盲導犬、聴導犬、介助犬の使用者団体の「
身体障害者補助犬法改正対策使用者団体連絡協議会」の調査によると、補助犬の使用者の約60%が飲食店などへの入店を拒否されている。ゆゆしい問題だ。法律で犬入店拒否を禁止しているのに、拒否しているのだ。幸せに生きる権利の侵害であり、人権問題だ。
2002年に成立した身体障害者補助犬法は盲導犬,介護犬、及び、聴導犬を補助犬として同伴している身障者の入店拒否を禁止している。
補助犬の同伴が可能となった施設には、不特定多数が利用するホテルやスーパー、レストランなども含まれており、
国や地方自治体は国民の理解を深めるよう努めなければならないと定めている。詳細は、このブログの「
愛犬入店可ス-パ-と身体障害者補助犬法 」 に記述してある。
犬に関する文化の高い欧州、たとえば、イギリス、ドイツ、フランスなどでは普通の愛犬でも公共の乗り物やデパ-ト、レストランなどに気楽に入店できるという。
日本では法律で定めている補助犬でさえ、入店を断るス-パ-やレストランが多いとは情けない話だ。犬に対する偏見で法律も無視している。心の貧しい国民だ。
その心の貧しい国民を代表している小役人の例を挙げる。
西東京市の公園の水飲み場に、動物に対する偏見を助長するような掲示がある。
「詳細はここに記述してある。」
「
この水飲み場で、犬に直接水を飲ませないこと」と市名入りの掲示がある。
この掲示は犬に関する偏見を助長し、犬を蔑視し、動物虐待につながる行為だ。公園に毒ダンゴをまくような犯罪を誘発しかねない。
子供の教育にも悪影響を与える。動物は汚い生き物だという誤った観念を植え込むことになる。動物を愛護する心が薄れ、誤解して虐待し、やがて、平気で殺傷するようになりかねない。
西東京市の市長、教育長、公園管理の課長に問う。
手洗い用の蛇口から犬が水を飲んだら適正ではないというのか。それとも、他に禁止する科学的な根拠があるというのか。日本全国に約1,200万匹の犬がいるが、公園の蛇口から水を飲んだために、問題を起こした事例があるのか。あるはずがない。
盲導犬等の補助犬やセラピ-犬に常時お世話になっている人々には何の問題も起こってない。起こる筈がない。愛犬に感謝しながら楽しく生活している人々に無礼な掲示だ。いわれのない差別行為だ。市政としてやるべき行政行為ではない。
動物愛護法の趣旨を理解してない一部不良職員の愚行だ。美観も重要な要素である公園に、汚い異物を貼り付けてある感じで、見る人に不快感を与える。
子供達に与える影響を考えると、悪質な無頼者がする公共の建物への落書きよりもタチが悪い。法律を守るべき役人が法律を破っていることを子供達は理解できずに、犬やねこなどの動物は汚い生き物と誤認してしまう。
犬が公園の手洗いの蛇口から直接水を飲んだら、問題があると思う人は、その人の受けた情操教育や家庭環境に問題がある。病的な偏見の持ち主だ。動物愛護法の趣旨にも反している。
西東京市の公園緑地課には動物に対する偏見の持ち主がいる。財政難の市政だ。要員削減の対象にすべきだ。
「動物愛護法」等の法令順守(コンプライアンス)の意識が欠如した社会良識のない人が市役所にいることを市民は望んでない。市民と愛玩動物の敵だ。
関連するこのブログの随想を掲げる。ご参考になれば幸いだ。
1 「
ノ-リ-ド禁止の法的根拠を示せ! 」
2 「
ノ-リ-ドを取り締まる市民は何様だ!?」
3 「
市役所がノ-リ-ド奨励HPを訴える!? 」
( 公園で会った愛犬たちの写真集があります。お時間のある方はどうぞ。)
「公園でノ-リ-ドで遊ぶ愛犬たちや珍しい愛犬たちの写真集」