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テーマ:ニュース(99471)
カテゴリ:事件・犯罪
昨日の日記で愛知県で起きた小学生の詐欺事件について書いたが、ひきつづきそれについて書く。 こうした小中学生間の事件は学校は隠ぺいしたがるし、警察は無気力で往々にして被害者はほっておかれるということになりがちではないかと想像する。旭川ではそれが非常に陰惨な形で現れ、少女の死という結果になったのだが、それにくらべると愛知県警の対応は素早い。その後の児童の処分(児童相談所への通告など)や返金の状況についても続報を望みたい。 おもうに刑事責任年齢の14歳というのは適切なのだろうか。今の栄養状態では12歳くらいにもなれば筋力や生殖能力など成熟といってもいいくらいなのがいるし、もちろん悪知恵だってませた子なら大人なみだろう。そんな中で14歳と言う刑事責任年齢を不動のものとして考える必要はないし、別に、14歳未満をコドモ扱いして甘やかすのが人権先進国と言うわけでもない。英国では1993年に幼児を誘拐して殺害した10歳の少年2人が18歳まで刑務所に収監されたのは有名である。もちろん実名も顔写真も公開済である。 教師の過重労働が問題になっているが、その一端は小中学生間の犯罪行為と言うとなにがなんでも学校の責任にしたがることも背景になっているのではないか。体力や悪知恵が大人なみに成熟した児童生徒の犯罪行為が教師の手に負えるとも思えないし、それを「いじめ」とか「重大いじめ」とかいった不思議な言葉で学校や教師の責任にするのも無理を強いているのではないか。まるで花火職人に火を扱う仕事だからと言って火災の消火を期待するようなものである。こうしたものは警察が対処すべきであるし、そのためには警察の中に少年犯罪や児童の犯罪行為に対処する部署を拡充してもよい。 だいたいほとんどの子供は犯罪行為とは関係ない。被害者になる不安はあっても加害者になることなど考えてもいない普通の子供にとっては、むしろ犯罪行為に対してきちんとした対処がなされることこそを望んでいるのではないか。そしてその対処は本来は警察のような物理的力を有する組織が行うものであり、教師が生徒指導と称して見回りをしたり、ありあまるエネルギーを吸収するという名目で過剰な部活動を奨励するなど本末転倒だとしか思えない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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