「犬 手作りご飯 本」でネットを検索すると、書名の異なる数十冊のレシピ本が出る。その多さにびっくり。はたして愛犬たちはレシピ食事を喜ぶか、疑問だ。
愛犬にドッグフードを食べさせないで「手作りご飯」を食べさせる愛犬家が増えたことはいいことだ。
🍔 犬にとって人の食べ物は地球上で最良の食べ物だ。
愛犬の食事にも飼い主と同じ食材を使うのは自然であり良いことだ。
しかし、
レシピで決められたご飯は、はたして有用か、必要か。愛犬が好むか、喜ぶか。
犬の食べ物も愛犬の身になって考えた方がいい。
飼い主が一方的に、強制的にレシピご飯を与えるのではなく、愛犬と相談して食事内容を決めた方がいい。
📚 レシピ本を書いて売る立場から言うと、自分の書いた本を沢山売って儲けるためには他の本よりも特徴や特異性のある本にしたい。
そのためには、いろんな珍しい食材も高価な食材も使うことになる。
犬の健康や嗜好(しこう)は二の次、三の次だ。
言い換えると、カネのかかる贅沢三昧なご飯になる。無駄無用なご飯になる。
希少なものだから、高価なものだからと愛犬が喜ぶわけではない。
飼い主のひとりよがりの
自己満足のレシピご飯で終わる可能性がある。
📕 レシピ本を書いた人たちは、ほんとに犬の食事に精通しているのか。疑問だ。
獣医は加熱した鶏の骨は犬の喉や胃に刺さって危険だという。真っ赤なウソだ。
タマネギなどのネギ類をはじめ、いろんな食べ物が犬には有害だと平気でウソをついている。
ネット上には犬には食べさせてはいけないという人の食べ物が沢山例示されている。すべてがウソだ。
人の食べ物はすべて犬には良い食べ物だ。
犬は3万年も人と同じ食べ物を食べてきたからだ。
つまり、レシピ本を書いた獣医や管理栄養士などが犬の食べ物に関する正しい知識を持っているかどうか。大いに疑問だ。
人の食品の管理栄養士は
国家資格だ。
(その有資格者は人用のレシピは書いたり、書きたいと思うだろうが、犬のレシピ本を書く気にならないだろう。)
しかし、「犬の管理栄養士」は怪しげな
民間資格だ。
まぎらわしい。単に「管理栄養士」と
偽称している輩が多い。
犬のレシピ本は間違った風説風評に基いて書いてある可能性が高い。
科学的な根拠(エビデンス)のない
妄想で書き上げた間違いだらけのレシピ本だということになりかねない。
その犬用レシピ本を信用するとだまされる。
飼い主は本代や食材費などの金銭的な被害で済むが、愛犬は奇妙な食べ物を押し付けられる。
愛犬は口には出さないが、出しようがないが、有難迷惑な食べ物だと思うだろう。
愛犬は、なぜ、ボクやワタシの好みを聞いて、好きな食べ物を食べさせてくれないかと疑問に思うだろう。
🐕 犬は雑食動物に進化したとはいえ、元来は肉食動物だ。
その肉食動物にはレシピは不要だ。
「肉と骨」があれば満足だ。栄養的にも満点だ。
野菜や果物は必須ではない。ビタミンCは肝臓で合成している。
昔いた愛犬が鶏の骨付き肉を電子レンジでチンしたものだけを食べていた。
他には、タンパク質分としてはチーズ(人用)をたまに食べるだけだった。
東京の奥多摩を中心にした連峰を毎週のように一緒に登山した。
愛犬の食事も当然のように持参したが、山では食べなかった。
チーズやチョコレートは喜んで食べた。
手羽元などを加熱調理した主食は、帰宅して深夜に床にはいる直前に食べていた。
食べ放題にしていた。
不思議なことに2,3日前に食べ残した物から先に食べていた。
飼い主にとっては無駄が出ないから有難い。
その理由は長い年月わからなかった。
ある日、テレビをつけっぱなしにしていたら、熟成肉の作り方が放映されていた。
これだ、と思った。
腐敗菌で腐り始める前の肉は美味しいのだ。味が違うのだ。
つまり、
犬は嗅覚だけでなく味覚も優れているのだ。
愛犬が山では食事を足らない謎も解けた。
帰宅後に「熟成肉」を食べてたほうがいいのだ。
🐶 ブログ「愛犬問題」の副題に「
犬の身になって考えてみよう」とある。愛犬を正しく飼いたいなら順守したほうがいい。
世の中に流布している犬の飼い方に関する風説風評は間違いだらけだ。
愛犬を正しく飼うには飼い主が
ご自分の頭で考えることが必須だ。
つまり、
ご自分の頭で愛犬の身になって考えることが大切だ。
食べ物も飼い主が一方的に決めて食べさせるのではなく、愛犬の好みを聞いて、だきるだけ愛犬の意向に寄り添う方がいい。
愛犬のパピヨンのパロの食事は、基本的にはパロが決めている。
パロが喜んで食べるものを食べさせている。
主食は鶏の骨付き肉や外国産の豚肉を加熱調理したものだ。
飼い主が食べるものと同じものだ。
たまには外国産の牛肉も一緒に食べる。
体重の割にはパロのほうが多く食べている。
焼き肉用のたれをかけたものを好む。
どの犬もチーズは大好物だ。塩分の入っている人用だ。
ピザもチーズの多いものを好む。
白いご飯や切り餅の焼いたものも大好きだ。
菓子類は食べないもののほうが多い。
野菜や果物は食べない。ただ一つだけ例外がある。
チリやオーストラリア産のブドウは喜んで食べる。
でも、面倒だ。皮をむいて食べさせないと、その皮を後で嘔吐する。
パロは、雑食系への進化が十分ではなく、肉食系が色濃く残っているようだ。
つまり、人も犬も
食べ物については十人十色(じゅうにんといろ)だ。
飼い主が
愛犬の好みの食べ物を察知することが大切だ。
真偽不明のレシピに従って飼い主が勝手に食べ物を決めるのは愛犬にとっては迷惑千万だ。
🐕
ブログ「愛犬問題」 犬の身になって考えてみよう🐶