※NHKテレビニュース画面より
鹿児島気象台によると,これま火山性地震が少ない状態であったで新燃岳が,今月20日には7回とやや増加し,21日は32回,22日20回,23日は午前10時までに6回,発生している。火山性地震が1日に30回以上発生したのは,2013年4月2日以来およそ2年ぶりである。
地下のマグマや火山ガスなどの動きを示すと考えられる「火山性微動」は観測されていない。だが,新燃岳の北西数キロの地下深くにあるとされるマグマだまりの膨張を示す地殻の変動は,このところ膨張傾向にある。
こうした状況から,鹿児島気象台は「新燃岳では引き続き火口周辺で小規模な噴火のおそれがある」として,これまでの噴火警戒レベル「2」を継続して,今後の火山活動の推移に注意するとともに,火口から1キロの範囲では,噴火に伴って飛散する大きな噴石に警戒するよう注意を促している。
◆霧島連山「新燃岳」大浪池(鹿児島県) 新燃岳ライブカメラ 2014/0209/15:22
>>>霧島連山は,高千穂峰(1,574m)・御鉢(1,408m),中岳(1,332m),夷守岳(1,344m),硫黄山(1,310m),
韓国岳(1,700m),獅子戸岳(1,428m),大幡山(1,306m),甑岳(1,301m)と,
新燃岳(1,421m) から形成されている。