LINN PURiFiは「LUNDAHLのトランス2個を積んだ箱」です。電源は要りません。
CH Precision C1のバランスアウトからPURiFiへ,PURiFiのバランスアウトからPass Labs Rushmoreへ,でOK。簡単ですな。
先に書いておきますが,前後につなぐケーブルでずいぶんと音が違います。我が家のライン系で最大の変化じゃないかくらい違う(笑
一応2組(Cardas Clear light XLR 1m,NBS Signature 2 XLR 1.2m)×2組(Cardas Golden Cross 5m,MIT Magnum M1 3m)を組み合わせましたが,この4通りの中で,正解はNBS Signature 2+Cardas Golden Crossだけのようです。特にMITは我が家で最も実力を示さなかった組み合わせとなりました。MITはインピーダンス切り替え機能があり試しましたが,すべて×。恐ろしいものです。LINN KLIMAX DSもこんなにケーブルにシビアなのかしら。
デモ機なのでエージングも不要と聴き始めましたが…これは…予想に反してえらく違う。そしてえらくよい。
わざわざお借りして「予想に反し」も何もないのですが,1) 変化は小さく,2) レンジはやはり狭くなり,3) “いわゆる音楽性”は増す,方向かと思っていました。
ところが,1) 変化は大きく,2) レンジは狭くならず,3) “いわゆる音楽性”は増さない,ではないですか(爆
全部外しとる。
2) のレンジは,Rushmoreがそれを意識させるスピーカーではないので,まぁ納得できます。3)もRushmore自体のコンセプトが「躍動感ある Old Speakerの現代版」ですから,わからないこともない。それをトランスレベルで付け足すこともないのでしょう。
ただ,1)はなぁ…変化が大きいのがいいことなのか悪いことなのか。C1からグランドノイズと言うかデジタルノイズが漏れているみたいで,ちょっと微妙な心境です。
(続く)