カテゴリ:全道のネットワーク
おおかたの資料もできてきました。
あとは印刷と言うところ。 今年のテーマは「いきいきかあさん、カッコいいね!」食と農を育む~自立編~ 私たち、女性農業者は経営の中で実に細々とした仕事をこなしつつ経営の表にはなかなか出ないのが実情。個人事業主の経営体が多い普通の農家では、夫であったり父であったりが経営者となり代表になっている。家庭によって状況はさまざまなのだけど、なかなか妻の働きが認められていない事が多い。 農産物の価格は工業製品のように生産原価から割り出されるものではなく、出荷してしまってから値が付くのである。相手任せなのでなかなか家族労働を金銭として生み出せないことが多い。 よく、会社役員で高給を取っていた叔母が、「なんでおなたのうちは大の大人が4人(私たち夫婦と両親)で早朝から夜遅くまで働いて私一人の給与より低い収入なの?だから農家なんて早くやめて勤めた方が良いのよ。」と、言っていたけど実際そう。 短大卒の娘の年収が、父親の農業経営所得を上回るなんて事もよくある話。 そうなると当然父親の農業経営所得の中から妻や嫁の労働に応じた給与が払えるわけもなく、専従者給与という名前で毎月振り込まれるわずかな額は家族分集めてみんなの生活費に消えるわけで、お母さん名義の財産を作る余裕もない。そうなると経営の中身だってみたくはなくなってしまい、全てはお父さんの責任~お父さんもつらいのである。 こういう状況がなが~い間続いてきたし、まだまだ続いていく部分もあるのだと思う。 後継者の育たない所以でもある。 しかし、農協一元出荷や産地政策で言われるままに作って出荷し売ってもらう農家ばかりではなくなった。自分で作物も選定し販売先も作り、こだわりの農産物を作る。直売所を作る。付加価値をつける。消費者に愛される農産物で人を呼び地域を変える農家も出てきている。そういう農家ではやはり女性が活躍している。責任ある経営参画をし、地域社会でも信頼を得て活躍している。そしてきちんと労働を評価される。 そんなカッコいい女性農業者の講演や、活気ある経営の父と娘・大家族経営の夫婦が並んで発言すると言う前代未聞のパネルディスカッションを予定しています。 参加申し込みをされた皆さん、おたのしみに~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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