カテゴリ:上司と部下の関係
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人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 ^-^◆ 実務を通じて部下を育てるコツ[2] 「皆さん体験済みでしょうが、人を育てるということは、 本当に大変な忍耐を必要とします……。 子供を育てるのも例外ではありませんね……。 『馬を水飲み場に連れて行くことはできるが、 水を飲ませることはできない』 と故事にも語られるように、 最後に行動するか否かは本人次第なんですね。 まことに当然の事なんですが…………」 「……そうですね。 だから、そこが難しい…………」 「いつの世も老若男女変わることなく、 自分の行動を決定づけるのは、唯一、 自らの意思のみですね。 ……当たり前のことですが……」 「……ですね。はい、分かります」 「そしてそれは『学び』という事に関しても、 まったく同じなんです。 しかしながら『育む』側としては、 ここが問題中の問題なんですよ」 「どういうことでしょうか?」 「育む側の人間がですね、『最後は本人次第』と、 手をこまねいているのは、自主性に任せているというより、 放ったらかしているのに等しいとは思いませんか?」 「はい…………言われてみればそうですね。 育成の責任がありますからね……。 でも、難しい課題だなぁ……」 「ここで、極めて大切なことはですね……。 『なぜ、水を飲まないのか』……何故なんだろう?……と、 真剣に考える事ではないでしょうか? 「……フム」 「飲みたくても『飲めない事情』があるのかもしれません。 また、飲み方が分からないのかもしれない訳です」 「うーん、なるほど……そうですよね」 「もしかするとですよ。自分の喉が渇いていることを、 感じていないのかもしれないし、 喉が潤う心地よさを、 知らない場合だってあります」 「……いやーーー、そこまでは考えが及びませんね……。 ちょっと深いですね……」 「『教える』とひと言で言っても、その意味はさまざまです。 『学ぶことの意味を教える』 『学び方を教える』 『学ぶことの楽しさを教える』 『学んだ先にあるものを教える』 と、様々な局面、切り口があります。 知識や技術の伝達ばかりに終始して『教えた』気になっては いないでしょうかね……」 「ふふふふっ……、ちょっと耳が痛いですね」 <続く> 出典 : 茅切信明氏・松下直子氏の論稿 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 ====================================================== ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^) AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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