このままでは,ファンに愛想を尽かされる- 日本人プロゴルファー
男子プロ・ゴルフツアー,今季国内5戦を消化して韓国人プロ4勝,日本人プロ1勝。
外国人に優勝をさらわれる日本人プロ。 かつては日本のプロゴルファーには,スゴみを感じる選手が数多く存在した。
優勝回数で国内男子プロとしては尾崎将司,青木功に次ぐ歴代3位の杉原輝雄(1937年6月 - 2011年12月)。
「家庭が貧しく,中学を卒業してそのままキャディーになった彼にはなど,ゴルフをするしか生きていく道がなかった。早朝から日が暮れるまで,ひたすらパットの練習を繰り返す杉原の姿を見たトップアマの中部銀次郎が,とてもかなわないとし,プロ転向を断念したほど。その道でしか生きていけない者の執念です。そういうバックボーンがあるから,一打一打に心が込められていてプレーに迫力がある。生きざまが出るのです。今の若手プロはすべてが薄っぺらい。
今の日本人には「本物のプロ」がいないのだから,ファンに愛想を尽かされるのも当然である。
●エピソード
練習量の多さはゴルフ界では有名であり,杉原の練習熱心な姿を見て育った関西出身のプロゴルファーも少なくない。また,先進的な道具に対しても積極的に取り入れ,特に162cmとプロスポーツ選手としては小柄な体格をカバーするために,1990年代にはドライバーのシャフトを徐々に長くして47インチドライバーにも取り組んだ,長尺ドライバーの先駆者でもある。衰えた筋力の強化のため,1996年5月から加圧トレーニングを開始していた。
1997年に前立腺癌が発見されるが,ゴルフを続けられなくなるという理由で手術を拒否し,投薬治療を選択した。2008年には癌が転移していることも判明したが 「生涯現役。」を公言しツアー参戦を継続することを表明していた。
●━●━●━●━●━●━●━●━●━●━●━●━●━●━●
⇒⇒ 石川遼 公式サイト ⇒ http://ryo-ishikawa.jp/
◆石川遼 2015-16年シーズン戦績
・米ツアー第5戦「ファーマーズインシュランスオープン」-予選カット
・ 米ツアー第4戦「ソニー・オープン・イン・ハワイ」-セカンドカット
・ 米ツアー第3戦「CIMBクラシック」-10アンダーで35位T
・ 米ツアー第2戦「シュライナーズホスピタルforチルドレンオープン」-50位T
・ 米ツアー開幕戦「フライズ・ドットコム・オープン」」-予選カット
・