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┃★┃ 九州・えびの高原の硫黄山 - 火山性地震が発生
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火口周辺警報が出ている宮崎,鹿児島県境にあるえびの高原の硫黄山周辺では,「火山性地震」が16日から19日までの4日間に合わせて10回観測された。
福岡管区気象台・鹿児島地方気象台 http://www.jma-net.go.jp/kagoshima/ が発表の「火山の状況に関する解説情報」によると,えびの高原の硫黄山周辺では,1月16日から19日午後3時までの速報値で,「火山性地震」が
・16日に1回
・17日に5回
・18日に4回
それぞれ観測された。なお,地下のマグマや火山ガスなどの動きを示すと考えられる「火山性微動」は観測されませんでした。
また,硫黄山に近い韓国岳付近の一部では,おととし12月ごろから地盤が伸びる傾向がみられる。
気象台は,「大きな変化はみられないものの,硫黄山周辺では火山活動が高まった状態が続いていて,今後,噴気や火山ガスなどが噴出し,状況によっては小規模な噴火のおそれがある」として,火口周辺警報を継続して,硫黄山からおおむね1キロの範囲では,噴火に伴って飛散する大きな噴石に警戒するよう呼びかけている。
えびの高原周辺では2013年12月から、火山やその付近を震源とする火山性地震がしばしば発生,昨年9月までに計850回観測している。
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┃★┃ 長野・御嶽山警戒範囲 3キロに縮小 -
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去年9月に噴火した御嶽山について,専門家などで作る火山噴火予知連絡会は「火山活動は引き続き低下してきており,現状では去年9月の噴火と同程度か,上回る規模の噴火が発生する可能性は低くなっている」とする見解をまとめた。
それによると,御嶽山では去年10月中旬以降,噴火は観測されておらず,山ろくで観測している二酸化硫黄の放出量も,去年10月下旬からはやや少ない状態が続いている。
火山噴火予知連絡会は「御嶽山の火山活動は引き続き低下してきており,去年9月の噴火と同じ規模か上回る規模の噴火が発生する可能性は低くなっている。一方で噴煙活動や地震活動は続いており,今後も小規模な噴火が発生する可能性がある」とする見解をまとめた。
これを受けて気象庁は,火口から4キロ程度としていた警戒が必要な範囲を3キロ程度に縮小したうえで,引き続き噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけている。