《ニューオーリンズ出身の4人組は2003年に結成され、2004年に『RESET EP』(日本未発売)をリリース。 強力なリズム・セクションを中心にした、見るものの度肝を抜くライヴ・パフォーマンスで話題となり、ユーチューブやマイスペースなどのWEBでその映像が流れ、口コミで一気にファンベースが拡大していった。U2,ビョーク、ポリスなど、幅広い音楽に影響を受けてきたと公言するが、彼らが生み出す音楽はどのジャンルにも、あてはまらないものだ。とにかく、グルーヴがすごい!これはロサンゼルスでも、ニューヨークでもなく、ロンドンでもない、ニューオーリンズという街だからこそ、生まれた新世代のポップ・ミュージックなのだ。》~ワーナーミュージックより~
おおう、サマーソニック’09では【TAME IMPALA】【THE TEMPER TRAP】を優先して見たために見逃した【ミュートマス】が単独公演(11月18日)をやるというではないか。早速2次プレオーダーに申し込みましたよ。場所も渋谷O-EASTで申し分ないです。
既にわたくし興奮気味です。(笑)
♪セールファー、セールファー、セールファー♪
英語では♪SET IT ON FIRE♪だけど、私には♪セールファー♪に聞こえる。まぁ、どっちでも良いのだけど、ともかくこのフレーズがカッコ良すぎる。コーラスに限らず、軽い疾走感溢れるグルーヴのキャッチーな事。クラブで踊りまくる事を想定しているような曲調で、ライトショーも煌びやかに決まれば、さらに興奮が高まりそうな曲です。ともかく1曲目の「THE NERVE」からハートを鷲づかみにされましたね。
ロックとソウルとダンスとエレクトロニックとが、嫌みなく混じり合っていてポップでキャッチーとなれば文句の付けようがない。
最強最新型ポップミュージックなのかなぁ、このミュートマスというバンドは。
比較的スローなテンポの「CLIPPING」は【ポリス】あたりの影響を感じた。
アンビエントな空間再現力、波動が緊迫感をもたらしています。ヴァイオリンぽい音色も楽曲に艶をもたらしている感じです。
「SPOTLIGHT」。この曲も素晴らしい。サイケ風味ではあるけれどサイケデリックではない。その一歩手前で踏みとどまっている微妙さ加減が申し分ない。先に進んだり右に曲がったり左に曲がってしまうと【カサビアン】になってしまうのだけど、違うんだな。浮遊感よりも
ハイウェイを走る中距離ランナーのグルーヴなのだ。間に挟まる静寂感も前後のグルーヴを高揚させる効果があったりもします。このあたりのセンスも素晴らしいし、綿密に計算されていると思う。細かいリズムを刻むパーカッシヴな音は何なのだろう。エレクトロニクスなのかなぁ。
メロディアスな「GOODBYE」はピアノもギターもストリングスもキラキラしていて、ポップバンドとしても通用しそうです。「LOST YEAR」のストリングスの使い方なんかは、ギターバンドのそれじゃない。この人達の
本質はポップ志向なのではと思わざるを得ない。まぁ、そこが好きな所なんだけどね。
「ARMISTICE」は【スティービー・ワンダー】【アース・ウインド&ファイアー】系のファンク。
9分の大作「BURDEN」は力作であり、感動巨編みたいな壮大な曲。メタリックなギターリフからソウルフルなヴォーカル、幽玄な雰囲気のシンセサイザーとエレクトロニクスの響き、骨太でダイナミックなドラムスの音圧、そして悲しげな終盤のヴォーカルに涙腺を刺激されるという、着想の豊かさに圧倒されます。
ミキシングエンジニアの手腕かもしれないが、音響的にもハイファイではなく、可聴帯域のギリギリあたりの高域と低域をばっさりカットしているようだ。これはダンスミュージックとしては最適な方法で、乗りやすいと同時に聴き疲れを防止するのにも有効です。楽曲に疾走感があるのも、その効果の現れだと思います。
いゃあ、ミュートマス最高ですね。
火は放たれた!(SET IT ON FIRE!)この想いのまま渋谷O-EAST突撃予定です。(笑)
アーミスティス
↑サマソニ'09の勇姿を見よ!