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2005年12月22日
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カテゴリ:カテゴリ未分類


米国の“核の中核”であるロスアラモス研究所の運営業務が「ベクテル」に委託されるもよう。ロスアラモス研究所といえば、2000年5月の「大火災」、2003年には「ずさんな核廃棄物管理が発覚」し、2003年12月には機密情報を保存したディスク10枚が行方不明、さらに2004年5月と7月にも機密情報を保存したディスクと2つの外付けハードディスクが紛失していることが発覚した。つまり、この8ヶ月間で発覚しただけでも3度の機密情報が行方不明になっていたのだから、機密情報の漏洩は、不気味なほど常態化していたと判断できる。ロスアラモス研究所では、過去にもHDDやコンピュータ200台以上が紛失する騒ぎが起きている(参考記事)。

これらの不気味な不祥事が連続して発覚したため、ロスアラモス研究所は、2004年7月16日、研究所の活動停止に踏み切った(追い込まれた)。

2005年11月30日には、ロスアラモス研究所で、少なくとも300キロの兵器級プルトニウムが行方不明になっている可能性があるとした報告書を米シンクタンク「エネルギー環境調査研究所」が発表した。この量は、核兵器50個分にも相当するという。これは少なく見積もって300キロなので、最悪の場合1000キロを超える可能性もあるらしい。この報告書に対して12月13日、同研究所の当局者は「プルトニウムは行方不明になっていないと確信している」と述べ、盗難や紛失の恐れを否定した。(※参考)。







ロスアラモス研究所は、第二次世界大戦中の原爆開発計画「マンハッタン・プロジェクト」の決定を受けて、1943年に建設が始まった。テネシー州のオークリッジ核施設で取り出されたウラン235と、ワシントン州のハンフォード核施設で抽出されたプルトニウム239がロスアラモスに持ち込まれて2つのタイプの原爆を製造。45年8月、広島と長崎にそれぞれ投下された。



ロスアラモス研究所の付属機関「ブラッドベリー科学博物館」に展示された上空から撮影した研究所の全景。「機密保持」のため標高2000メートルを超える高地に建設された。敷地面積は110平方キロ。写真上のマークは点在する核関連施設を示している(参考)。




ロスアラモス国立研究所(1995)
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ロスアラモス国立研究所
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ロスアラモス国立研究所 (1995)ロスアラモス国立研究所(ロスアラモスこくりつけんきゅうじょ、Los Alamos National Laboratory、LANL)は、アメリカ合衆国ニューメキシコ州ロスアラモスに、第二次世界大戦中、マンハッタン計画の中で原子爆弾の開発を目的として創設されたアメリカの国立研究機関である。

初代所長はロバート・オッペンハイマー。ここで開発・組み立てられた原爆が、広島に投下された原子爆弾「リトルボーイ」、および長崎に投下された「ファットマン」である。
約110平方kmの敷地に1万人以上の科学者・所員が勤務し、核兵器のみならず様々な先端技術について広範な研究を行っていた。複雑系の研究で有名なサンタフェ研究所もロスアラモス国立研究所が母体となって設立された。

しかし、放射性物質のずさんな管理や機密情報を収めたディスクの行方不明、実験機器(高出力レーザーなど)による負傷などの不祥事を続けざまに引き起こし、2004年7月16日に活動を全面的に停止している。



[ロスアラモス国立研究所]

1942年、フランクリン・ルーズベルト大統領による「マンハッタン計画」決定後、「機密保持」「水の確保」などに適しているとして、ニューメキシコ州北部の辺境の山地が選ばれる。当時、33世帯、約200人のヒスパニック系入植者が農業を営んでいたが、1日で強制移住させられた。

43年には研究所の施設建設が始まり、所長に就任したオッペンハイマー博士もカリフォルニア大学バークリー校から移り住んだ。45年7月16日の人類初の原爆実験は、他の施設で製造したプルトニウム239をロスアラモスへ運んで爆弾に組み立て、特殊車両で同州の実験地「トリニティ・サイト」へ運んで実現した。

第2次大戦後は、旧ソ連との冷戦下、新たな核開発研究の拠点施設の役割を果たし続ける。冷戦後も既存の核兵器の維持管理とともに、新兵器の開発などに取り組んでいる。管理・運営主体はカリフォルニア大学。科学者ら労働人口は約1万2000人。


