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テーマ:日々自然観察(10123)
カテゴリ:昆虫(蛾)
それでも撮影したのは、私の気まぐれと、蛾が少し大きめだったからである。
種類を調べるのにはかなりの時間を要した。図鑑で見ても、斑紋に個体差があるし、図鑑で使用している標本と生態写真では色彩が微妙に違っていて、結局分からなかった。 次の手は「みんなで作る日本産蛾類図鑑」である。此処にはツトガ科の写真が現時点で約450種2000枚収録されている。これを一つずつ調べて行くのはかなりシンドイ。
しかし、図鑑とは異なり生態写真も沢山あるし、同じ種類の写真が何枚もあって個体差が分かるので、慎重に見て行けば大概ヒットする。1ページ50枚の写真を先頭から調べて行くのだが、クロモンキノメイガと判明したのは、実に37ページ目であった。 メイガ類の種を調べようとすると屡々こう言う羽目に陥る。亜科が検索出来れば良いのだが、手元の文献には科までの検索表しかないし、もし有っても写真だけでは難しいだろう。尤も亜科が分かったとしても、ノメイガ亜科だけで約300種もあるのだから、属が分からなければ大差無いとも言える。
こんな訳で、この手の蛾は、余程特徴的な斑紋がない限り、余り掲載する気が起こらない。他の昆虫のサイトを見ても、掲載しているメイガ類の種類数はメイガ類全体に比してかなり少ない。小型の蛾を得意とする人以外は、みな同じ気持ちなのだろうと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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