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謹賀新年明けましておめでとうございます
日本の伝統とか習慣といわれるものも案外と新しいものが多い。 それはそうだろう。人の記憶は限度がある。小さい頃から慣れ親しんできたものを古くからある伝統と思っている場合も少なくない。年賀状も、これが風習として普及したのは戦後になってからだだと思う。だってそうだろう。オール印刷の年賀状は資源の無駄ではないか。年賀状の枚数が減少傾向だというのだが、それも時の流れで仕方ないことのように思う。 そういえば子供の頃には新年の挨拶まわりという風習があった。 お正月に上司の家に挨拶に行くのだが、今では、よほど親しい間柄か親戚でもない限り、他人の家に行くなんてことは考えられない。そういえば、最近の家には「客間」とか「応接間」というものもないようである。 晴れ着、羽根つき、福笑い、双六…こうしたお正月行事も実際にはあまり見なくなっている。 結婚しない人が増え、子供の数が減っているのでこれも当然だろう。 不思議なのは、こうした正月行事が地味になっていくのに、おせち商戦だけは盛況なことだ。伝統的なものだけではなく、西洋風のおせちとか中華風のおせちとかいうのもでている。いずれも一人では食べきれないような量なので、単独世帯や二人世帯が増えている世相の中で、何故とも思う。売る方にしてみれば儲けが大きいのは分かるのだが、それも需要あってのことなのに。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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