カテゴリ:平和のこと
沖縄戦での『集団自決』での、「軍の関与」について、
「元隊長」が、『私は命令していない。軍に自決を強制されたというのは名誉毀損だ』と、大江健三郎氏らを訴えた裁判で、 元隊長側の請求棄却、の地裁判決。 裁判そのものの経過はいろいろ詳しい記事があるが、 私としてのつっこみは、 『集団自決の命令を出した』と言われることは、『名誉を毀損される』ような悪いことだと、 元隊長自身が認識してるのか?という疑問。 大江さん自身、『集団自決』について、軍人の『個人責任』を追及しているわけでない。 旧日本軍の『戦陣訓』では、『生きて虜囚の辱めを受けず…』と、敵に捕まるより自決が常識だった。その流れでの事件として、民間人を巻き込んだ戦争の悲惨さを訴えたもの。 原告の「元隊長」は、敗戦を前に、同僚が『戦陣訓』に従った中で、自決せずに「生きて虜囚の辱めを受けた」からこそ、戦後半世紀を過ぎて、裁判も起こせる。 「靖国で会おう」と、先に散った仲間に対して、申し訳ないだろうが!…って、『靖国派』の皆様方の名誉を毀損することにはならないの? 「『戦陣訓』は間違いだった」、「生き延びた自分が『正統派の日本軍人』だ」、 …というのが前提の訴訟なんだけど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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