『虞美人草』夏目漱石著
同級で大学を卒業した3人の男たちが居ります間もなく外交官になる真っ直ぐな宗近君哲学者の甲野さん成績優秀な小野さん対する3人の女は美人の誇り高い藤尾さんやさしい家庭的な糸子さん小野さんの許婚の小夜子さん甲野さんには、根性の悪い義母がいます小野さんにはお世話ななった先生がいます小野さんは、恩師の娘の許嫁を捨てて藤尾さんと結婚しよう思っています宗近君の義母は我が娘を跡取りにと画策します宗近君は義妹に財産を譲って家内平和を保つ気持です甲野さんは、外交官試験に受かりました国の為に働こうと思っています華やかな藤尾さんとの結婚を望んでいます心の綺麗なひと恩を忘れるひと学問をするひと捻じ曲がった心の人高慢なひと漱石先生の『虞美人草』は、繰り返し読んでなるほどと思いますお話は進んでいくうちに速度が増して最後は大団円となります得難い傑作だと思います