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カテゴリ:電験_法規
![]() 問6 高圧需要家の電力需要設備 (1年間は365日、負荷A~Cはいずれも力率1.0、変圧器の損失は無視) a.電力需要設備は図(補足手書)のように500kVAの変圧器から負荷A、負荷B及び負荷Cの三つの負荷に電力を供給しており、各負荷の電力使用実績等は表のとおりである。 負荷…年間使用電力量(MWh)…最大電力(kW)…年負荷率(%) 負荷A…(1)1200…167…82 負荷B…851…(2)135…72 負荷C…1367…208…(3)75 b.三つの負荷相互間の不等率が1.20であるとき、合成最大電力は(4)425kWであり、このときの変圧器の利用率は(5)85%である。 導出は補足参照で。 問7 架空電線の着氷雪害 送電線路において電線の異常動揺の一種である(1)ギャロッピングが相間の短絡事故にまで発展することがあるが、これはどの線路にも起こりうるという一般的な現象ではなく着氷雪、風、電線の導体数などと気象、地形、架空条件などの要因が重なり合って発生する特異な現象である。 その発生原理については、現在も解明されていない点が多いが、着氷雪によって非対称となった電線の断面に水平風があたることによって(2)揚力が発生し、着氷雪の位置によっては自励振動を生じて電線が上下に振動する事によるものであると考えられている。 観測事例などによれば、このような動揺は、電線断面が(3)大きいほど、また、単導体よりも多導体において発生しやすく、振幅が大きく、持続時間も長いことから、径間において相間短絡を起こしやすく再閉路が成功しても再度相間短絡が発生する頻度が高い。 特別高圧送電線のギャロッピング対策の実施事例としては、次のようなものである。 1.電線の上下振動周期と捻回周期の(4)同調防止を目的とした抑制装置の取付 2.電線間の接触防止を目的とした(5)相間スペーサの取付 3.線間クリアランスの増加 4.がいし装置断連防止のためのがいし装置の強度の強化 補足はこちらです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/09/13 10:36:01 AM
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