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Koby.Kの日記 [全303件]
9月も中旬に入り恒例の玉葱と葱の種まきがはじまりました。 一言に玉葱といっても、極早生・早生・中生・晩生・赤玉葱などざまざまなタイプなものがあり、農園でも以上のタイプの種をすべて播きます。 新島・式根島の傾向としては、早生のタイプの玉葱が好まれるようで、約9万本生産する田甘葱苗のうち、6~7割ぐらいはこのタイプが占めます。 このタイプが好まれる理由は、梅雨前に収穫できてしまい、その後のサツマイモ栽培へうまく移行できるからだと思います。 今月一杯種を播き、2ヶ月間の育苗を経て、11月下旬ぐらいから農家さんへ苗を提供します。 ![]() (10cm間隔に溝をつけ、その溝の中に種をまいていきます) 最終更新日時 2008年9月14日 18時3分28秒
朝の6:00~夜の9:00までの15時間、常に体を動かし続けるということは、こんなにも過酷なことなのか・・・ということが、一昨日に「佐渡国際トライアスロン大会」に参加しての率直な感想だった。 わたしには17歳ぐらいから「いつかトライアスロンのアイアンマンレースに参加したい」という夢があった。当時わたしは地元の社会人を中心に編成されていた駅伝チームの練習に誘われて参加していたことがあったが、そのチームの練習に宮古島で開かれるトライアスロンの大会に毎年出場しているという人が来ていた。 その人に会うまではトライアスロンというものの存在をわたしはまったく知らなかったが、スイムと自転車とランニングを1日かけておこなうスポーツがあるということにかなり驚き、この人はとんでもない人だと衝撃を受けた。 そしてそれから20年後の今回、自分自身が日本で一番長いといわれている佐渡の大会に参加したわけだが、ほんとうにしんどかった。 参加選手約750名は、当日の朝4時すぎぐらいから佐渡の佐和田という地区に設けられた大会会場に集まり、自転車のセッティングや腕へマジックで自分のナンバーなどを書いてもらい、空も明るくなってきた6時に、3.8kmのスイムがスタートした。 9月の新潟の海といえばクラゲの宝庫といわれるが、泳いでいると何匹ものクラゲが目の前を横切っていく。たぶんクラゲにしてもいきなり人間が何百人も海に押し寄せるのであるから、たまったものではないはずだが、こちらも刺されないようにうまく避けながら・・・と思うものの、あちこち刺されまくった。最悪はクラゲが顔面にぶつかり、案のじょう刺され唇が腫れた時だったが、こちらも浜から1km以上沖に出たところにるわけで、どうしようもすることもなく、まさに海の中の人の流れに身を任せ、前へ進むのみだった。 約1時間40分後何とか無事に泳ぎきり、次は自転車にトランジット。コースは佐渡の東側から時計回りで一周する190km。正直言って練習でもそんなに長い距離を自転車で走ったことはなかった。舐めているといえば舐めているが、普通に暮らしていてそんな距離をトレーニングするということ事態が現実的でないような気もする。 以前東京マラソンに参加したときに、空腹とエネルギー切れで痛い目にあった経験があったので、今回は色々とエネルギーを補給できるようなアイテムを腰に巻きつけ参加した。 よく登山で遭難したときの飴玉一個の重要さが言われ。体内のエネルギーが消耗したときの栄養補給ほど、「ポパイにホウレンソウ」のたとえではないが、体がチャージされているということを実感する。そんな栄養剤のお陰で、自転車のパンクもなく何とか乗り切った。時間にして約7時間40分、スタートしてから9時間20分が過ぎていた。 最後はフルマラソン。長距離を走ることの経験者としてはこれが一番楽にいけるのではないかと思い込んでいたが、これが一番辛かった。 やはり10時間近くハードに体を動かしているだけあって、使う筋肉はちがうといえども、足が前に進まないのである。そしてどんどん後続から抜かれる有様・・・。こんなはずでは、と思っても体は言うことを利かない。 ところでこのトライアスロン大会には時間制限があって、最終ゴール時間が夜の9時30分だった。マラソンを走り始めたときに残り6時間ぐらいだったので、何とかいけるだろうとおもっていたが、次第に1kmを10分もかかるような具合になってしまい、計算してみたところ間に合わないことが判明。 何とかならないものかと思っていたら、3kmぐらいおきにある給水などのコーナーでエアーサロンパスを発見、これを足に噴きかけまくった。すると文明の利器とはすばらしいもので、エアーサロンパスを吹き付けた足はビックリするくらい軽くなるのである。 それから支給されるオニギリやパンをできる限り食べまくり、熱いお茶で流し込んでは腹ごしらえをして、次の給水給食コーナーまで頑張るということを繰り返した。 夜も7時ぐらいになるともう真っ暗となり、時折激しい雨も降る中、ここまで来たんだから何とかゴールしたい・・・という一心で一歩一歩前へ足を進めた。