星に願いを星に願いを星まつりの夜に なぜか気になるあの光は 私と共に生まれた双子の星のかけらなのです その星は生まれてすぐに宇宙の闇で小さく砕け 私のいのちの年の数になりました 星のかけらは毎年星祭りの夜になると 私だけの輝きになって訪れます どこにいても 何をしていても 私だけには見えるのです 七夕の夜には星に願いを 光は私の言葉をやさしく包み込んで もう一度天へ戻るのです 天の川を通れば道に迷うことはありません そして最後のきらめきを 持ち帰ったその夜に もうひとつの私の星が 美しく 美しく輝き始めるでしょう 星まつりの夜に なぜか気になるあの光は 私と共に生まれた双子の星のかけらなのです (2010.7.8 仙台赤十字病院 たなばたほほえみコンサート) |