■外宮さんへ行こう!外宮(豊受大神宮)◆ お参りルート ◆ 火除橋 → 手水舎 → 御正宮 → 新御敷地 → 御池 → 多賀宮 → 土宮 → 風宮 → 月夜見宮 伊勢神宮 豊受大神宮(外宮)イラストマップ 伊勢神宮携帯サイト 神宮のMAP掲載。神宮参拝に便利です。 http://www.isejingu.or.jp/mobile/ 外宮へのアクセス ◆電車で 近鉄特急 京都 → 宇治山田(2時間10分) 近鉄特急 大阪・上本町 → 宇治山田(1時間50分) 近鉄特急 名古屋 → 宇治山田(1時間30分) JR快速 名古屋 → 伊勢市(1時間37分) ◆駅からのアクセス <JR・近鉄>伊勢市駅から徒歩約5分(600m) <近鉄>宇治山田駅から徒歩約10分(700m) ◆車 伊勢自動車道 伊勢西I.C~県道32号を北へ約2Km 外宮前の観光案内所で伊勢神宮の案内パンフレットをもらうと便利です。 前もってTEL予約すると、ガイド(伊勢神宮の案内)もしてもらえます。 お伊勢さん観光ガイドの会(伊勢市観光協会) 0596-28-3705 http://www.ise-kanko.jp/ask/voluntee.html お伊勢さん観光案内人(有料ガイド) 0596-24-3501 http://www.ise-cci.or.jp/source/oisesan/ 外宮さんは伊勢市の中心に近く、JRまたは近鉄の伊勢市駅から徒歩5~10分くらいで こんもりとした森が見えてきます。 まず、表参道の火除橋を渡る 火除橋を渡ると、そこは聖域。 ▼ 手水舎で心身を清める 参道の左側にある手水舎で、お手水を。 左手、右手、口の順で清めます。 手水とは、神聖な場所に入るための禊の儀式を簡略化したもの。 ここで雑念を祓い、心も清めましょう。 ▼ 一の鳥居をくぐる 簡素な檜造りの「一の鳥居」。その奥に樹林に覆われた参道が続いています。 ゆったりとカーブした参道は木漏れ陽が美しく、小鳥のさえずりも聞こえます。 一の鳥居は神域の入り口。軽く会釈をしてくぐりましょう。 参道を歩く際は、外宮は左側通行。中央は神様の通り道なので避けます。 ちなみに、内宮さんは右側通行。御正宮に対してより遠い側が外宮は左側、 内宮は右側なので、遠くから少しずつ近づくことで敬虔な気持ちを表しているといわれます。 ▼ 二の鳥居をくぐり、神域の中心へ 参道の中程にもうひとつの鳥居が見えてきます。 ここから先はより清浄な神域。 ▼ きれいに掃き清められた玉砂利を踏みしめながら、参道を歩くと、やがて 右手に御正宮の板垣南御門が見えてきます。 居ずまいを正して、豊受大御神がいらっしゃる御正宮へ。 ▼ いよいよ御正宮にお参り 御正宮とは神様がいらっしゃる奥座敷のような場所。 板垣南御門の前でお辞儀をしてくぐると丁寧でよいでしょう。 御正宮には、衣食住や産業の神様、豊受大御神が祀られています。 一般の参拝は、外玉垣南御門(とのたまがきみなみごもん)の前まで。 お賽銭を静かに入れ、二拝二拍手一拝で参拝しましょう。 御正宮では、個人的なお願いは畏れ多いとされます。 むしろ、国のこと、中でも現実面、例えば、国民の健康や地域の活性を 祈るとよいそうです。 「私は○○に勤める○○という者です。地域の代表として、住民の幸せをお祈りします。 勤める会社を含む業界の代表として、業界全体の安全と発展をお祈りします。」 などなど ▼ 純白の絹の御幌(みとばり)の向こうは、御垣内(みかきうち)と呼ばれる、 もっとも清浄なる神域。 神域の様子や御正殿を拝見しましょう。 御垣内を拝見 お参りが終わったら、御垣内を拝見します。 正面は畏れ多いので遠慮し、脇のほうから拝見しましょう。 唯一神明造(ゆいいつしんめいづくり)という建築様式 神殿は、檜の素木(しらき)造りで、柱の本を直接地中に埋めて建てる掘立式(ほったてしき)。 弥生時代の穀倉が原型で、唯一神明造といいます。 屋根の上の重しのような役割をしているのが、鰹木(かつおぎ)。 名の由来は、魚のカツオの形に似ているからともいわれます。 1本が約200キロもあるのが、外宮さんは9本、内宮さんは10本、屋根に乗っています。 ▼ 新御敷地(しんみしきち)に拝礼 御正宮に向かって左手には次の式年遷宮の御宮処となる新御敷地があります。 現在の御正宮が立て替えられる以前は、この新御敷地に御正宮がありました。 20年ごとに東西に御宮が移動するわけです。古い御宮があった場所でもあるので、 古殿地(こでんち)ともいいます。 中央にあるのが、もっとも神聖な心御柱(しんのみはしら)のための覆屋。 神様の気が凝縮している場所ですから、じっくりと拝見し、拝礼をしましょう。 御池(みいけ)でほっとひと息 御正宮の前に池が広がり、亀や鯉が泳いでいます。 ここは池のように見えるけれど、昔、外宮を突き抜けて流れていた豊川という川の名残。 ご神前の池なので、御池と言います。御池越しに御正宮を望むのもいいそうです。 ▼ ここまで着たら、別宮(べつぐう)もお参りしよう 外宮さんには、別宮といわれるお宮が三社、宮域外に一社あります。 こちらにもぜひお参りを。 御正宮では個人的なお願い事は畏れ多いと、別宮の多賀宮(たかのみや)で 熱心にお参りをする人が多いようです。 荒御魂(あらみたま)を祀る多賀宮 御池を眺めながら、亀石といわれる、大きな一枚岩の橋を渡ります。 突き当りの約百段の石段を昇り、別宮の多賀宮へ。 多賀宮に向かう石段を上りきった左手にある石。 寝ているお地蔵さんのようにみえることから「ねじぞうさん」と呼ばれ親しまれています。 豊受大御神の荒御魂をお祀りしています。 現実的なパワーの強い神様といわれ、個人的なお願い事はこちらでするとよいとされます。 二拝二拍手一拝でお参りをしましょう。 多賀宮は第一の別宮で、高いところにあるから多賀宮。昔は”高宮”と書きました。 他の別宮と違って、ご祭神が御正宮と同じです。 他の別宮には、玄関に相当する鳥居があるのですが、ここには鳥居がありません。 つまり、位置的には御正宮とつながっているのではないかともいわれます。 土地の守り神、土宮(つちのみや)へ 石段を降りて、別宮の土宮へ。 外宮の土地の守り神で、大土御祖神(おおつちのみおやのかみ)が祀られています。 二拝二拍手一拝でお参りを。 困難を切り開く神様、風宮(かぜのみや)へ 土宮の東に鎮座するのが、風の神、級長津彦命(しなつひこのみこと)、級長戸辺命(しなとべのみこと)を お祀りする風宮。農業に関わりが深く、風雨の順調を司る神様です。 二拝二拍手一拝でお参りしましょう。 ▼ 女性にゆかりのある月の神様、月夜見宮(つきよみのみや)へも行ってみよう 外宮とセットでお参りしたいのが、別宮の月夜見宮。 社殿前にある、大きな楠に寄り添い、木の鼓動を聞いていると自分の体も大きくなったような気がする。 北御門口から出て、神路通りを北へまっすぐ歩いて約300メートル、宮域外にある別宮、月夜見宮へ。 天照大御神の弟神である月夜見尊(つきよみのみこと)と、月夜見尊の荒御魂をお祀りしています。 月の引力による潮の満ち引きが、出産や女性の周期に影響を与えているといわれるように、 女性に関わりの強い神様です。 二拝二拍手一拝でお参りしたのち、お宮の右手にある、大きな楠にお願い事を。 欅や杉などうっそうとした樹林に覆われた、心癒されるお宮です。 別宮(べつぐう) 別宮とは、正宮との間柄を示す称号で、皇大神宮、豊受大神宮の「正宮」に次ぐ、特別なお宮。 外宮・豊受大神宮には宮域内に3所、宮域外に1所の別宮がある。 荒御魂(あらみたま) 神の行動的で激しい力を表す。やさしい側面の和御魂(にぎみたま)に対比。 別宮遥拝所(べつぐうようはいしょ) 遥拝とは、神様のいらっしゃる方向に向かって拝むこと。 別宮を巡る時間がないときは、御正宮参拝後、ここで二拝二拍手一拝する。 ■豊受大神宮(外宮) 伊勢市豊川町279 0596-24-1111(神宮司庁) http://www.isejingu.or.jp/ ■月夜見宮 伊勢市宮後1 0596-24-1111(神宮司庁) http://www.isejingu.or.jp/ ■伊勢市観光協会ホームページ http://www.ise-kanko.jp/
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