シッコ SiCKO
最高アクションなしラブロマンスもなし美女もイケメンも出てこない映画だが、日本人も絶対見る価値のある映画。シッコ コレクターズ・エディション(DVD) ◆20%OFF!とにかく衝撃だったのが、カナダもフランスもイギリスも病院は無料だということ。自分も貧しい国でもキューバが病院タダというのは知っていたが、共産主義だからだと思っていたが間違いでした。カナダも病院行っても無料、イギリスは病院が無料どころか逆に病院から交通費をもらえたりする制度もあるし入院してもただ、フランスは病院が無料どころか退院後に数ヶ月間でも有給休暇がもらえる制度があるしついでに大学授業料も無料。これらは全て国が全国民に保障している社会制度なのです。日本ではいつもアメリカでは保険はどうだとか治療費がいくらかかるとかいう情報が流されているが、いつも先進国では断トツで最低最悪の国と比べて日本はましだ等言っている。他の先進国が医療費が無料だという事等は一切報道されない。日本では完全に情報が操作されているのだ。イギリスの老人子供は全ての薬代も無料とか、パリの医者が救急車に乗って自宅まで24時間いつでも往診してくれる無料の制度とかは一切報道されず、比較報道されるのはアメリカで病院にいけば数十万という話題ばかりである。先進国では唯一国保のない断トツで最低最悪の医療制度しかないアメリカはニクソン大統領が、ある法律を作ったことでこうなったそうです。(その後も保険会社や製薬会社の連邦議員にたいする金銭援助が今のアメリカの医療崩壊を作ったそうです。)また戦後アメリカでは国家が国民の健康=医療に関与したり、医師が自分で働く場所を自由に選べないならそれは共産主義だと非難されたそうです。そういえば近年アジアの自称先進国では、国が国民の健康=医療からどんどん手を引き関与しなくなり、また医師が都市にばかり集中して充分な医療が受けられない地方が増えてきています。映画では他にも、『政府が国民を操作・支配する為には、国民から「教育」「健康」「自信」を奪う事。借金漬けの国民を増やす事。』等と語られていて興味深かった。自分はちょうど歯医者に行った後この作品を見たが、歯医者って保険が使えない治療が多すぎると実感した直後だったので余計にこの映画に共感したのかもしれないが、とにかく間違いなく良い作品です。最後に、映画のラスト字幕の一文を自分の為に引用『フルーツと野菜を食べてよく歩きましょう。』