しかし体も限界に来ているらしく、今年の1月にぎっくり腰で痛めた腰も痛くなりはじめ、そこにもエアーサロンパスを噴きかけ(しかしスプレーの噴射口が下に向きすぎで、肛門にもかけてしまいその痛さもたまらなかったが・・・)、騙し騙しゴールを目指した。 そしてタイムリミットの30分前、夜9時ちょっと前、ゴールテープをきる瞬間がやってきた。自分の名前がアナウンスされ、ライトアップされたゴールへ飛び込む。正直言って熱いものがこみ上げてくるのを感じざるをえなかった。 トライアスロンという競技の発祥地は、ハワイだということを友人から教えてもらったが、何でこんなことを競技にしてしまったのだろうか・・・と参加してみてつくづく感じた。 しかし世の中にはこのトライアスロンを2日間で2回おこなう大会もあるという。恐るべしである。 20年来の夢であったが、「また出場したいか?」と聞かれたら、何も答えることができない自分が今はいる。 最終更新日時 2008年9月9日 19時4分46秒
新島では2月~3月ぐらいにかけて春ジャガイモをふせこむ農家さんの姿は多く見かけるが、秋ジャガイモを栽培する人は少ないようだ。 確かに秋ジャガイモといえば、春ジャガイモに比べ収量が低くなるといわれている。しかし、デンプン含量が高く甘みもある。 そこでこの度は、農園にて試験的な栽培をおこない、その過程を農家さんへ紹介することとなり、今日普及員さんと一緒に、栽培準備にとりかかった。 特に今回はシンプルなつくり方でおこなうこととした。 シジアンという地元の農協で販売している化成肥料だけを少量使い、堆肥などは前作で畑に入れてあったため施さないこととした。 そして明日の夕方「ニシユタカ」という品種のジャガイモをふせる予定でいる。 ![]() <畝幅60cm ふせる芋の間隔は30cmの予定> 最終更新日時 2008年9月2日 17時59分48秒
キュウリ苗というと、農園では毎年4月上旬から7月上旬まで、数回にわけて苗を生産して地元の方に提供しているが、今年は8月一杯まで苗を作って提供することとなった。そして今日また数10本ではあるが、農家さんから追加の注文が入ったのである。 普通8月植えのキュウリというのは、新島のようにこれから台風に襲われる場所では露地でつくることは難しい。確かに「一か八かやってみよう、台風こなけりゃ儲けもの」ということで植える方はいるが、なかなかうまくいかないようである。 実は、今年に入ってこれほど遅い時期までキュウリ苗を生産するようになったのには訳がある。それは国・都・村の補助事業を利用して、村内の農家さんたちが野菜栽培専用のハウス約10棟を建てたからである。 ところでこの野菜ハウスの使い道であるが、新島で作った野菜をわざわざ輸送コストをかけて都心の市場へ出したところで、なかなか採算があうものではない。そこで視点を足元に向けて、野菜自給率の低い島内へ作った野菜を供給しようということとなった。 そこでハウスを使えば夏を過ぎても栽培できるキュウリやトマトなどをつくり、農協の直売コーナーや、また農協を通して給食に供給することとなった。 たとえ小さな一歩、小さなサイクルかもしれないが、地産地消に新しい形がうまれ、島内でお金がまわる仕組みが出来るとすばらしいし、農園の活動がそれに少しでも役に立てたら嬉しいと思う。 ![]() <農家さんの畑へいくのを待つ接ぎ木キュウリ苗> 最終更新日時 2008年9月1日 18時7分37秒
式根島と新島の島の姿というのはかなりちがい、そしてその差異がまたそれぞれの魅力となっている。 新島に住んでいるわたしでさえ、連絡船の「にしき」に10分ぐらいゆられて式根島に降り立つと、何だかちょっとばかり旅行に来てしまったような気持ちになったりする。 そんなわけで8月中旬の仕事が休みの日に、家族と一緒に式根島へ半日ばかり遊びに出かけてきた。 式根島にはいくつかの入り江があるが、波が穏やかで、家族で磯遊びをするのに絶好の場所なのである。 今回我家は「中の浦」という海岸で遊ぶことにしたが、水の透明度も高く、カラフルな小魚たちの群れもたくさん見れて、海に入るのを最初嫌がっていた子供たちも、すっかり海の中の景色に魅了されいつの間にか歓声を上げていた。 それから我家のように子供たちの年齢が低く、海に長時間入っていられない場合でも、周辺の岩場では、カニとり、貝とり遊びができるのも楽しい。 マイナスのドライバーを片手に、岩にへばりつく貝をはがしたては岩場を回るのだが、次第に獲物がいそうなところがわかってくるところが面白い。 今回妻が夢中になって採っていた一枚貝に、地元で「アイシ」とよんでいる大きいものだと10cmぐらいになるものがあった。だいたいコイツは岩の下の見つかりにくいところに潜んでいるのだが、岩についた海草などを食べているため、その岩の海草の食べ歩いた(這った)あとをたどっていると発見することがある。 素人がそんなにたくさん取れるものでもないが、磯で遊ぶぐらいにはちょうどよい。 新島にいながらもそんなには出かけることのない式根島、この島の魅力を発見しに、これからは時々出かけたいと思う。 ![]() <式根島の魅力の1つは、何箇所も磯遊びが楽しめるところがあることかな> ![]() <食卓にのぼったその日の獲物 酒蒸しでいただきました> 最終更新日時 2008年8月31日 18時18分56秒
