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(旧)信州伊那谷~笑顔あふれる家づくり

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2008.02.26
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テーマ:住宅コラム(1785)

夜明け前、薄暗い空に山並みのシルエットが浮かび上がります、白み始めた東の空に明るい星が見えます。
俗に言う、『明けの明星』なんでしょうが、星の名前は判りません・・・
相変わらず電線が邪魔ですがね・・・(泣)

一向に進まない『環境に優しい暮らし』シリーズです、前回【番外編まとめ】を書いてからまた間が開いてしまいましたが、少しづつですが今回からまた書き進めて行きたいと思います、お付き合いの程よろしくお願いします。

番外編も含めると今回でもう10回目になってしまいます、以前にも書きましたが、どうやら予定通り?このシリーズは長期化しちゃいそうです・・・

このシリーズの最初にも書きましたが、私が思う環境に優しい暮らしは、ある程度現在の状況を維持した上で、快適に暮らすにはどうしたら良いのか?という事で決して昔に戻ってという事ではありません。

今までに、本編では家づくりのキーワードとして
『お日様』
『間取』
『間仕切』
『財布に優しい』
番外編では
『化石燃料の消費を減らす』なんて事を書いてきました。

究極のエコって事を考えると、昔の暮らしは本当に自給自足の生活をしていたように思います、落ち葉を集めて肥料や焚き付けに・・・
燃料として使った後の灰なども田畑の土壌改良や山野草の灰汁抜きに使ったりしていました。
炊事やお風呂の燃料は裏山の薪、冬の暖房は囲炉裏や火鉢やコタツ等の局所暖房のみ・・・
ようするに、地域の中でいろんな資源が循環しながら、それらを上手に使って生活してきたっていう事なんだと思います。

断熱や気密とは無縁だった昔の建物だった頃にはカマドや囲炉裏から立ち昇る煙は煙突や屋根裏に煤のコーティングをしながら排煙窓から排出される仕組みになっていましたが、家の中で火を焚くということは当然の事ながら家中煤まみれ・・・
なんとも味のある古材の色は長い年月を掛けて煙に薫醸されて出来た色なんです・・・
煙による乾燥と、煤によるコーティングは木材を保護する役目を果たしてきましたが、住宅様式が一昔前とは変わってしまった現在、薪を燃料に使った暮らしとなると、現実的には不可能か、採用するとしたら贅沢な部類に入ってしまうのではないでしょうか?
おまけに火の回りは暖かくはなるものの、少し離れただけでもそこは真冬の冬と同じ状態です。

私が子供の頃、少しづつ住宅にも断熱材や、気密性の高いあるサッシが使われ始めたのですが、暖房していない廊下や寝室等はとても寒くて寝ていても鼻の頭が冷たくて、布団を頭から被って寝ていたものです。
おまけに窓は結露が酷くて、お風呂の窓は凍り付いて開け閉めもままならない状態で、家の中の水道も良く凍ってしまったのを覚えています。
家の中とは言え、お風呂に入ったり、トイレに行くといった洋服を脱ぐ場所は余計に寒くて、今考えても震えてきてしまいそうです・・・

快適な住環境を考えたときに『温熱環境』という言葉が浮かんでくる方はどのくらいいるんでしょうか?家庭内の温度差『ヒートショック』などによる事故で無くなる方は、年間1万人以上にも上がり、交通事故で亡くなくなる方よりも多いんです。

日本よりも北の国や、国内でも北海道などでは、様々な方法で全館暖房という考え方が普及しています。
日本は南北に長い国ですから、冬の寒さが厳しい地方や夏の暑さの方が厳しい地方まで家の造り方は様々です、残念ながら私の住んでいる信州では冬の寒さが厳しいのに、まだまだ全館暖房といった考え方は普及していません。

環境に優しいと、快適な暮らしを両立させるには、家の間取りや日当たりをよく考えて、自然の力を借りるのはもちろんの事、断熱材や開口部の性能もしっかりと考慮していきたいものです。

今までに書いてきた事柄も大いに関係してきます。興味のある方は下にリンクを貼ってありますのでお読み下さい。
環境に優しい暮らし【1】 
環境に優しい暮らし【2】
環境に優しい暮らし【3】
環境に優しい暮らし【4】
環境に優しい暮らし【5】  
またまた長くなりました・・・次回に続きます(汗)

◆環境に優しく快適に・・・
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つい先日、最近他社で家を新築した友人と話をしていて、『廊下やトイレが寒くて寒くて・・・何とかならんもんかねぇ~~』って言う聴いたのですが、新築の家だからって、暖かいとは限りませんね・・・







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Last updated  2008.03.01 11:05:12
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