いつも隣り合わせ
先日兵庫県のとある市で開催されたマラソン大会10kmに参加した。
五月に企業対抗マラソン大会に出場するので、スピード練習の一環で出てみたのだ。
従来スピード練習はあまりしてこなかった。理由は心臓に負荷がかかること、あくまでも健康の為のジョギングだからだ。
だから今回の10kmへの参加は若干趣旨に反する。
そんな心配を心の一部に仕舞ったまま走って見たのだが。
レースの途中で救急車のサイレンが聞こえた。
もしかするとこのレースかと思っていると、大変残念なことに間もなくランナーが心臓マッサージを受けている場面に遭遇した。
胸を押されることによるのか何と言っているのか判らないような声と呼び掛ける声が交差する。
レースを中断し成り行きを見届けるかレースを続けるか迷ったが、結局走り続けた。
人の命には終わりがあるのだけれども、あのランナーが回復したことを祈る。