カテゴリ:これでいいの? 教育の行方
大学入試の「統一テスト」に民間業者の試験を採用する計画が、
文部科学相の「身の丈」発言から問題視され(とは言わないが?)、 導入延期となった。 ただし、問題が「格差」の話に終始したら「補助金」あたりの是正で実行になるだろう。 そもそも、統一テストに民間業者の英語検定が必要なのか? という根本は問われているんだろうか? 私は、そもそも大学入試の「統一テスト」自体が不要だと思う。(今のセンター入試含め) 何十万人を「同じ採点基準」で比べるなら、機械がマークシートで「○か×か区別できる」問題しか出せない。(AIが文章解答を採点できたら大したもんだ) 大学ごと学部ごとなら、採点者が集まって「理解度」判定は可能。 (以前に、「出題ミス」があった阪大物理の問題は、「数値」しか回答できなかったから、採点者が検討できてない。) そもそも「グローバルな英語力」を求めているのは、研究者でなく、日本人を戦力にしたい資本家じゃないか? ノーベル賞の益川先生みたいに、「英会話はできません」で受賞スピーチを通した人もいる。 AIが翻訳してくれる時代になったら、研究者の英語力はそんなに求められない。 (サービス業で、外国人客の相手をする人達だけじゃないか? ~今でも、コンビニ等で働く外国人は多いが、身につけた日本語の最大の活用先になっていると思う。) ○○福祉大学の留学生失踪では、学生の実情が学校の授業にはついていけず、結局はアルバイトのために来日している状況が露になった。 (このへんの大学は、自分でマトモな試験問題を作れないから、センター試験は万々歳だろう。) TPP時代に、外国人労働者と仲良く働くために英会話を身に付けろ・・。 ぐらいの理屈でしょ。 東大とか京大とか、そんな試験は必要ないと思っていても、 「統一テスト」だと受けざるを得ない。 少子化で客の減る業界の利益をどう確保してやるか、が政策の柱になっているのが、 加計学園と同じ構造だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年03月13日 20時55分08秒
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