^-^◆ 三國連太郎さんとの思い出
◆ 人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村 ^-^◆ 三國連太郎さんとの思い出 <Revival> 稀代の名優三國連太郎さん(本名佐藤雅雄さん)が旅立たれてから、もう10年以上の歳月が流れました。息子さんの佐藤浩市さんが活躍されていますが、面影が、お父さんにとても似てきましたね。以下は、懐かしい思い出です。--------------------------------------------------------------- 17年前……2007年夏のこと。自主制作映画「北辰斜めにさすところ」試写会でのことである。神山征二郎監督『北辰斜にさすところ』(主演:三國連太郎)が完成し、福岡での試写会に招かれた。 キャストは、他に、緒方直人、林隆三、神山繁、北村和夫、織本順吉、犬塚弘、滝田裕介、坂上二郎等……豪華。既に、亡くなられた方も多い。 この映画製作に、僅かだが出資していて、一年前の秋には、ロケでエキストラ出演も果たしたので、完成にはひとしおの想いがある。博多の中洲、屋台『紀文』ロケ、エキストラ出演「川上哲治記念球場」ロケ、エキストラ出演監督・神山征二郎さんのことば 『この映画は、旧制高等学校に学び、今、人生の晩節に 立っている男の物語である。 が、その昔を懐かしむ映画では勿論ない。 映画はいつも現在と向き合っていなければならない。 では、何故、いま旧制高等学校を描くのか。 ~~ 中略 ~~ 60年が過ぎた今も、かっての旧制高校生たちは、 学帽に高下駄姿で寮歌などを歌い舞う。 思い出したくないものなら忘却するであろう。 ~~ 中略 ~~ 豊穣の中で我々は何を得、何を失ったのか。剛毅木訥、 かって在りし旧制高等学校の元気印の姿を眺めてみるのも 一興かな、と思ったのである。 青春と晩節、哀切心にしみいる一篇にしたい』 脚本家、監督、主演三國さん、製作委員会長の挨拶に次いで上映が始まった。 …………とにかく、泣いた…………。泣いた……。でも、悲しみの涙ではない…………。男の友情や命の切なさ…………先輩、後輩の情。祖父と孫の心の通いあい…………。過去の思い出への郷愁。 とにかく良く泣いた……。こんなに泣いた映画は過去にない。こんなにも自分は涙もろかったか……?60年前の、ピッチャーとキャッチャー、キャッチャーが、末期ガン……。それを見舞うという形での、久しぶりの再会。「やっ!」「おっ!」と、言ったきり、只々……黙って見つめあう。言葉は…………無い。三國と織本……。すべて分かっている二人。そして、黙って握手するふたり……。立派な身分の人に扮した神山が、「先輩!失礼します!」といって、この上ない、深々としたお辞儀……。最敬礼。「ああ……」と短く、三國……。驚愕して見つめる孫…………。指宿で、南の 島に散った英霊を思い、遥か遠くを眺めながら一歩……、水際に歩み寄る……三國。 若い人はここまで泣かないかもしれない。登場人物たちの、言葉や行動が、自分の人生体験の行動や思いと重なりダブって、涙が溢れ出てきたのだ。悲しみの涙ではなかったので……、あとはすっきりしていたが………………昔からハンカチで涙を拭くのが気恥ずかしくて、手で押さえたり拭ったりするのだが今回は間に合わず涙が頬から首の方まで流れて、困った。 エキストラ出演は……期待していたが、自分の姿は、画面には出なかった。只、一緒に出演した同僚は、一瞬だったが屋台の場面で後ろを通り過ぎた。思わず、…………溜息。クライマックスの野球応援の場面は、あの辺りに自分がいるというのは、場面の展開でわかるが……なんせ遠景描写なので特定できなかった…………。ちょっぴり……残念。ジーンズ姿の、とても気さくで、エレガントな三国さん。「1枚、頂きます」「ご一緒に良いですか」「ああ、いいですよ」…………と。撮ってまいりました。 ---------------------------------------------------------- ご冥福を祈りつつ…………(ー_ー)人気ランキングに参加しています。良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。にほんブログ村====================================================◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^)AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