1276961 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

言 い た い 放 題 !  アッキー 28 号

言 い た い 放 題 ! アッキー 28 号

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2014.07.02
XML
『五行歌 誰の心にも名作がある』を読む (1)
    (草壁焔太・著、市井社・刊、2013年12月10日発行)


よろこびにあふれて、あなたの歌を歌え

「人はみな王であり、女王である」。いいなぁ、この言葉……。

うっとりそう思っていたら、「書評を書いてくださいませんか?」
思わぬお話をいただきました。

「え? いいんでしょうか、私なんか……」。

でも、人はみんな王であり、女王なのです。

その人らしく生きよ。

その人らしく、読み、感じ、語れ。

……はい、そうでした! いただいた機会を感謝して、拙い感想を
書かせていただこうと思います。

~五行歌の創出~

『五行歌 誰の心にも名作がある』は、五行に思いを書く、という
あたらしい文芸のかたちを発見しつくり上げてきた、五行歌の会・
草壁焔太主宰の最新著です。

第一章「五行歌を発想したころ」には、幼い頃の短歌との出会いから、
大学生となり五行歌を発見、一生をかけてこの道を行くと決めた、
歌をめぐる著者の心の軌跡と五行歌誕生の経緯が記されています。

「啄木はうまいなあ」と冬の夕方手袋を脱ぎながら、「手套(てぶくろ)を
脱(ぬ)ぐ手(て)ふと休(や)む 何(なに)やらん こころかすめし思ひ出のあり」
と短歌を口ずさむ父。「もう一回、言って」とせがむ四歳八ヶ月の著者。

この父にして、この子あり。もとより、そんなことは父子共に意識しなかった
のでしょうが。

そして、「どうやって作るの」と父に尋ね、大人になったら、かならず
こういう歌を作る人になると決意した著者は、中学二年から世界と
日本の古典文学を読み続ける一方、短歌を書き、五行に分かち書く
「五行歌」を発見します。

鋭い感性と強い意志、そして積み重ねた知識の上に、偶然のように、
必然的に「五行歌」が生まれてきたのだと改めて感銘を受けました。

(続く)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2014.07.02 23:07:15
コメント(0) | コメントを書く
[五行歌・詩歌・言葉] カテゴリの最新記事


PR


© Rakuten Group, Inc.