフト側入口に並ぶと、昨日Marinersの試合に居たイチローハッピのおっさんと思われる人物発見。あら、またお会いしましたね。お互い野球バカですね・・・。今日の試合は立ち見チケット。この球場には外野に観客席が無く、内野の後ろで見ておれということなんでしょうな。レフト後方の山がアリゾナっぽい。外野席は無しとりあえずブランチってことでホットドッグとビールを購入。ホットドッグは球場内の割に結構ボリュームがあってクオリティが高い。ビールはFat Tireっていう地ビールらしき奴をチョイスしてみたんだけど、ちょっと微妙な味。コクが無いのに苦いみたいな。石段に座ってホットドッグを食らっているといきなり日本人に声をかけられる。どうやらさっきからタバコを吸いながら周囲をウロウロしてる記者っぽい人と間違えたらしい。俺記者に見えるか？A'sの帽子なんか被っちゃってるんだけど。暇だったのでベンチ上に移動してサインの機会をうかがう。昨日のMarinersと違ってだいぶ競争率が低く、並んでいればもらえる感じ。ちょっと離れてる所に居て待っていたら、球場の係員の人が選手にプログラムを渡してサインを貰ってくれた。おお、親切じゃん。結局試合開始直前まで粘って４人（Dan Meyer、Bobby Kielty、Jermaine Clark、Shawn Garrett）の選手からサインをゲット。みんなレギュラーバリバリってわけではないけど、まあ良いか。サインしてもらったプログラムと試合のチケット。表紙の人物とサインに一切関係はありません（笑）で、試合開始。先発投手はAthleticsがBarry Zito、GiantsがJason Schmidtと両チームのエースが登場してイイカンジ。投手戦になるかなと思ったんだけど、いきなり初回からSchmidtが炎上し、Eric Chavezにライトへ３ランを打たれるなど４失点。４回にはさっきサインをもらったKieltyがセンターへ３ラン、Erubiel Durazoがライトへ２ランと花火大会。絶不調シュミット一方のZitoは決め球のカーブが冴え渡り（内野スタンドの上の方からでも落差が良く分かった）、６回を散発４安打。Deivi Cruzの１発による１失点で無難にまとめた。好調ジト６回裏には再度A's打線が爆発して大量得点。ハワイ出身日系人選手のKurt Suzuki君も途中出場で２ベースを打ってたな。打席での仕草がどことなく日本人っぽかった。１７－１となったところでA'sブルペンに藪が居ないことを確認し、そろそろ帰ることに決定。なにしろこれからＬＡまで６時間弱運転しなくちゃならないからね。駐車場に向かう途中GiantsのMarquis Grissomが球場から出て来るところを目撃。やっぱりレギュラークラスは試合途中で帰っちゃうのね。レンタカーだろうけど、CadillacのデッカイＳＵＶに乗ってらっしゃいました。ってことでフリーウェイ１０番を一路ＬＡへ。かなりCaliforniaナンバーの車も多い。他のみんなは何しにArizonaまで来てるんだろう。それにしてもこの道は虫がむちゃくちゃ多い。走ってると雨が降ってもいないのに窓に液体がくっつくんだけど、それは全部虫が衝突した跡。たまに大きめの奴にぶつかると黄色や赤に窓が染まる。バンパーの辺りなんて何かを食べ散らかしたかのように黒い小さな虫の死骸がビッシリと付いちゃうのだ。ＬＡで走ってても虫が車にぶつかって汚れるなんてことは全く無い。それってＬＡの空気は虫が住めないほど汚いってことなんすかねえ。そんな所に住んでいる我々って一体・・・。途中前方を走ってるキャンピングカーのタイヤがパンクする瞬間を目撃。自分のタイヤがパンクしたことはあるけど、パンクする瞬間を見たのは初めて。かなり激しくタイヤのカスが飛び散っていた。いやあ、ご愁傷様です。特段危ない目にも遭わずに淡々と車を飛ばし、夜８時頃にＬＡエリアに突入。日曜の夜ということもあってか、渋滞に巻き込まれる。昼飯はホットドッグしか食べてなかったためだいぶ腹が減って来る。ふとラーメンが食いたくなったので、リトル東京の大黒屋へ向かうことに。まだその時２人は旅行を締めくくる大惨事を予期すらしていなかったのであった・・・。つづく

  2005.03.21

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  ＭＬＢアリゾナキャンプ視察第２日　～　Mariners編　～