農園では「土づくりガイドブック」という新島や式根島の畑の野菜などを栽培するための土づくりについての資料をまとめている。 これは来年3月末までにまとめて、来年度から「畑の土づくり講座」のテキストなどに活用する事になるのだが、これを農業関係の出版社である「農山漁村文化協会」(通称:農文協)とすすめている。 そういう関係から、農文協の編集者の方々ともお知り合いになり、その縁で今年4月には同社の雑誌である「うかたま」の取材を新島でしてもらう機会をえて、新島の食文化、特に磯ものについての特集を組んでいただいた。通常地元の情報を完成度の高い形で外へ発信しようとするとそれなりに資金も必要となるが、今回のように取材に来ていただき、それもプロの方々の手を経て、全国に伝えていただいたのは、新島や式根島にとっても実にありがたい。 ところで農業関係の雑誌を出している出版社や組織というのは全国にもいくつもあるのだが、それぞれ出版されてくる雑誌を見比べると各々の農業のとらえかたに違いがあってなかなか面白い。 この農文協という出版社にも「現代農業」という月刊誌があって、毎月350ページを越す雑誌を世に送り出してくる。当然写真や図もあるのだが、かなり文章も多いので、これを隅から隅まで読もうとすると、「もうおなか一杯」という気分になってしまったりする。 そんなわけで毎月すべてを読むことはできないが、とにかくこの雑誌の「主張」というところはとりあえず読むようにしている。そこを読むと雑誌の構成上、その号の特徴やこの出版社の考え方や何を伝えたいのかわかってくるからである。 そしてその「主張」を読んでは自分なりに色々考えてみたりするのだが、先日その社の方と雑談する機会があったときに、前から聞きたいことを聞いてみた。 それは「農業への株式会社の参入について農文協としてはどのようにとらえているのだろうか?」という内容だった。 世の中では以前アパレル会社が農業に参入しようと試みたり、またワタミフーズの農場経営が話題になったりしている。しかし農文協の出版物からはそういうことを積極的にとりあげている様子はなかったので、そのあたりがどうしてだろうかとわたしは興味を持っていた。 そしてその雑談を通してわたしなりに理解したところは「農文協の農業のとらえ方は、農業というのが単なる営利目的だけの価値ではなく、その地域の人々のくらしや文化・教育、環境保全など多種多様に価値を広げている産業としてとらえているのではないか」とのことだった。 確かに自分身の回りをみまわしてみると、農業についている人たちも決して農業経営だけをしているのではなく、地域の様々な活動に(地域の防災活動や行事に参加したり、冠婚葬祭や互いのくらしを助け合ったり、また共に農環境や地域環境を保全に加わるなど)かかわっている。 これは別に農業に限ったことではないが、ここでの農業は地域の様々な価値と結びつきながら地域を守っている産業なのだな~と感じるのである。 そういう点からすると、大きな資本をもって外部からその地域へ参入してくる企業というのは、そういう形で地域へ関わる続けること、特に僻地や離島、中間山地など条件不利地域では難しいかもしれないな・・・と思えるのである。 ただ最近は「限界集落」という表現が目に付くように、集落の機能を維持できなくなってきているところもどんどん生まれてきている。そしてますます東京へ人口が流れ、また地方でも中核都市へ人が集まっているようである。 そのように考えると、「農耕」という人類史の中で約1万年前にはじまったといわれている「農」の営みは、とても古くて、しかし常に新しい課題を提供してくれるものでもあるように感じる。 今後も「農」をキーワードに、機会があることに大いに語らい、考えたいと思う。 ![]() <新島と式根島がとり上げられた『うかたま6月号』) 最終更新日時 2008年8月30日 19時40分21秒
あれほどカンカン照りが続いていた新島も、今週に入ったとたん雨または曇りの日々が続いています。突然季節が変わってしまったようで、すっかり秋っぽくなって来ましたね。 さて秋到来ということで、農園では秋苗の販売がはじまりました。キャベツ・白菜・ブロッコリー・カリフラワーなどなど。先日夕方の村内放送を入れてから、村民のみなさんがポツリポツリと苗を買いに来てくださいます。 農園では秋苗の種を7月下旬から播きはじめますが、今年は暑すぎて葉が焼けてしまう問題が発生し心配しました。しかしスタッフのみなさんが暑い中管理を頑張ってくれて、ようやく販売までこぎつけました。ホッと胸をなでおろしています。 来週からはいよいよタマネギ、長ネギの種まきの準備に取り掛かります。 ![]() <キャベツ苗> 最終更新日時 2008年8月28日 18時31分2秒 |一覧| |
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