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カテゴリ:雑感
地球温暖化もある一定の閾値を超すと急速にすすむものなのだろうか。 この夏は世界的に猛暑に見舞われているようだ。特に今まで夏は涼しいというイメージのあった西欧でも40度を超す日があるというので驚くしかない。こうした問題は単に暑いというだけではなく、農業や牧畜などの産業にも関わってくるだろうし、世界的な食糧不足という問題も現実味を帯びてくる。 また、炎暑をさけての移住というのも起きてくるかもしれない。そうした意味でもリモートワークでも仕事のできる人々が率先して涼しい地域への移住ということになるであろう。 また、今は猛暑ばかりに関心が向くが、地球温暖化は冬の気温の上昇ももたらす。現在真冬のアルゼンチンで30度の気温を記録したという。これも長期的には今まで不毛とされてきた土地で農業ができるようになるということにならないのだろうか。また、今まで寒冷地向けの作物をより人口支持力の高い作物に切り替えるということも考えられる。そうなると、いささか不毛な土地を持て余しているようなロシアなどが豊かな国になる可能性もあるのかもしれない。 過去にも地球の気温は長期的に変動し続けてきたという。人類は7万年前にアフリカを脱出した一部が、その後全世界に拡散したという。また、青森の縄文遺跡ができた頃は温暖な時代で、その後、寒冷化するとともに、北から南への人口移動が起きたという。今は国境があり、人々はそう簡単に移住はできないのであるが、今年の猛暑は人類史の上でも大きな事件なのかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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