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直前期2回目の講義は、『資産会計』でした。 資産は固定資産と棚卸資産がありますが、棚卸資産は昨年の本試験で出題されたので ほぼ固定資産に絞って学習できますが、固定資産との比較での棚卸資産にも要注意! 資産の評価については、原価主義・時価主義・割引現価主義がありますが、 それぞれの定義や長所・短所、またそれらが資本維持にどう関係するかなどや、 リース資産・金融基準など、どこまでも論点が広がっていく感じです(;´▽`A`` また捉えにくい論点として、『のれん』がありますが、今回出てきたのは「主観のれん」 やっと理解できてきたという手応えがありますが、今までは理解できているのか否か 捉えどころのない論点で、企業結合会計で出てくる「(正の)のれん・負ののれん」や、 企業の評価で出てくる「自己創設のれん」や、事業資産に出てくる「主観のれん」など 同じ「のれん」だけど、よく似ているようでやっぱり違う。。。 それに、この『のれん』という言葉が、他の堅い会計用語と違って親近感が持てそうな 雰囲気を出しているところが、妙に曲者っぽくて捉えどころがないと思うのは私だけ?(笑) 共通して言えるのは、「のれん=超過収益力」ということ。。。だと思う(*^-^*)> 企業結合では、取得企業(吸収する側の企業)は被取得企業(吸収される側の企業)を 利用することにより、結合時に支払った額を超える利益を得ることを目的に吸収します。 それだけ利用価値があると思って吸収するので、被取得企業の純資産額よりも 基本的に多く支出することになります。この多く支出したものが「のれん」です。 のれん =「吸収する側の企業の支出額」-「吸収される側の企業の純資産額」 だけど、まれなケースとして、のれんがマイナスになることがあります。 これが「負ののれん」で、その会計処理も負ののれんの捉え方で違ってきます。 自己創設のれんは、例えば老舗旅館のように、設備などは他の旅館と変わらなくても、 なぜか客を引き寄せる力(超過収益力)がある場合、この超過収益力をいいます。 だけど、自己創設のれんは、客観的な値段が付けられないので資産計上できません。 そして、主観のれんは、資産を事業資産と金融資産に分けたときに出てきます。 金融資産は、上場会社の株式や金などで、株式市場などいつでも売買可能な市場が存在し、 所有者が努力しなくても市場価格で売買できる代わりに、所有者がどんなに優秀でも 市場価格を超えての売却はできないので、超過収益力というものがありません。 事業資産は、例えば店舗など、所有者の利用方法により収益力が違ってきます。 同じ店舗でも、ある人はその店を利用して大儲けしようと、超過収益力(主観のれん)を 期待して、その店舗を購入して商売を始めますが、「その店を利用しても余り儲けられない」 と思う人にとっては主観のれんが小さくなり購入しません。 そして、主観のれんもやはり客観的に評価できないので資産計上できません。 以上の理由から、原則的に金融資産は時価評価、事業資産は取得原価評価となります。 長々と書いてしまいましたが、これは空cooが理解した「のれん」のまとめであって、 空cooは単なる税理士受験生であり、先生ではないので内容の保証はしません(爆) なので、同じ受験仲間が参考にしていただくのは構いませんが、 「ここの部分が間違っているよ」などありましたら、お知らせ下さいm(_ _)m お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.05.17 13:21:34
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