百田氏,都知事選に「ちょっと出てみようかと思っている」
小説「永遠の0」などで知られる作家の百田尚樹氏(60)は19日,、スポーツ報知の取材に応じ、東京都知事選への出馬について悩める胸中を明かしたという。
「ちょっと出てみようかと思っているのが本音。通る(当選する)わけがないのは分かっているけど,日本は今、やっかいな問題をいろいろ抱えている。出馬することで、世の中の人に自分の考えを発言できたらいいなと考えている」と心境を口にした。
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>>>百田尚樹氏の問題作 『カエルの楽園』
『永遠の0』『海賊とよばれた男』等のベストセラーで知られる百田尚樹氏は,発言や著作でこれまでに数々の共感や感動と共に,物議も醸してきた。
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今年2月に発売の『カエルの楽園』 も,また,議論を呼んでいる。
■寓話か風刺か
物語は,アマガエルのソクラテスとロベルトが,、天敵に襲われる恐怖と隣り合わせの祖国を捨て,安住の地を求めて旅に出るところから始まる。道中, 様々な困難にぶつかりながらも,ついに理想的な国「ナパージュ」に辿り着いた二匹は,ナパージュのカエルたちから良いところを学んで,祖国に帰ろうと決意する――と、こう書くとカエルたちの冒険記のようだが,.....。読者からの感想はというと,そういう色合いはまったく見られな い。
楽天のレビューによると,
とても面白い作品でした。
中学生くらいから読める作品です。とにかく面白いし登場カエルが、すごい。
でも、読んだ後、なんとも言えない恐ろしさに襲われます。
この本は、いかに日本のマスコミや教育が、汚染されているかを世に問う渾身の一作だと思います。
是非、ご家族で読んで、登場カエルの謎解きをお勧めします。
私のお気に入りは、ハンドレットです。
不思議と誰かに似ています。
といったような,感想が寄せられている。なぜカエルの話なのに、こうした感想が寄せられているのか。 それは、本書が読むうちに,「このカエルはあの人に似ている」「この運動は、あの市民運動とソックリ」といった風に連想させる,書き方をしてるからであろう。
子どもが読んでも楽しめるが,大人が読むとまったく別の読み方もできるような仕掛けとなっている
百田氏自身は,この作品について,
「書いていてこれほどの手応えを感じたのは『永遠の0』『海賊とよばれた男』以来。これは私の最高傑作だ!」と自負のほどを語っている。