  昨夜は"Sake Bomber"のおかげでコンタクトレンズも取らず、着替えもせず就寝。深夜ガンガン音楽をかけた車が通過して目が覚めたりしたけど起床は８時過ぎ。シャワーを浴びたけど、備え付けのタオルがゴワゴワで背中を擦ると痛いくらい。一体何回使っとるんじゃ。今日はモーテルからクルマで３０分弱の所にあるPeoria Sports ComplexでMariners対Diamondbacksのオープン戦。１０時過ぎに到着するとまだ球場はオープンしておらず、当日券を求める人々が列を作っていた。先頭にはオリックス時代のイチローハッピを着た日本人のおっさんが並んでいた。昨日はちっとも日本人を見かけなかったけど、さすがMarinersだな。開門までしばらく時間がありそうだったため、お土産屋でプログラム、ボール、帽子を購入。その後ブランチを食べるため近くのハンバーガーショップへ。おいらがMarinersの帽子をかぶってたから、店のお兄ちゃんによその街から試合を見に来たんだろ？と聞かれる。はい、正解です。あんまり期待してなかったけどこの店のBacon Cheese Burgerはなかなか美味かった。今日も持っているチケットは外野の芝生席。とりあえず試合前は３塁側Marinersベンチの上でサイン待機。ベンチの両脇は日本人を含め多数のファンが集結していたため、ベンチ中央部に陣取る。Bucky Jacobsenにはあえなく振られ、Scott Spiezioになんとかボールにサインしてもらう。ピオリアの球場はこんな感じ途中イチロー師匠が颯爽と登場し場内は大きな拍手。さすがスーパースターですな。そんな中彼はDiamondbacksの選手と楽しそうにおしゃべり。英語ちゃんとできるんっすね、師匠。自分の席に戻れと言われベンチ上を去ろうとすると、奥の方のベンチ脇で背番号５の選手がサインをしてる。ああ、あれは去年までDodgersに居たAdrian Beltreぢゃないか。が、時既に遅し。その後手前のベンチ脇に人が殺到。みんなの目の色が違っていたので怪しいと思ったら案の定イチロー師匠がサインをしていたようで。日本人のおばちゃんがサインもらいましたあとか言って仲間と喜び合っていた。くっそー、うらやましいぞ。とりあえずそのまま３塁側の内野上で立ち見。オープン戦はレギュラーシーズンより間近で試合が見られるのが良いね。だけど、通路前で人が前をゾロゾロ通って若干見づらい。この日のイチロー師匠、第１打席はいきなり初球に手を出してファーストフライ。もうちょっとゆっくり見させてくれい。で、第２打席はいとも簡単にレフト線二塁打。その後悠々と三盗に成功し、３番Beltreのタイムリーで生還。うーむ、今年のMarinersは去年と違ってなかなか強そうだぞ。イチロー師匠おなじみのポーズイチローを含めたレギュラー選手達は中盤に一気に交替。結局イチロー師匠は３打数１安打。試合への興味が薄れてきたのでおやつタイム。イチゴとバナナを棒に突き刺し、チョコに浸したモノを持ってる人々がたくさん居たため、おいらもそれを購入。かなり甘いけどおいちい。でもこれで＄５．５ってのは高すぎるな。それだけ出せばちゃんと飯が食えるぜ。しばらく外野でボーッと試合を見ていると、レフト側出口からレギュラー選手達が帰って行く。ってことで出待ち開始。しばらくするとイチロー師匠が登場し、ファンは大殺到。最初そのまま行っちゃいそうだったんだけど、ちょっと進んでいきなり立ち止まってサインをし出した。更にファンが大殺到。おいらもその輪に入ったけどちょっとムリ。後ろからガキどもがガンガンタックルしてくる。アメリカの子供って日本と比べて大人から優遇されており、何をしても怒られないと思っている傾向がある。もっとビシビシしつけた方が良いと思うんだけどね。引き続き試合を見つつ、選手が出てくるのを待つ。去年までDodgersに居たShawn Greenが出てきてあんまりファンが居なかったんだけど直前で去られてしまう。どうも今日は付いてないみたい。結局その後もこの出待ちスポットでサインは貰えなかった。