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カテゴリ:読書
作者は『ぞうのエルマー』の人です。他の作品では佑学社からでていた「ヨアヒム」シリーズがあります。文句なしに楽しいエルマーシリーズとは違って、ヨアヒムのほうは、かなりシニカル。けっこう好きだったのですが、出版社が倒産してしまい今は手に入りません。残念。久しぶりに行った新刊本屋で、彼の新刊(といっても昨年出版です)『せかいでいちばんつよい国』を見つけたので購入しました。
「せかいじゅうの 人びとを しあわせにするために せかいじゅうをせいふくした ある 大きな国の だいとうりょうの おはなし」(カバー見返しの紹介文より)です。 内容は...大きな国の大統領が世界中の国を征服してしまい、残るはたった一つの国だけになります。あんまりちっぽけなので今まで放っておいたけど、一つだけ残しておくのも気持ちが悪い。そこで大統領は兵隊たちと出発しました。ところが、この小さな国には兵隊がいなかったのです。小さな国の人々は兵隊たちをお客のように歓迎して...なんかタイムリーな話のような。 娘と読んだのですが、その時彼女が、大統領と行進する兵隊たちの絵を見て「みんな少しずつ違う顔してるね」といいました。たしかに。みんなおんなじ服を着て同じ帽子をかぶってるけど、微妙に顔かたちが違うのです。そりゃそうだよね、一人ずつ違う人間なんだもん。 *おまけ* "【ELMER THE PATCHWORK ELEPHANT】お散歩メジャー” です。「どんな時に使うか」と問われると困るんですが、かわいいです。娘に見せびらかして自慢したいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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