カテゴリ:Editor's Life
今日は、来月に刊行予定の本の束見本 (つかみほん) が届きました。束見本というのは、その本を作るときに実際に用いる紙を使って、仕上りと同じページ数に製本した、中身が白紙の見本のことです。これを作ることで、本の外形や厚さが正確に把握できるので、カバーデザインを考えたり、函 (はこ) の大きさを決めたりすることができます (函入りの本にする場合)。
束見本はそういう目的のために作るので、その本来の役目が済むと、大変立派なメモ用紙に変身します。ですが、年間に何点も作るということと、本と全く同じサイズと重さですから、これの置き場に結構悩むのです。 出版社によっては、製作部で管理していたり、ある程度溜まったところで処分をしているところもあるようですが、私のところは担当の編集者に手渡されるので、各自に管理や処分が任されています。他の編集者の方々はどうしているのか知りたいところなのですが、私はというと、机の右側の引き出し3段のうち、すでに2段までが束見本で埋まっていて、束見本ギャラリーと化しています。 束見本を有効利用している編集者の方々の声を集めて、「こんなに使える束見本!」 という本でも企画してみようかな ~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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