こうやって選手の動向を見ていると、サインしてくれる選手って大体決まってる。JacobsenとSpeizioはここでも時間をかけてたくさんのファンにサインをしていた。良い奴らじゃないか。控えだけど頑張れい。途中Marinersブルペンで東洋人っぽいピッチャーが投球練習。木田じゃねえ？ってことで近くに行ってみたら昨日と同様アメリカ人のピッチャーだった。また幻覚かよ・・・。試合の方は、前半にMarinersが４－０とリードしてたんだけど、中継ぎ投手が打ち込まれて７回に６失点。７－５でDiamondbacksが逆転勝利した。イチロー以外の日本人選手、長谷川、木田の両投手は全く姿も見かけなかった。まだ時間が早かったのでちょっとお茶をしようと球場周辺でスタバ捜索。大きなモールがいくつかあるんだけど、なかなかスタバは見つからない。ＬＡだったらこういう場所だとすぐに見つかるんだけどな。しばらくして本屋の中にスタバが入っているのを発見しそこに入ることに。とりあえずＳ氏とダラダラしゃべって時間を潰す。するとちょっと離れた席に日本人っぽい男性が座り読書を始めた。チラチラ眺めているうちになんか気になってきた（怪しいイミじゃなくって）。浅黒く日焼けしていて短髪、背は結構高い感じ。ちょっと気の弱そうな顔。どっかで見覚えがあるぞ・・・。ひょっとして・・・。トイレに行くついでに近くでチラッと顔を見てみた。！？ｷﾀﾞ―――――（゜∀゜）―――――――ｯ!!そう、明らかにあの木田投手なのですよ。試合直後なのにこんな所で読書してて大丈夫なんだろうか？しかも大きめのショルダーバッグを持ってそこはかとなく予備校生のような服装。しばらくＳ氏と観察していたんだけど、木田確率９５％超と思われたため、彼が席を立った後にすかさず突撃。Ｓ氏が木田さんですか？と質問すると、ものすごく力無い声で「はい」と答えていただいた。サインをお願いすると、これまた力無い声で「はい」と返答。おいらがサインペンを持ってたんだけど、この土壇場で車の中に置いたままだったことが判明。サインをしようとした木田氏フリーズ。アイタタタ・・・。Ｓ氏がピンチの時のドラえもんのようにリュックの中を漁ってボールペンとプログラムを出し、なんとかサインをゲット。おいらも今日の試合のチケットの裏にサインしてもらい、握手もしてもらった。それにしても木田氏、二浪生っていう感じで全然覇気が感じられず、握手もおいらの人生の中でもっとも力無いモノだった。大丈夫だろうかと思って帰宅後彼のＨＰを見てみたら、どうやら前日にマイナー落ちを宣告されていた模様。そりゃ元気出ないよな。実はおいら去春Dodgersのキャンプに行った時にも木田氏のサインをもらってるのよね。更に言うと、中学生の頃参加したジャイアンツファン感謝デーでも木田氏のサイン色紙をもらったことがあるのだ。ということで彼の直筆サインを３つも持っていることになるわけ。しかも全部所属チームが違ったりして。こうなったら彼が引退するまでズーッと応援しますぞ。好きな野球選手と聞かれたら「木田優夫」と答えさせていただきます。手前のチケットが今回もらったサインで、ボールが去年もらったサイン。見づらいけど、今回の奴は自分の顔と思われる絵が入っていて凝ったデザインその後球場近くのレストランで夕飯し、まだ時間が早かったためモーテル近くのボーリング場へ。なんだか高校生のような遊び方だな。２人でプレイしたからものすごくサクサク進む。ほんの１５分くらいで１ゲーム終わっちゃうのだ。夏頃一度ボーリングした時になんとなくコツをつかんだため今日も好調。男３０にして今更ボーリングに開眼したっぽい。１４４、１３８と来て最後のゲームはジュースをかけてＳ氏と勝負（これまた高校生みたいだな・・・）。それまでの様子から１０点ハンデを付けたんだけど、疲れたＳ氏が大崩して１５５を出したおいらの圧勝。うむ、おいらもまだまだ若いぜ。モーテルに帰ってちょっと勉強しようと思ったけど、疲れていることもあってちょっとムリだった。明日は視察最終日。もう春休みが終わってしまうのね・・・。