金網のフェンスで囲われた「プルトニウム施設サイト」。
「50周年」のマークは、ロスアラモスでの施設建設から
50年を迎えた1993年以来掲示されている(ロスアラモス市)


ロスアラモス国立研究所 上(病める原爆誕生の地)
http://www.chugoku-np.co.jp/abom/nuclear_age/us/020127.html

ロスアラモス国立研究所 下(小型核兵器の開発進む)
http://www.chugoku-np.co.jp/abom/nuclear_age/us/020203.html



【ロスアラモス入門書】



『ロスアラモス入門書』
http://www.ne.jp/asahi/hayashi/love/losalamos.htm

序文
http://www.ne.jp/asahi/hayashi/love/losalamos2.htm

緒言
http://www.ne.jp/asahi/hayashi/love/losalamos1.htm

史跡探訪(トップページ)
http://www.ne.jp/asahi/hayashi/love/index.htm



米国立ロスアラモス研、運営をベクテルなどに委託

【ワシントン=吉田透】米エネルギー省は21日、核兵器の研究で知られる米国立ロスアラモス研究所(ニューメキシコ州ロスアラモス)の運営業務を、米エンジニアリング・建設大手ベクテルとカリフォルニア大学などが参加するジョイントベンチャーに委託すると発表した。

同研究所の運営は長くカリフォルニア大が受託してきた。放射性物質のずさんな管理など不祥事が相次いだため、エネルギー省は2004年夏に研究所の運営を一時凍結。マネジメント刷新のため、運営委託先を初めて公開入札方式で選んだ。 (09:49)

http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20051222AT2M2200D22122005.html



米核研究機関の運営移管 原爆開発以来、初の試み

【ワシントン21日共同】ボドマン米エネルギー長官は21日、機密情報管理などで不祥事が相次いだニューメキシコ州の核開発研究機関、ロスアラモス研究所の運営主体を来年6月以降、これまでのカリフォルニア大学から、同大学や米建設大手ベクテルなど4組織で構成されるグループに移管すると発表した。
コンピューターやフロッピーディスクの紛失など、ずさんな管理体制が問題になった同研究所をめぐり、ブッシュ政権は2年前に運営主体を競争入札で決める新方針を採用。日本に投下された原爆の開発が1943年に始まって以来、初の試みで、注目を集めていた。

2005年12月22日木曜日

http://www.kahoku.co.jp/news/2005/12/2005122201000936.htm



※ ベクテル関連

ボヘミアン・グローブ
http://plaza.rakuten.co.jp/HEAT666/diary/200410130000/





Bechtel Corporation Home
http://www.bechtel.com/default.htm

Los Alamos Announcement(12/21/2005) ※今回のロスアラモスの件
http://www.bechtel.com/NewsArticles/484.asp



【社説】米の核物質不明 早急に管理体制見直せ'05/12/6
http://www.chugoku-np.co.jp/Syasetu/Sh200512060036.html



※ お奨め書籍(ちょいと古いけど)



ベクテルは秘密のヴェールにつつまれたアメリカ最大の個人企業であり、世界の精油所建設のほとんど、そして原子力発電所の半分に関わってきた建設・エンジニアリング会社でもある。本書は、カリフォルニア時代から支援してきたロナルド・レーガンとの関係、情報機関CIAとのつながりなど、政財界に広がるベクテル人脈をあぶりだす。そこには驚くべき事実が隠されていた。

【目次】

秘密の社交クラブ
ベクテル社の創設
世界一のダム建設
2代目―ステファン・ベクテル
第2次世界大戦
ベクテルの独立
石油の宝庫サウジアラビア
原子力の委員長マコーン誕生
原子力時代はじまる
CIAの1機関ベクテル
ベクテル家の三代目
社長スティーヴ
ドクター・ハマー登場
ホワイトハウスを動かす
大物シュルツの社長就任
もうひとりの男ワインバーガー
緊迫する中東情勢
原子力帝国の崩壊
シュルツとワインバーガーの対決
ホワイトハウスを乗っ取る原子力
ベクテル家4代目の実態



■『ベクテルの秘密ファイル』 Laton McCartney著
http://www.jetin.com/parody_times/a_and_d/aad20030327.htm




ロバート・オッペンハイマー(J. Robert Oppenheimer)







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最終更新日  2005年12月22日 23時52分02秒
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