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カテゴリ:電験_理論_過渡現象
過渡現象の問題その2。
抵抗R1とコイルLの直列、これと抵抗R2の並列回路で、スイッチがON(閉)とし、 定常状態にする。 その後、定常状態をt=0としてスイッチをOFF(開)とした時の過渡現象。 まず、定常状態でR1に流れる電流i1は、E/R1となる(※1補足参照) これを初期条件として、並列回路部分を閉路として、閉路内電圧の微分方程式は、 0=(R1+R2)i+L(di/dt)この、両辺をラプラス変換すると、 0=(R1+R2)I(S)+L{sI(S)-i(0)} ここで、iと、i1は同方向にとると、i(0)=i1(上記初期条件)なので、 E×L/R1=(R1+R2+SL)×I(S) これよりI(S)の式を作り、逆ラプラス変換すると、 i(t)=E/R1×e^-{(R1+R2)t/L} ここで、抵抗R1で消費するエネルギーを考えると、 エネルギー=消費電力で、定常状態になるまでの電力時間積分で求められるので、 R1×i(t)^2を範囲0~∞で積分すればよい。 計算すると、 Wr1=L/(2(R1+R2)×E^2/R1 となる。 まぁ、比較的簡単ですね。 考え方の注意点と、手書き(後日)は補足を参照してください。 (ここまたはトラバで) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/04/14 05:26:45 PM
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