  2005.03.20

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  ＭＬＢアリゾナキャンプ視察第１日　～　White Sox編　～

  今日金曜から３日間、アリゾナに行ってメジャーリーグのキャンプ（こっちではSpring Trainingって呼ぶのが普通みたい）を観に行くのだ。去年も春休みを利用してＴＹＳ氏及び玄米氏とフロリダへと飛んだんだけど、今年はそれの第２弾。やっぱりこの時期になるとどうしても野球が見たくなるのですよ。１人で行っちゃおうかなと思ってたんだけど、オーロラ旅行においらを引っ張り込んだＳ氏をお返しとばかりにキャンプツアーに引っ張り込むことに成功。おいらみたいに野球バカでは無いみたいだけどこれでおあいこってことで。キャンプと言っても日本みたいにチームが揃って練習する期間は短くて、すぐに実戦に入るのがＭＬＢ流。ということで初日がTucsonでWhite Sox対Cubs、２日目がPeoriaでMariners対Diamondbacks、最終日がPhoenixでAthletics対Giantsという日程。一応すべてのカードに日本人選手登場の可能性があるようにスケジューリングしてみた。と、いうことで初日の今日は昼過ぎにTucsonまで行かなくちゃならない。ＬＡからは約５００マイル、７時間半の道のり。去年一度Phoenixまでは行ったことあるんだけど、そこから更に２時間くらいかかるらしい。っちゅうことで朝４時過ぎに出発。いつもだとこのくらいに寝てるので、結局ちゃんと睡眠をとることができず・・・。Ｓ氏にピックアップしてもらい、フリーウェイの１０号を東へ。むちゃくちゃ朝早い割には結構混んでる。ＬＡに向かう反対車線にはトレーラー軍団多数。Palm Springsの先の巨大な風車が立ち並ぶ地域を過ぎた辺りでようやく空が明るくなってきた。２車線になったフリーウェイは砂漠の中をひた走る。標識によるとこの辺りってスピード違反を飛行機で監視してるらしいんだけど、一体どうやって捕まえるんだろう。砂漠の景色にだいぶ飽きて来た頃やっとアリゾナに突入。カリフォルニアでは見られなかったサボテンが突然車窓に登場し始める。わざとらしい演出に思えるけど、自然に生えてるもんだしな。アリゾナの方が若干ガソリン代が安いため、州に入って一つ目の街のQuartzsiteって所で休憩。しばらく走るとようやく住宅が周りに現れ、Phoenixが近付いてきたことを実感。でも目的地はまだ先なのだ。Phoenix市街を抜け、Angelsのキャンプ地を横目にみながらしばらく走るとまた砂漠地帯。都会に住んでるとあんまり意識しないけど、アメリカって本当に土地が余ってるのね。１回目の休憩で買ったドクターペッパーのせいでトイレに行きたくなったので２回目の休憩。店の時計を見ると思っていたより１時間進んでる。しまった、時差を計算するの忘れてた・・・。アリゾナってサマータイムは無いけど、冬の期間はカリフォルニアより１時間早いんだった。ここまで快調に進んでたんだけど、どうやら到着は試合開始ギリギリになりそう。ってことで朝食はとらずに（一応家を出る前に食べたけど、それって時間的に夜食だよな）一路球場へ。なんとか当初の予定より少し遅れて球場に到着。外から観客席を覗くとまだあんまり混んでいない。あれ？もう試合始まってるはずなんだけど・・・。White SoxのサイトでCentral Time午後２時開始となっていたのを、おいらがMountain Time正午開始と換算し間違えてた。時差の無い国から来てるもんでどうもその辺苦手らしい・・・。二重のミスが重なって試合開始１時間弱前に現地到着。ま、結果オーライってことで。今日の試合はWhite Sox対CubsのChicago対決。レギュラーシーズンだったらチケット入手が困難な好カードですよ。球場はWhite SoxとDiamondbacksがキャンプで共用してるTucson Electric Parkだったんだけど、ちょっとCubsファンの方が多かったかな。だいぶのどかな雰囲気の球場入口で＄３のプログラム（内容はほとんど宣伝ばっか・・・）を購入し、球場内の売店で腹ごしらえ。と思ったんだけど最初の店ではホットドッグが売り切れ、次に行った店でもものすごく小さなホットドッグしかなかった。ひもぢいよお・・・。今日のチケットは外野芝生席。ってことでとりあえずレフト側ブルペンの上でボーッとする。すると２番セカンドに入った井口君、いきなりヒットで出塁して先制のホームを踏む。やるじゃん、同級生。芝生席から見るとこんな感じ。のーんびり外野だと遠くて見づらかったため、その後内野に移動して立ち見。係員の爺ちゃんに線をはみ出して立つなとしつこくチェックされる。いやいや、はみ出してませんから。キャンプ地の球場係員って大体暇そうなボランティアの爺ちゃん婆ちゃんなんだよね。その後井口君はタイムリーを１本打ってお役ご免。すっかりレギュラー待遇ですね。今日の成績は４打数２安打１打点としっかり仕事をした感じ。堂々とした構えの井口君内野から見ていたら、White Soxのブルペンで東洋人っぽい風貌のピッチャーが投げてるように見えた。おっ、Mr.ゼロこと高津の出番か？と期待したんだけど、普通のアメリカ人ピッチャーだった。残念・・・。試合の方は打ち合いの末、１１－９でホームのWhite Soxの勝利。ちょっと中盤以降ダラダラした展開だったな。球場を出て駐車場をフラフラしていると、ファンが集まっている出待ちポイント発見。野球バカと思われるおぢちゃん（鼻毛ボーボー）に「俺は昨日ヤブーにサインをもらったぜ。」と声をかけられる。藪はアメリカだとそういう発音になっちゃうのね。どうやらWhite Soxのレギュラークラスの選手は試合途中に帰っちゃった模様。とりあえず試合中に高津と勘違いしたピッチャーにサインをもらう。後で調べたら３年連続で１２勝しているローテーションピッチャーのJon Garlandって人だったらしい。おいらの認識不足でした。失礼・・・。モーテルを予約してあるのでPhoenixへ戻る。ろくな昼飯を食うことができなかったから、腹が猛烈に減っている。店のアテが全く無いので地球の歩き方に載っていた大きいモールへ向かうが、どの店も決め手に欠ける。モールに来る途中、"KYOTO"という日本料理屋のような建物を見かけたのでそちらへ行ってみる。中に入ってみると、日本人は全く存在しない空間。こんなんでちゃんとした飯が出てくるんだろうか・・・。鉄板焼か寿司かと言われたので、反射的に寿司を選択。何もアメリカの内陸で寿司を食わなくてもねえと思ったんだけど、なんとなく寿司が食いたかったのさ。まず飲み物を注文。一番搾りを注文すると中瓶と熱燗が出てきた。おや？熱燗なんて注文してないぞという顔をしたら、ビールにはすべて熱燗がセットとして付いてくるんだってさ。で、熱燗の入ったおちょこをビールのコップの中に沈めて"Sake Bomber"とか言って飲むんだと。そんなアホな飲み方はしたくないので、チビチビと両方を交互に飲む。まあこれで＄４だから結構安いもんだ。寿司の方は意外にもかなり美味い。というかここんところ全然寿司なんか食ってないから相当舌がおかしくなっているのかも知れないね。腹一杯になって満足した後は、ビールと熱燗のせいでいい加減なナビをしながら予約したモーテルへ向かう。なんとか到着してモーテルの駐車場に入るとものすごーくイヤな雰囲気。止まっている車はボロっちいし、フロントにゾロゾロと並んでる奴らもかなりイケてない感じの人たちばかり。一瞬酔いがどこかに飛んで行く。ネットで予約したからどんな地域にあるか分からなかったしねえ。ま、明日のためにとっとと寝ちゃいましょう。あはははは。

