2013年10月に運行開始した九州旅客鉄道(JR九州)の寝台列車「ななつ星 in 九州」。この列車は,1泊2日または3泊4日で九州内を周遊する。
ななつ星in九州は、九州を周遊して自然、食、温泉、歴史などをじっくりと満喫することを目的とした寝台列車である。博多駅発着の1泊2日または3泊4日のコースがあり、3泊4日の場合は福岡、大分、宮崎、鹿児島、熊本というルートで九州を1周する。片道の移動やスピードを目的としていないのが、寝台特急列車と根本的に異なる。
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九州旅客鉄道(JR九州)は3月18日、8~11月に出発する豪華寝台列車「ななつ星in九州」の予約申し込みの抽選倍率が平均37倍と過去最高になったと発表した。
今回は昨年10月の運行後初めての受け付け。申込件数は7241件だった。最高倍率は8月26日に出発するDXスイートA(3泊4日コース)で195倍に達した。
>>> ななつ星の機関車
機関車含め8両編成の列車に個室が計14、定員はわずか30名。機関車は、JR貨物のディーゼル機関車に改良を加え、外装を77系客車と同じ「古代漆」基調の塗色として新しく製造した「DF200 7000番台」を使用。ディーゼルエンジンで発電してモーターを動かすディーゼルエレクトリック方式を採用している。