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テーマ:愛犬と日々の暮らし(78)
カテゴリ:お別れ
![]() ![]() 9月20日は希ちゃんの命日 亡くなった時間が近くなると落ち着かなくて ベルを撫でて過ごしました ![]() ![]() 寄りそう希ちゃんとベル のどかな日々が続くはずでした ゴハンを急に残すようになり そして食べなくなって 横わたって過ごしていた希ちゃん 水だけは欲しがって たくさん飲んでいました 熱っぽくて喉が渇いたのだと思います 貧血が進み視線が宙を見ていたけど オシッコに行く? と誘うと 慌てて体を起して いつものようについて来ました ![]() ![]() H24.9.4撮影 缶詰も受け付けてくれなくて心配でした 痛みで食べられなかったんだね 希ちゃんの歩みが遅れるようになったのは 食欲が落ち始めたて間もなくでした ベルとの二頭引きが難しくなり 治ったらまた一緒に散歩しようねと 別々に連れて行きました ![]() ![]() 入院する直前までベルは希ちゃんにベったり いつもシンクロな二頭でした ![]() ![]() 入院するまでの数日間は数メートル歩くのもやっと それでも排泄は散歩まで我慢してくれたので 抱いて散歩に行きました 希ちゃんの体重は13kgほど 健康ならば抱けない重さではありませんが 力の抜けた彼女はずっしり重く 先代犬のとき と重なり不安でたまりませんでした 食べることが大好きだった希ちゃんが どんどん痩せていくのに 身体じゅうのリンパ節は腫れていきました ![]() ![]() 左:H24.8.3撮影 この頃から微熱はあったかもしれません 右:H24.8.31撮影 とてもだるそうで、このあと横になってしまった 食欲は戻らず脾臓肥大が確認され 貧血と黄疸が始まったので緊急手術を決断しましたが 術後10日で逝ってしまいました 食欲が落ち始めてからわずか3週間の出来事でした 摘出した脾臓の病理検査で初めて正確な病名が分かりました あのときこうすれば ああすればという思いは沢山あります でもどうであっても癌から彼女を救い出すことは不可能でした どんなに後悔しても希ちゃんは帰って来ません 夜通し悩んで決められなくて それでも生きて欲しくて直前に決心した手術 少ない選択肢の中で一生懸命悩んで決めた結論だったなら それが最良の選択だったんだよって ある人に言われ救われる思いでした 最後に希ちゃんを苦しめたのは悪性リンパ腫という癌 元の飼い主が早期不妊手術をしてくれていたら 回避できたかもしれないとこの記事を読んで思いました 動物医療が進み治せる病気は増えましたが 老齢になってから小さな体に無理な治療を施すことなく 予防薬や早期不妊手術で防ぐことが出来る病気もあるのです ![]() 希ちゃんの形見の首輪 いつも一緒です 手術後も日に日に衰えて行く希ちゃんを連れて帰りたくて 一旦退院させて家から点滴に通いたいと申し出た晩 老愛犬を介護したときに使った介護用品を譲るからと 友人が家まで運んで待機してくれていました 閉じない手術傷にハエが近付くとやっかいだと獣医師から聞き 子供の頃に使ったという蚊帳も探し出して用意してくれました でも間に合わなかった 診察台の希ちゃんはもう虫の息で こんな状態で車に乗せて移動して大丈夫なのかと聞いたとき 「今夜が山だと思います」と告げられました 10分か15分のちに 希ちゃんの命は閉じました 希が死んじゃったと電話口で泣く私を 「希ちゃんの最後に間に合って良かったね」 友人は希ちゃんの亡骸が到着するのを待っていてくれました 悔やんで泣いてばかりの私に 遅くまでつきあってくれて とても有難かった 希ちゃんの食欲が落ちたと聞いて手作り食を届けてくれたり 生前も何かと手を差し伸べてもらいました ![]() 平成24年8月26日撮影 春宮と万治の石仏が最後のお出掛け とても元気だったのにね 最後に三頭を連れて出掛けた日も付き合ってくれて↑ とっても良い思い出になりました 本当に本当にありがとう 希ちゃんは入院する前から全く食べなくなって ゴハン命だった彼女が本当に不憫でした 術後も病院の療法食を拒み続けていましたが 私が持参したジャーキーは口にしました わんこ堂さんが送ってくれた手作りササミジャーキ― その匂いを嗅がせると久しぶりに欲しがって すこしずつ千切ってあげると美味しそうに食べました それをきっかけに食欲が戻ったようで 前から好きだった馬肉ジャーキーを少しと ゆでササミを口にしました そしてまたササミジャーキーをパクパク 嬉しかったなあ 沢山の量ではありませんでしたが 希ちゃんの食欲が戻ってどんなに明るい気持になったか 病理検査結果を待っている頃 食べられれば元気になって退院できると希望が持てました その食欲は長くは続かなかったけれど 最後に美味しい物を与えることが叶いました 辛く悲しい病院の思い出のなかで 希ちゃんが食べることが出来たのは唯一の救いでした そして先日 わんこ堂さんから届いた小包 手作りジャーキーを見てハッとしました 希ちゃんの命日に送ってくれたのです お手紙を読んで涙が止まりませんでした ![]() わんこ堂さん ありがとう! さっそく愛ちゃん・希ちゃんに供えました どちらもオヤツが大好きだったので嬉しくて小躍りしてるかも(笑) 去年の同時期わんこ堂さんは10時間を超える命がけの大手術を受けました 彼女の退院報告はとても嬉しかった 元気になった希ちゃんと来春に会いたいねと言ってもらったのに 約束が果たせなくなり 負の連鎖を招きたくなくて しばらくは希ちゃんのことを言わないつもりでしたが 思いがけず退院前に電話で元気な声を聞かせてくれて 希ちゃんの話題になりナイショ作戦は失敗 わんこ堂さんの大事な回復期に心配かけてしまった(^_^; そしてまた今回もすごく励まされました 気にかけてくれてありがとうね m(_ _)m ![]() ![]() 左:平成20年5月に12才でお星様になった可愛い可愛い愛ちゃん、もう5年経ったんだね 右:平成24年8月23日撮影 希ちゃんのまだら顔と優しい眼差しが懐かしい 久々に引っ張りだした愛ちゃんの画像が懐かしいな 空の上で希ちゃんと会えたかな ジャーキーの香ばしい匂いに誘われて一緒に戻っておいでよ ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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