  2005.03.19

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• オーロラ鑑賞旅行最終日　～　アメリカ入国に一苦労　～

  起床は朝５時。なんだかんだで寝たのが３時近かったはずだから、ほんと一瞬しか寝てないっすよ。部屋に居ると寝てしまいそうなので、とっとと準備をしてロビーへ行ってチェックアウト。予定どおり５時半にホテルを出発し空港へ。チェックインは出来たけどセキュリティーゲートはまだ開いてなかったりして。早い飛行機があるんだからちゃんと出勤しなさいってば。７時発の飛行機でまずはEdmontonへ。座った席がガタガタしててちゃんと寄りかかると後ろに倒れそう。ものすごく眠いのに・・・。機内食はマッシュルーム入りオムレツ、ヨーグルト、フルーツ、パンケーキ。行きのマッズイ奴よりはだいぶマシ。隣のおばさんはヨーグルトを絶賛し、おかわりまでもらってた。いや、そこまでは美味くないし。Edmontonに着くとＳ氏以外の４人の隊員とお別れ。殺伐としているであろう東京での再開を約束。約一名待合室の椅子４つを使って大胆に熟睡している人が居たような気がするが。あの後モノを盗られたりしてないよな。Edmonton－Calgary間は１時間弱のフライトのためちっこいプロペラ機。おいらのちょっと大きめのバッグは持ち込み不可ということで入口前で奪われる。席は生まれて初めて１Ａという席だったはずなんだけど（小さすぎてファーストクラスなんか無いからね）、乗り込むと５Ａに変わってくれとＣＡに指示される。残念・・・。そしてCalgaryに到着。乗り継ぎには１時間半近くあるので余裕あり。でもここではアメリカの入国審査があるのでまっすぐにゲートへと向かう。一度外に出されてアメリカ線のターミナルへ。税関関係書類を記入し、パスポートとＩ－２０を持って入国審査の列へ。空いている一番奥へ行くと、入国審査官はラテン系と思われる気難しそうなオヤジ。選択ミスかなあと思ったけど、移動するのも面倒なのでそのままチャレンジ。これが失敗だった・・・。前に並んでいたカナダ人と思われる親子と笑顔で会話してたくせに、奴はおいらが前に行ったら急に高圧的な態度に。入国審査官「どこ行くんだ？」ごいち「ＬＡです。」入「何しに？」ご「家に帰ります。」入「何やってるんだ？」ご「学生です。」入「この書類は何だ？」ご「学生用のＩ－２０です。」ここまでのやり取りを見て分かるとおり、ちゃんと提示してる書類を見れば分かることにいちいち突っかかって来る。お前かお前の親だってメキシコ辺りからアメリカに移民してきたんだろうが、このチョビヒゲめ！入「カナダで何してたんだ？」ご「観光です。」入「どこに行ってたんだ？」ご「Yellowknifeです。」入「Yellowknifeなんかで何してたんだ？」ご「（だから言っただろ・・・）観光です。」どうやらこっちの人にとってはYellowknifeみたいな辺鄙な所に行くこと自体が怪しいらしく、この質問はこの後も数回繰り返されることになる。入「ちょっと行程表見せてみろ。」ご「はい。」入「カナダには何日居た？」ご「（見りゃ分かるだろ）４日間です。」入「１２日からだから３日間だろ。」ご「（今日も含めろよ、バカ）はあ、今日が４日目です。」入「Vancouverは何しに行った？」ご「（ちゃんと見ろよ、乗り継ぎに２時間も無いだろ・・・）ただの乗り継ぎです。」入「じゃあここには何しに来た？」ご「（イライラ・・・。）今着いたばかりで乗り継ぎです。」このように奴は思いつくままの質問をおいらに浴びせかけ続ける。まあこの応対を見て怪しいかどうか判断しようというのだろうけど、明らかに不愉快かつ理不尽。少なくともおいらはアメリカに住んでいて、家に戻ろうとしてるだけなんだぜ。質疑応答の後指紋と写真をとられる。これは最近みんなとられるらしいけど、なんか犯罪者扱いされてるようで気持ち良くないね。で、これで終わりかと思ったら、入「じゃあこっちの部屋へ来い。」おいおい、いくら乗り継ぎの時間があるからってこれじゃあ乗り遅れちゃうぜ。いい加減にしろよ～。しかも部屋の前に荷物は置いておけとのこと。誰も見てないし、盗まれたらどうするんだよ。別室に入ると、おいらと同じような可哀想な人々が５，６人。みんな妙な連帯感があったりして。後から入ってきたアラブかインド系の青年はかなりおどおどしており、おいらに「呼ばれたらまた別の部屋に行かなくちゃならないのかなあ。」とか「どのくらい待ってるの？」とか聞いてきた。２０分くらいするとAir Canadaのおばちゃんが入ってきて、ＬＡに行く乗客は居ますかと質問された。あと５分位して来なかったら後の便に乗ってもらうからとのこと。おいおい、本当にやばそうになってきたぜ。周りの同志たちにも同情される。と思ったらキューピー人形みたいな薄い頭髪で神経質そうな顔した白人の担当官がおいらを呼んだ。で、質問されることといえばまた「なんでYellowknifeに行ったんだ？」つうか入国審査官だったら、この時期に日本人観光客が結構Yellowknifeへオーロラ鑑賞に行くことくらい知っておけっての。このオタンコナスが！結局トータル小一時間かけてやっと解放され搭乗ゲートへ。どうやらこんな時に限って出発が早まっていた様子。もう誰も待合室には居なくなってたけどギリギリセーフ。こんなことになるんだったら、流れ星にちゃんと家に帰れますようにってお願いしておけば良かったさ。後ろに並んでたＳ氏も同じように何度も渡航目的を質問されたらしいけど、別室送りにはならなかったらしい。やっぱりおいら人相が悪いんでしょうか・・・。アメリカは自由の国だなんてほざいてるけど、全然そんなことない。昔からそうだけど、こんな国だいっきらいじゃ（といいつつ留学しちゃってるんだけどね）。アメリカ国内の大学に通ってる留学生が海外旅行をしてるだけなのにこんな理不尽な取扱いをするんだぜ。もう面倒だから帰国するまで海外には出ないでおこうっと。９１１のテロ以降慌ててセキュリティーを強化してるけど、そんなもんいつか余裕でクリアされちゃうと思うぜ、おバカさん。まあせいぜいおいらがこっちに居る時は持ち堪えてくださいね。そんなこんなでバタバタ飛行機に乗り込んだから、機内では読もうと思っていた本も読まずにフテ寝。気が付いたら予定よりもだいぶ早くＬＡ上空に着いていた。行きにLost BaggageしたＳ氏は懲りもせず帰りもYellowknifeから荷物を預けた。ちょっと大きめで荷物入れに入りづらそうだから仕方無いんだけどさ。空港に到着して荷物の出てくるはずのターンテーブル前でしばらく待ってると、大体の荷物が出切っちゃった様子。あれ、ひょっとしてまたやっちゃいました？近くに居たAir Canadaのお兄ちゃんに聞いてみると、Calgaryで荷物をピックアップしたか？とのこと。どうやらアメリカに入る時はいちいち荷物を全部持って入らなくちゃならないらしい。ったく分かりづらいシステムだな。ということでＳ氏は２連敗で今回の旅行を締めくくることに。結局CalgaryはＬＡ組の２人にとって鬼門だったのね。空港の外に出るとＬＡはとっても良い天気で、半袖１枚でも大丈夫なくらい。やっぱりおいらはこの気候が一番体に合ってるなと思った火曜日の昼下がりなのでした。

