今日は、七澤清貴先生にみていただきました。
1楽章から順にみていただきました。1,2楽章は練習が進んでいたのですが、3,4楽章はあまり練習が進んでいなかったので、1,2 楽章を中心にみていただきました。
最初に、1楽章を通しました。意外に音程は全体的にいいとのことでした。
- 冒頭はどの楽器も開放弦が入った和音なので、音程は合いやすいです。
- 5小節目からの第1バイオリンの音程が外れると目立つので、要注意です。
- 7小節目、11小節目は、「D線で」と言われたのですが、音程に自信がなくA線を主張すると「A線でもD線ぽく」と。頑張ってD線で弾くかもしれません。
- 14小節目のフェルマータは、音が動く第2バイオリンに他の楽器が合わせると合わせやすいとのことでした。
- 25小節目のsubit pの入りは、内声の3連符にメロディが合わせた方がうまくいきそうでした。
- 62小節目からの第2主題は、メロディはビブラートをよくかけて。ここからビオラの三連符は、前半の動きがない10小節間は淡々と演奏して、後半の動きが出てきたところは、だんだんと前に行く感じで演奏すると、メロディとしっくりいくことが分かりました。
- 83小節目からの第1バイオリンの16分音符は、遅くならないように気をつけて。ビオラとチェロも遅れがちになるので気をつけること。
- 102小節の直前の第1バイオリンは、思い切りルバートかけてもOK。弾きやすいように。
- 141小節目の第2バイオリン、C の音程気をつけて。
- 145小節目の第1バイオリン、Gis の音にビブラート。
- 163小節目から、第1バイオリンとしてはゆっくり弾きたくなるのですが、チェロはなるべくインテンポで弾きたいようです。この曲は、こういった軋みが他にもたくさん出てきて、メロディは制限を受けながら演奏する部分が多くあります。
- 187小節目アウフタクトから、チェロがゆっくりになり、だんだん速くして198小節目の再現部で冒頭のテンポになるのが理想です。178小節目のビオラである程度テンポを戻してしまうという手もありますが、私たちは、再現部に向けてだんだん速くしていくことにしました。しかし、再現部に達しても、テンポは元に戻りません。でも、再現部自体が省略されて短くなっているので、冒頭よりもテンポが落ちていても長くは感じないとのことでした。
- 197小節目の入りは、チェロの移弦を見て入ると合わせやすくなりました。
- 299小節目からは、白玉の音符はなるべく音を切らないようにとのことでした。
- 300小節目の第2バイオリンとビオラは、2小節の休みをカウントするだけではなく、チェロのロングトーンが充分 p になるのを待って入る。
- 328小節目の第1バイオリンの b の音は、小指ではなく薬指で押さえていい音でビブラートをかけて。
2楽章も一通り通しました。1楽章と比べると、音程に難あり、でした。
- まずはテーマで音程合わせをしました。
- 第1変奏では、第1バイオリンの音程が重要とのことでした。長い音符は必ずビブラート、付点三連符(?) にもビブラート、でした。
- 第2変奏では、チェロの音程重要です。「死ぬ気で」と言われてました。
- 第3変奏の後半の前半(81小節目から)は、内声(第2バイオリンとビオラ)がメロディだと思っていたので、第1バイオリンは遠慮して弾いていたのですが、「もっとしっかり弾くように」言われました。
- 第4変奏は、第1変奏同様、第1バイオリンの音程が重要とのことでした。
2楽章はちょっと時間切れの感がありましたが、3楽章へ。これも、一通り通しました。
Trio は、内声の、付点四部音符-八分音符-四分音符、のリズムを聴くように、とのことでした。
4楽章も、一通り通しました。ゆっくり目のテンポでした。
まだ、弾きこなしていないので、練習方法を教わりました。
冒頭のパターンは、弓の場所を4人で揃えると良いとのことで、その練習をしました。
次回の先生練習までに、1楽章はテンポの変化を、2楽章は音程、3・4楽章は慣れとテンポアップが課題です。
(Vn: T.Y.)