+ Freude am Fahren +

飛行機事故関連の情報を最近検索するようになって
何て毎日毎日いろんな事が起きるんだろうって思っていたら
ついに墜落事故が発生した。

報道各社が伝えるところによると、

ギリシャの首都アテネ北方の山中に14日、乗員ならびに乗客121人を乗せた
キプロス・ヘリオス航空のボーイング７３７型旅客機が墜落した。

現地からの報道では墜落現場では飛行機の残骸が散乱しており、
ギリシャの消防当局者は「生存者は見当たらない」とコメントしており、
全員が死亡したとみられている。
アテネの日本大使館によると、搭乗者リストに日本人らしき名前はない。

同機はキプロスのラルナカ発、アテネ経由チェコのプラハ行き。
原因は調査中だが、事故前に管制に対してパイロットが体調不良の交信が
あったとの情報もある。空調システムに何らかのトラブルが生じ、
機内の気圧や酸素量が急変しパイロットが意識を失った可能性が出ている。

同機が飛行中に突然交信を絶ったためギリシャ空軍の戦闘機が緊急出動した。
ヘリオス機に接近した空軍パイロットによると、
旅客機のパイロットはうなだれたような格好で座っていたとのこと。



与圧システムは機内の気圧を地上と同じ程度に保つシステムだが、
これが動作しないと、15秒ほどで人は意識を失うと言われている。

よく非常事態で飛行機の天井から酸素マスクが落ちてくるのを
テレビなどで見たり、飛行機に乗ると安全手順の説明などで
酸素マスクの装着方法などがインストラクションされるが、
これは急減圧時に空気中の酸素量が減って意識障害を防ぐためのものだ。

通常は与圧システムの故障や何らかの理由で急減圧が機内に起こった場合、
直ちにパイロットは酸素マスクを装着して、
飛行機は与圧が不要な高度まで緊急降下するのだが、
今回の場合には、
与圧システムの不具合に気付かなかったのだろうか？

なんとも不可解な事故だ。

原因究明が待たれる。



それにしても、航空事故、何処かで起こるとホントに続くものだ。
連鎖的に起こると言うか、
実際にはいつも世界のどこかで毎日のように起こっていると言った方が
正しいのかもしれないが、死者の出る事故もイタリアで起きたばかりで
日本でも起きないことを祈るしかない。