  2005.03.16

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  オーロラ鑑賞旅行第３日　～　極北の地で角田氏発見　～

  昨日もホテルに戻ると午前２時過ぎ。日本で働いてる時を彷彿とさせるスケジュールだな。Ｍ女史はアイスフィッシング（獲物は最低でも５０センチくらいある大きなカマスらしい）、Ｍ氏は極北ネイチャーピクニック（獲物は一緒にピクニックに参加する若い女の子らしい（笑））へそれぞれオプショナルツアーに行ったけど、他の４名は夜のオーロラ鑑賞まで特段決まった予定は無いので朝はダラダラ。ちょっとお値段が高かったからおじさんケチっちゃいました。昼前にホテル近くにある博物館へ。改装中だったこともあり、ハッキリ言って展示物はかなーりシャビー。Canadaだけあって、チャールズ英国皇太子の若い頃のデッカイ肖像画が飾ってあったんだけどかなり美化されてた。有名なナポレオンとかの絵もきっとそうなんだろうな。美化されたチャールズ英王室つながりで、今回滞在しているExplorer Hotelってかつてエリザベス女王も泊まったことがあるそうな。１階のエレベーターホールに直筆サインと写真が飾ってあった。女王が泊まるようなホテルにはとっても思えないけど、これ以上ちゃんとした施設が無いってことなんだろうな。こちらがそのホテル。至って普通の外観博物館に話を戻しませう。イヌイット関係のモノの中に一枚の写真を発見。昔のイヌイットの研究家が夫婦を撮ったものなんだけど。！！旦那さんは確実にＫ－１の角田信朗氏じゃないですか！！説明書きを読むと、彼は勇敢なハンターらしい。さすが角田さん、極北の地でもシロクマやクジラ相手に活躍してますな。つうか、絶対どこかで血がつながってると思うくらい激似なんですけど。その２点以外は特に見どころも無くあっさりと見学終了。観覧料は無くDonationだけなんだけど、これじゃちょっと金払う気にならないね。ホテルに帰る途中、ものすごく深く雪が積もってる所があったため、男３０歳、年甲斐もなくダイブしたりしてみる。しかも写真を撮るために３回も。まるで古田敦也公式ブログの鮫島捕手のようです。ちゃんと足が上がってないから伊藤智仁コーチからの合格点は頂けないでしょうな・・・。こちらが成果物。手の広がりは合格点だけど、足が既に着地しちゃってるねホテルでタクシーを呼んでOld Townまで昼飯へ行く。向かうは昨日の市内観光中に刺身が美味いと紹介されていた"Bullocks' Bistro"。到着すると同じツアーの日本人の家族が一組居た。壁にお客さんの写真がところ狭しと貼られてあり、記念の落書きも多数。日本からの観光客もたくさん訪れてるみたい。店の女主人はカウンターに座った現地人のおっさん達とお喋りに超集中。俺達待ってるんだから、ちゃんと手も動かしてくださいね～。よろしく～。冷蔵庫からビールを自分たちで取り出して飲んでる（わざわざ持って来てくれたりしないのがカナダ流なんだとか）と、ブツ切りになった北極イワナの刺身が登場。ちゃんと醤油とワサビも付いてきた。味の方はかなり美味い。白いご飯をくださいっ！って感じ。その他揚げてもらった白身魚２種類もかなり美味で大満足の昼食でした。これが魚料理のお店。見た目はかなりボロっちい帰りは天気も良いし、腹ごなしに歩いてホテルへ。途中半袖で外を歩いてるお兄ちゃんが居た。いくら晴れてるからって、一応マイナス１２度とかなんすけどね。もう寒さに慣れちゃってるってことなのかしら。それほどの距離でも無いんだけど、重いブーツで歩いてるから結構疲れた。部屋に帰るとバッタリと倒れて就寝。夕方に２名がフィッシングとピクニックから帰ってきたため、合流して夕飯へ（なんか今日は食ってばっかり）。フィッシング班のＭ女史は、釣り糸を垂らしてすぐに一匹結構大きめの奴が釣れたらしく、昼飯に食べちゃったそうな。おいおい、ちゃんと持って帰って来てくれよう。ピクニック班のＭ氏は、リスは目撃した（んなもんおいらの家の駐車場でも見かけるぞ）けど、他は足跡だけしか見られなかった模様。そして特段女の子とも仲良くなって来なかったそうな。おいおい、ちゃんと持って帰って来てくれよう。夕飯はカナダ料理の"Le Frolic"へ。まあ普通のバーっていう感じ。おいらはビールと北極イワナバーガーを頂いた。昼間はナマで食べたけど、茹でたイワナも美味しかったっす。ホテルに帰ってしばらくすると毎度おなじみオーロラ鑑賞タイム。今日は一日中天気が良かったから期待大なんだけど、昨日みたいに出発する時点からキレイに出てたりはしなかった。とりあえず室内に入り待機。夕食に飲んだビールのせいもあって相当眠い。最終日ということもあって、他のお客さんもまったりムード。オプショナルツアーの精算及び撮ってもらった写真を買ったりする。ちょっと手持ちのカナダドルが少ないかなあと思ってたんだけど、案の定撮ってもらった写真３枚全部を購入するだけの金が足りず。他のメンバーから小銭を恵んでもらってなんとか購入。いやはや皆さんご協力どうもでした。ちゃんと三脚を使って長い時間シャッターを開けて撮った写真にはかなりキレイにオーロラが写ってた。デジカメの写真とは大違い。なにしろツアー会社が１０年間試行錯誤を重ねた成果らしいからね。それじゃあ昔のお客さんはイマイチな写真を買わされてたのかななんて思ったりして（笑）。今日も出たり入ったり何度か空を見上げる。確かに出てるけど、"これはキテますっ！！"っていう初日のような奴は現れず。ただ、ずーっと夜空を見上げてると、オーロラの他に流れ星が多数見える。願い事が無くなっちゃうくらいっす。ちなみにＳ氏とＹ氏の既婚者コンビはなぜか目撃数が少なかった。もう夢なんか無くなっちゃった？と、いうわけで３日連続のオーロラ鑑賞は３連勝で幕を閉じた。初日大勝利をしてしまい、後の２日はちょっと尻すぼみ感があったけど、毎日見ることが出来てラッキーだったな。ツアー会社のスタッフの人たちが、ディズニーランドのスタッフのようなハイテンションぶりで盛り上げてくれたおかげで待機時間も意外と退屈しなかったし。ホテルに戻ると深夜２時過ぎ。出発は朝５時半・・・。ほんと仮眠のみだね。起きたらすぐに出発できるようにパッキングをすべて済ませ、シャワーを浴びて寝ましたとさ。おしまい。

