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mkd5569@ Re:短歌の楽しみ(11/04) こんばんは ひさしぶりのご挨拶できました…
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2010.04.25
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カテゴリ:カテゴリ未分類
 名を北橋綱蔵と言う。
近所の銭湯のボイラーマンをしていたが、頭脳明晰な人で、
当時小学生だった僕を可愛がってくれて、
休みのたんびに、映画や美味しいものを食べに連れて行ってくれた。

 僕も、ちょくちょく、釜場に遊びに行っていた。
しかし、閉口したのは、彼が小学生の僕を相手に
小難しい社会問題の話を滔々とするし、愚痴はこぼすし、だった。
が、欠食児童だった当時の僕は、食欲には勝てなかった。

 これも後で知った事だったが、彼は僕の4人の姉達の長女が目当てでもあって、
僕を可愛がってくれていたとの事だった。
姉は彼と結婚すれば絶対に幸せになっていたはずだった、
と今でも僕は思っている。

 彼は、何年も姉のことを思い続けていたようで、
とうとう終生独身を通した。

 彼は、途中で左官屋に転職し、僕を夏休みのアルバイトとして誘ってくれた。
当時としては大人並みの破格の日給だったが、
中学生の僕には仕事がきつく、
僕は2週間で過労で熱を出して寝込んでしまい、
アルバイトはそれでおしまいになった。

 しかし、この左官の仕事の経験が
僕の日曜大工の出発点になっているような気がしている。

 その後、彼とは、十数年、音信不通だったが、
姉との連絡は取り合っていたようで、
それが縁で、久しぶりに僕を訪ねてくれたが、
話の中身と話し振りは昔のままで、やはり閉口した。

 が、今となっては懐かしい。
風の便りに、亡くなったと聞いた時には、
何だか、やたらと、とても悲しかった。

 綱さんの人生は、しあわせだったのかなぁ?

 今でも、彼のことを思うと、何故だか、胸がつまって、泣きたくなる。





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Last updated  2010.04.26 03:58:48
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