NHKの「クロ-ズアップ現代」で詐欺悪徳医師の行状を取り上げていた(2005.7.18)。
八木田旭邦(やぎた あきくに)元近畿大教授の「新免疫療法」で死亡した女性の遺族が正しい治療を受ける機会を奪われたとして賠償を求めた訴訟で、東京地裁が元教授らに約5000万円の支払いを命じた事例を取り上げていた。
新免疫療法はキノコの抽出物やサメの軟骨の健康補助食品(サプリメント)などを使ったがん治療法で、元教授の著書は「驚異的な治療効果」としているが、判決は「信用できない」とし、「手術を受けていれば女性が亡くならなかった可能性が高い」と認定した。
このサメの軟骨が健康補助食品として話題になり、社会問題となったのは90年代のアメリカが最初だ。悪の発信源だ。
サメの軟骨を医薬品のように誤解させる健康補助食品として販売した会社はFDA(米国食品医薬品局)から罰金1億円の処分を受けている。
ところが、日本ではその後に、類似の詐欺行為が堂々と行われている。大学教授が詐欺悪徳診療を平然と行って、人を殺しているのである。なぜ、殺人罪に問われないのか不可解だ。効果のない診療の名のもとに、人を殺したことは間違いない事実だ。
有名な大会社もサメの軟骨に関する健康補助食品やサプリメントを販売している。すでに、このブログでも「
椎間板ヘルニアの予防薬はない!?」に取り上げた。即ち、サメの軟骨の成分であるコンドロイチンについて記述してある。
コンドロイチンを愛犬に食べさせても、椎間板ヘルニアの予防には何の効果もないことを指摘してある。
サメの軟骨やコンドロイチンは人の医療でも詐欺行為が行われている。医薬品として国の承認を受けていないのに、あたかも医薬品であるかのように治療行為に使われたり、販売されている。
愛犬の世界では、もっと悪質な商法が暗躍横行している。誇大広告や虚偽広告がにぎやかだ。ネット販売でもあだ花が咲き誇っている。販売している人も騙されていることをわかってない。詐欺行為が堂々と行われると、不正を見抜くには相当な科学的素養が必要だ。
コンドロイチンや鮫軟骨の文字がある健康補助食品やサプリメントはインチキ商品だ。軟骨成分のコンドロイチンを沢山とりたい人は、自然の食事から摂取した方が安上がりだ。
コンドロイチンを含む食材としては、身近な食べ物としてはヤマイモ、オクラ、なめこ、納豆、牛軟骨、若鶏のスープ、魚の煮こごりなどに多く含まれている。
愛犬もドッグフ-ドやサプリメントに頼らずに、人と同じように手作り食餌を与えた方がよい。健康で獣医知らずの最高の食べ物だ。長生きも源だ。
走行中に発火するクルマを秘密裏に販売する自動車メ-カ-、浄化できない排気ガス浄化機を発売した大商社がある。人の食品についても,大食品会社がいかがわしい食品を販売する時代だ。コンプライアンス(法令順守)と空騒ぎしている世の中だ。
愛犬の住む環境は魑魅魍魎(ちみもうりょう)の妖怪の住む伏魔殿だ。不正詐欺悪徳商法が横行していても不思議ではない。自分の頭で自衛する以外によい方法はない。
( 愛犬たちの写真集があります。お時間のある方はどうぞ。)
「公園でノ-リ-ドで遊ぶ愛犬たちや珍しい愛犬たちの写真集」
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