  2005.03.15

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  オーロラ鑑賞旅行第２日　～　犬ぞり初体験　～

  昨日に引き続き５０００字くらいの日記を書いて写真を掲載しようとしたらＰＣがフリーズして全部吹っ飛んだ・・・。仕方無いので思い出しながらもう一度スタート。はあっ・・・。☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆昨夜ホテルに戻り寝たのは３時過ぎ。でも今日も昼前から犬ぞり体験があるのだ。かなり眠いけど、借りているお揃いの防寒着（通称赤ジャケ）を羽織って出発。ホテルから車で１５分くらいの所にある犬ぞりやさん（他に良い呼び方が見つからん）に到着すると、囲いの中に居る犬たちが一斉にこちらを見つめる。きっと客が来たってのが分かるんだろうね。車内で６人がドキドキチームとワクワクチーム（ガイドのオオツカさん命名）の２組に分けられる。おいらは後発組のワクワクチームなので、まずドキドキチームの出発を見守ることに。スタートを待つドキドキチームのマシンそれにしても出発前の犬たちの興奮ぶりはすごい。目を充血させて吠え、早く走らせろと飛び跳ねる。本能的に走りたいってことなんだろうな。そんな中一匹だけ前方を見つめて少しも興奮していない黒い犬を発見。あまのじゃくっぽくておいらと気が合いそうだ。ドキドキチームが出発した後、犬ぞりやさんを経営してる（？）アンジェラおばさんとお話。娘さんが優秀で、医者になりたいと言ってるんだそうで。欧米だと親は良く自分の子供の自慢話をするけど、この辺は欧米文化でも嫌いじゃないな。日本だと「愚息」なんて言葉があるくらいだもんね。我々のチームを引っ張ってくれるリーダー犬２頭が出てきた。ものすごくたくさん犬を飼ってるのに、アンジェラおばさんはちゃんとそれぞれの誕生日を覚えてる。さすがだね。どちらも１０歳超の犬で人間で言うと定年間近って感じだけど、ガイドのオオツカさん曰く、犬ぞりを引いてる犬は好きなことをやってるからかなり長生きするんだとか。サブリーダーのSammyという黒い犬をなでてると、おいらの足に腰をガンガン押しつけてきた。どうやらこの辺りをマッサージしやがれということらしい。確か昔実家で飼ってた犬もこんなことしてたな。そんなわけでしばらく戯れてると手袋がかなり香ばしい臭いに。犬ってこんなに臭かったっけ？２０分弱でドキドキチームが帰還し、我々の出番。カヌーのような細長いそりに乗る。引っ張ってくれる犬は全部で１２頭くらいだったかな。よろしく頼むぜ。マッシャーの人（操縦する人ね）の合図でスタート。最初は速いと思ったんだけど、スピードは自転車くらい。雪が無いと草原なのか湖の上なのか分からないけど、だだっ広い雪原を進み、途中若干林に入ってまた戻るコース。コブの上を走るとダイレクトに衝撃がケツに来る。ワクワクチーム車載カメラより後ろから犬たちを見ていると、怠けてる奴とちゃんと走ってる奴の差が良く分かる。真ん中辺りの奴らは飛び跳ねるように走ってるのに、一番後ろの奴らは小走りって感じだった。ちゃんと働いてください・・・。２０分弱で元の場所に戻り、小屋でアンジェラさんのお話を聞く。ビーバー、キツネ、ウルバリン、オオカミ等いろんな動物の毛皮を見せてもらった。どれもキレイに剥いであるので、目、耳、爪なんかがハッキリと分かってちょっと不気味だった。犬ぞり体験が終了すると、次はYellowknifeの市内観光。といってもそこまで見どころがたくさんあるわけじゃないみたいだけど。ますはIce Road。世界で何番目かに広くて深い湖（あとで調べたら１０番目に広くて６番目に深いらしい）であるGreat Slave Lakeの凍結した上を冬季だけ車が走れるようになっている。夏は遠回りして行かなくっちゃならない所をショートカットして行けるわけ。入口には何トンまでの車が走って良いか標識が出ていて、消防署が毎日それをチェックしているらしい。とりあえず道路上に寝っ転がってみたりした。地味だけど湖の上で、これまた湖上にある飛行場へ。凍った湖の上に滑走路があり、足にスノーボードみたいなのを着けた飛行機が数機止まっていた。夏の間は水の上から飛べる飛行機を使うらしい。その後Old Town、展望台、お土産屋、観光案内所などを回ってDowntownへ戻る。昼飯を食べてないので相当腹が減る。ラーメンが食いたいというおいらのリクエストに（無茶ですかね）、ガイドのオオツカさんがベトナム料理屋を紹介してくれた。この店には日本人観光客もたくさん来るようで日本語メニューも完備。おいらは揚げ春巻きとミートボール入りのフォーを注文。ちょっとミートボールが入り過ぎの感があったけど、それなりに美味かった。ホテルに戻る途中スーパーに寄る。赤ジャケの重装備で入るのはちょっと恥ずかしい。帰り道はみんなでＭ女史が購入したアイスを食べながら歩く。マイナス２０度の中でアイスを食べる贅沢感。周りの気温の方が全然低いからちっとも冷たく感じなかった。夜９時のオーロラ鑑賞までしばし休憩。やることもあんまりないのでトランプをする。こういう時は大抵大貧民なんだけど、ローカルルールの統一にちょっと時間がかかるよね。８流し（切り）、革命、都落ち等々。そもそも大貧民ってゲームの名前だって地域に寄っては大富豪だったりするよね。どの地域でどう呼ばれてるか、めざまし調査隊辺りで調べてくれないもんだろうか。トランプをしてるとあっと言う間に出動の時間。昼過ぎからずっと曇っていたのに夕方になって晴れてきたようで、既にホテルの前からオーロラが見える。観測ポイントに向かう車の中からもかなり大きなオーロラが動いている様子が確認できた。そんなわけで室内には入らずそのままオーロラ鑑賞。昨日の最後にかなり大きい奴を見てしまったからか、結構大きいのが出てユラユラと動いてるんだけど感動が薄い。人間って贅沢な生き物だね。今日のオーロラはこんな感じ今日はイヌイットのタイタスおじさんがやってきてお話をしてくれた。一応それっぽい毛皮のジャケットを着てるんだけど、顔はかなり日本人寄り。普通の格好しちゃったら日本から来た観光客と間違われてもおかしくないくらい。で、それだけじゃなくてイヌイットの話してる言葉も日本語に似てる。例えば"Yes"は"ハイ"と言うらしいし、その他意味は違うけど発音が似てる言葉がたくさんあるみたい。"Where?"は"ナニ"で、"I don't know."は"アマイ"って言うんだってさ。きっと大昔の先祖がつながってるんだろうね。おじさんが持ってきたジャケットをみんなで着させてもらう。カリブー（トナカイ）の毛皮で出来た奴はちょっと大げさで原住民って感じだったけど、アザラシの毛皮の奴は軽くて暖かい。しかもデザイン的にも全然町中で着られる感じ。ただ値段が２０００ドルくらいなんだってさ。残念・・・。その後タイタスおじさんと一緒に写真撮影タイム。おじさんちゃっかり若い女の子の腰に手を回したりして役得です。ただのスケベオヤジ疑惑浮上。結局その後も何度か出たり入ったりを繰り返してオーロラ鑑賞したけど、昨日ほどの奴には巡り会わなかった。でも来る前は天気予報を見て全然見られないんじゃないかって心配してたくらいだから、２連勝しただけでもヨシとしないとね。

  2005.03.14

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  オーロラ鑑賞旅行第１日　～　これはキテますよおっ　～

