カテゴリ:農業のこと
日本の畜産の本場・宮崎県では、「口蹄疫」感染対策で殺処分の牛豚が8万頭を超え、
「処分場」にも困っているとか。 (2010/5/16Yahoo!時事通信) 【宮崎県は16日、「宮崎牛」ブランドの種雄牛を飼育する県家畜改良事業団(高鍋町)を含む県内10カ所の農場・施設で新たに家畜伝染病の口蹄(こうてい)疫に感染した疑いのある家畜が見つかったと発表した。これで県内の累計発生農場・施設は101カ所となり、殺処分対象の牛や豚は計8万2411頭となった。・・】 「拡大予防」の為の殺処分だから、「病気になる前の牛」まで、大量処分になる。 鳥インフルの時の養鶏場と同じ風景だが、なんといっても、鶏と牛とでは体重が違う。 【・・被害の規模は殺処分が牛35頭にとどまった10年前とは比べものにならない。ここまで被害が拡大した要因の一つとして、県は畜産農家が密集する地域で発生していることを挙げる。県によると、被害が多発する川南町では既に町内の半数以上の豚が殺処分対象となり、牛も半分に迫る。殺処分後の埋却作業は自衛隊の協力を受けるが、全体の約半分しか完了していないのが現状だ。・・】 「生産の大規模化」は、これまでの農政の基本路線で、さらに進めようということだが、 1頭から、あっという間に何万頭まで「処分拡大」する危険を省みることはないのか? 単に、「被害補償」が大きかった、という結果だけが残り、 「こんなに補償がいるのなら、『仕分け』しちゃえ。 肉は輸入に頼ればいい」 になりそうな気がする。 もともとが食用牛だから、「屠畜」は運命だけれど、 病死したわけでも発病したわけでもない牛を、「処分」か? 「冷凍牛丼」みたいに、加工食品で保存したらいいのでは? 幸い、感染するのは偶蹄目だけだから、 「緊急雇用対策」で、加工人員と設備を現地に投入して稼動させれば、(加熱調理さえすれば、冷凍は他でできる) ただ「穴に埋める」よりマシだろう。 で、感染経路のほうは、たぶん、輸入飼料だと予想するが、 これも、「1頭たりとも感染させない」を目標にするならば、 「全量テスト」が必要になる。 が、せんやろうなあ・・・。 (「学力テスト」とは目的が違うんだが。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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