>>>鹿児島で局地的大雨 土砂災害に厳重警戒を
出所:気象庁サイト ttp://www.jma.go.jp/jp/warn/352.html
鹿児島県(奄美地方を除く)の注意警戒事項
薩摩,大隅地方では,29日夜のはじめ頃まで土砂災害に警戒してください。
奄美地方(鹿児島県)の注意警戒事項
奄美地方では,28日夜遅くまで急な強い雨や落雷に注意してください。
⇒⇒ 気象庁 ⇒ 土砂災害警戒情報:鹿児島県
http://www.jma.go.jp/jp/dosha/352_index.html
鹿児島地方気象台によると,九州付近に停滞する前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み大気の状態が不安定になっています。
大雨の影響は交通にも出ています。JRは,九州新幹線が鹿児島中央と熊本の間で運転を見合わせていましたが,午後2時50分ごろ運転を再開しました。在来線は,日豊本線の国分から西都城,肥薩線の隼人から吉松,吉都線の吉松から都城の間で,運転見合わせとなっています。高速道路は,九州自動車道の加治木ジャンクションから横川インター,東九州道の隼人東インターから末吉財部インターが通行止めとなっています。
この影響で,鹿児島市内と鹿児島空港を結ぶリムジンバスと,鹿児島と福岡などを結ぶ高速バスに,遅れがでています。
●垂水市-市内全域に自主避難を呼びかけ
大雨の影響で,垂水市は28日午後2時,深港地区の38世帯70人に避難勧告を出しました。
また垂水市内全域に自主避難を呼びかけています。
●鹿屋市-輝北地区,高隈地区全域に避難準備情報
鹿屋市は輝北地区と高隈地区全域に,避難準備情報を出しました。
●姶良市-市内全域に避難準備情報
姶良市は,28日午後2時,市内全域に避難準備情報を出しました。
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前線に向かって湿った空気が流れ込んで大気の状態が不安定になり,鹿児島県の薩摩・大隅地方を中心に猛烈な雨が降っています。
鹿屋市で午後0時40分までの24時間雨量が263・0ミリに達するなど,降り始めからの雨量が多いところで250ミリを超えていて,気象台は土砂災害に厳重に警戒するとともに低い土地の浸水,川の増水に警戒するよう呼びかけています。
鹿児島県が設置した雨量計では霧島市牧園町で午後2時までの1時間に85ミリの猛烈な雨を観測したほか薩摩川内市で午後1時半までの1時間に78ミリの非常に激しい雨を観測しました。
27日の降り始めから28日午後3時までの雨量は鹿屋市吉ケ別府で281ミリ,薩摩川内市の八重山で246.5ミリ,鹿児島空港で230ミリ,鹿児島市喜入で214.5ミリに達しています。これまでの雨で土砂災害の危険性が非常に高まっているとして薩摩川内市,霧島市,姶良市,さつま町に土砂災害警戒情報が発表されています。
大気の不安定な状態が続くため,奄美地方を除く県内ではこのあとしばらく局地的に雷を伴って1時間に80ミリの猛烈な雨が降るおそれがあるほか,28日夜にかけて非常に激しい雨が降るおそれがあります。
29日夕方までに降る雨の量は奄美地方を除く県内の多いところで200ミリと予想されています。
鹿児島気象台 http://www.jma-net.go.jp/kagoshima/ は薩摩・大隅地方の広い範囲と三島村に大雨や洪水の警報を出して土砂災害に厳重に警戒するとともに低い土地の浸水,川の増水に警戒するよう呼びかけています。また,落雷や竜巻などの突風に十分注意し,発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には頑丈な建物に入って身の安全を確保するよう呼びかけています。
⇒⇒ 気象庁 ⇒ 土砂災害警戒情報:鹿児島県
http://www.jma.go.jp/jp/dosha/352_index.html