  春学期もちょうど中間地点で春休み。ってことでいつもゴルフを一緒にやってる大学の友人Ｓ氏のお誘いにより、CanadaのYellowknifeって所までオーロラを見に行くことになった。ちょっと前の日記にも書いてたはずだけど、Yellowknifeって前クールのフジ系月９ドラマ「ラストクリスマス」（ＬＡの日本語放送では今放送中）で重要な舞台として登場しており、日本人観光客も多いらしい。今回参加するのも現地にある日本系の旅行会社の主催するツアーなのだ。朝８時ちょっと前にＬＡＸ発の飛行機に乗らなくっちゃならないので、朝は５時前に起床。一応国際便だから２時間前くらいには着いていたいからね。しっかし眠いなあ・・・。Vancouver行きのAir Canadaの便に乗るためにセキュリティーチェックを受けるが、全く国内線と同じ感じで、日本みたいに出国審査みたいなのは無い。アメリカって入るのはいろいろうるさいけど、出て行くのはほぼフリーパスなんだよね。飛行機に乗り込み自分の席に着いてしばらくすると、前の方から中国人と思われる集団がやって来た。で、よく見ると同じ授業を取ってる中国人の女の子が居た。この子授業はほとんどサボってるんだけど、休みは貪欲に活動してるのね。朝が早かったので機内では何もせずに睡眠。しかし中国人たちのウルサイことウルサイこと。３時間弱の間ほとんどズーッとデッカイ声で喋りまくっていた模様。アッサリとCanadaに入国。この辺りでいかにもオーロラを見に行きそうな日本人をチラホラ見かけるようになる。次はEdmontonへ１時間半ほどのフライト。細切れで乗り換えなくちゃならないから落ち着いて眠れないのがツライっす。Edmontonでカナダドルに両替をしようとしたら、空港がイマイチ小さい感じで到着ロビーにある両替所は閉まってた。仕方無いので一度セキュリティーゲートの外に出て両替。初めて目にするカナダドルはオモチャのお金のよう。ここで他の都市からやって来たメンバー４人と合流。おいらは初めて顔を合わせる人々ばかりなんで一通りご挨拶をした後に軽食を食べる。代金を払う時にお札の種類がまだ把握できてないため、ちょっと手間取る。ハンバーガーを食ったんだけど、肉が練り物のようで不思議な味だった。Yellowknife行きの飛行機を待つゲート前、３割以上は日本人とちょっと異様な光景。他の国の人たちはわざわざオーロラなんかを見にこんな所まで来たりしないってことなんだろうね。１時間半ほどのフライトだったけど軽い機内食が登場。チキンとポークの中からポークを選択したんだけど、これがマズイマズイ。ハンバーガーを食って腹が満たされてたってこともあるんだけどね。ようやく空港に到着。ちょっとの距離だけど外に出て歩かなくちゃならない。確か機内でマイナス１８度って言ってたけど、どんなもんかコートを着ないで出てみた。あら、意外と大丈夫じゃない。と思ったのもつかの間、呼吸する鼻の中が不思議なムズムズ感。どうやら鼻の中が凍りかかっている模様。さすが北緯６０度以北だわ。到着ロビーでは旅行会社の人が、ジャケット、オーバーパンツ、ブーツ、帽子、ミトン、ネックウォーマーの耐寒ウェア６点セットなるものをセッティングして我々を待ち受ける。すべて着用するとものすごく重いっす。ちなみにＳ氏はＬＡで預けた荷物がYellowknifeまで到着せずパンツの連投決定。いやはや、おめでとうございます。ホテルに荷物を置いた後、オーロラを観測する湖上のポイントへ。湖上って言ってももちろんすべて凍結しちゃってるんだけどね。到着した時は曇っていた空も晴れ間が広がりイイカンジ。空を見上げると、まだオーロラは出てないけどものすごい数の星を目で見ることができる。たくさん見えすぎて星座がわかりにくいくらい。グランドキャニオンでもそうだったけど、さすがに空気がきれいなんだね。湖上に建てられたロッジ（夏の期間中は船のようにプカプカ浮いており、冬は湖が凍結してガッチリ固定されるらしい）の中で、コーヒーを飲んだり、スタッフの人が作ったマフィンを食べたり、話を聞いたりしてオーロラが出るのを待つ。ちょっとオーロラが出てるということで外に出るとかなり寒い。温度計を見るとマイナス２０度以上。空港の時と同じで鼻の中が凍り気味だし、素手のままで居ると指が痛くてたまらなくなってくる。オーロラの方はといえば、空になんとなく薄く白い雲が出ているような感じ。イメージと違うぞ・・・。空にカーテンみたいなのがヒラヒラしてないと。これじゃオーロラだと言われないとわかんねえし。もっと強くなるかもしれないということなので引き続き待機。何度か出たり入ったりを続けているうちにだいぶ空の広範囲に渡って白いものが出るようになり、動いているのが分かるようになる。とりあえず我々のグループで集合して記念写真を取ってもらう。後でどんな風に写っていることやら。結構はっきりと見えるようになったから、デジカメでもなんとか撮れるかなと挑戦してみたけど、微かにヒョローッとした線が真っ暗な中に走ってるだけ。これじゃダメダメだね。とりあえず午前１時半が終了予定時刻だったんだけど、スタッフの方々がもうちょっと粘ってみようということで更に待機。最後のアタックかなと思った頃にその瞬間はやって来た。タテの光線が空に走ると、それが何本にも増殖してユラユラと移動する。色もさっきまでの薄い白じゃなくてちょっと緑がかっており、しばらくすると下の方はピンク色になった。そして頭の真上でカーテン状の光がグルグル回り出す。小学校の頃、カーテンの中に入ってグルグル回ったことない？ちょうどそんな感じ。他の言い方をすると、ロングスカートの人を下から覗いているような（実際やったことは無いっすよ（笑））。極北の湖上に日本人観光客の「おーっ」という歓声がこだまし、スタッフの人たちも、「おーっ、これはすごい！」「これはキテますよおっ！」「弾けてますっ（オーロラがキレイに出る状態をギョーカイではこのように表現するらしい）！」と盛り上げる。なんか不思議な空間。ものすごく強い光だったからデジカメでもこの時の様子はなんとか捕らえることができた。だけど本当の様子は言葉や写真ではうまく表現できないんだよね。自分の眼でナマのスゴイオーロラが見られて本当に良かったな。ピンボケだけど雰囲気だけは伝わるかな ３泊してオーロラが観られる確率は９５％以上ってことだったんだけど、結構な金と時間をかけて観られなかったらどうしようって思ってたから、初日からキレイな奴が観ることができてホッとしたよ。ま、一番ホッとしてるのは旅行会社のスタッフの人たちなんだろうけどね（笑）。ってことでとりあえずあと２晩、これ以上にスゴイ奴を期待しつつ、厳しい寒さに負けず頑張りましょ。

  2005.03.13

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