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ジャズサックスとウルトラマラソンな日々

ジャズサックスとウルトラマラソンな日々

1.31 愛媛マラソン

愛媛3.JPG・移動
土曜の朝起きると鼻は詰まってるしクラクラするしで、
まさに風邪の症状が出てるのでクスリを飲んで出発。

知り合いの病気見舞いをして岡山駅に昼過ぎに到着。
フラつくのでついでに昼飯におルービを頂く。なお更フラフラ。
松山行きの急行電車「しおかぜ」に乗って瀬戸大橋を渡る。
 
風邪なのか、疲れているのか、おルービのせいか、寝込む。
せっかくの瀬戸内観光が台無しだ。4時過ぎに松山に着いて
すぐ会場に行きゼッケンを貰う。手荷物預け用の肩から
掛ける大きな袋がもらえて街中でも走る人がすぐ分った。

ホテルにチェックインして部屋にいくと喫煙ルームだったので
フロントに文句を言いに行くと「いえ、喫煙で予約されて・・」
仕方なくタバコの匂いの滲みこんだ部屋でオエツ我慢。
なんとなく出鼻をくじかれた感がする。喫煙、禁煙は勘違い
しやすい言葉だ。吸う、吸わないに変えれんか!

参加賞の温泉のタダ券を持って路面電車で道後に移動。
本館へは2度行ったことがあるが人が多いので近くの
椿の湯に入ることに。案の上空いていて湯もきれい。

帰りにホテルの近くで何を食べようか迷っていると親鶏、
ひな鶏の看板が目に入り即入店。親とヒナを1本づつ頼んだ。
旨い!生中を2杯頂く。もう一杯だけほしい・・・うううー。
何をするためにここにいるのか?自分に問いただす。
お替わりはじっと我慢してホテルへ帰る。
(ドウゴオンセンデモ ナニヲシニ ココニキタノカ ヨークカンガエテ ドコニモヨラズ)
コシハオモイママ  …トホホ

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・レース
朝になりました。かすかな期待を裏切りシトシトと雨です。
去年から始めたマラソンレース、今まで雨に遭ったことは
一回もありませんでした。それも1月の冷たい雨です。
幸いにも風邪の症状が治まっている。良い子の早寝です。

香川県在住のももるるRCメンバーの「お気軽めばる名人」
さんと連絡が取れ体育館でエールを交わし雨を憎んだ。
会場では雨の中でウオーミングアップする気もなくスタート
ゲートへ並ぶ。と、豪雨。冷えきる。ゲストランナーの愛媛
出身のノッチが「YES!WE RUN!」を叫び盛り上がる。
NEC_0372.jpg

スタート 9:00
小降りになったところでスタート。ゆっくりと心拍が安定する
まで人波に任せる。Aブロックなのでそこそこ早く混雑なし。
8km地点に峠超えがあったが帰りはきついだろうと思案。

10km
ガーミンちゃんでキロ5分以内を確認しながら走る。
市外地に出ても沿道には人垣が結構あり応援してくれる。

20km
出発前にアスリートソルト(塩)を3粒飲んで、ここ23km
地点で3粒飲んだ。大阪のバンマスさんの教えに従った。
これで塩不足による筋肉痙攣は起きないだろう。

25km
このあたりからケツの締まった陸連登録の女子が追い抜い
て行きだす。やはり粘りが違う。一歩ずつ置いていかれる。
そのケツを触らせてくれるのなら500mは行ける自信がある。

30km地点
バテた感じはないがこれ以上スピードは無理出せない。
少しづつランナーがバラけていく。ここが正念場なのだ。
手袋はしているがぬれて指先に痺れている。ウエアが雨で
ぬれてお腹が冷たい。下痢しないことを必死に祈る。

35km地点
時計は2時間50分前。あと40分で7kmを走るといける。
3時間30分切り可能と判断して歩幅を無理やり広げる。
39kmあたりで30分切りを確信して気を抜いてしまい
スピードが極端に落ちていることに気が付かなかった。

40km地点
エイドで念のための塩を取ろうとしたのがいけなかった。
取損ねてバランスが崩れ前のめりに転倒しそうになり余分
な力を使った。転倒寸前でセーフ。筋肉疲労は恐ろしい。
自分ではコントロール出来ないほど筋肉は疲れているのだと
いうことを痛感した。

残り1km
足が出ない2時間30分まで5分少々しかないことに気付く。
そこから、どうしてそんな力が沸いてくるのか分らないが
スイッチが入りダッシュが始まった。吐き気が襲い沿道を
埋め尽くす観客の前で「オエッ」と空ゲロを吐きながら地獄の
ような追い込み。

ゴール
時計を見ると1分前、200mはあろうか?堀をわたれば
残り100mほど。ゴール10m前での時間の電光掲示を見ると
30分を数秒超えていた。しまった!一気に力が抜けた。
ゴールラインは悔しさでガッツポーズさえ出来なかった。
心臓は今にも張り裂けんばかりに脈を打っていた。
悔しさが込み上げて思わず「くそー」と叫んでしまった。

3時間30分12秒

電工掲示のタイムが脳裏にはっきり刻み困れた。12秒、
12秒遅れた。たった12秒。どうして走れなかったのか?
完走証を受け取りながらも喜べず反省ばかりしていた。
自己新、それも18分も更新しているのに12秒が許せない!

愛媛2.JPG
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・レース後
敗北感とともに足が痛くて動かない。勝ったときと負けたときでは
痛みが違うのだ。更衣室の体育館でタイツを脱ごうとするのだが
痙攣が起こりなかなか脱げない。冷たい雨で指先に感覚が無い
のでなお更脱げない。もー、よれよれじゃん!

服を着替えて会場をウロウロ。メバルさんも5時間以内には帰って
こないだろうとコンビニに傘を買いにいくがコンビニが近くにない。
仕方ないので傘代わりの手荷物入れの大きいビニール袋を体育館
に取りに行くとなんとメバルさんがすでに帰っていた。恐ろしい
去年11月福知山マラソンで5時間半だったのがたった2ヶ月で
1時間も短縮するとは・・・

その後、愛媛の知り合い「のんさん」のゴールを待つこと50分。
残念ながら逢えなかった。混雑するのでラスト5分前に現場から
退散。後で分ったが、なんと5分ほど前にゴールされていた。
初マラソンで5時間jちょうど!信じれん!

帰りは高速バスにした。電車より2000円やすい。待ち時間があった
ので駅前のキスケの湯に入った。疲れていたのか、セカンドバック
をロッカーに忘れた。僅か10秒ほどで気付いて取りに帰り無事で
良かったが、マラソンで12秒やられ、財布を10秒でやられたんでは
Wパンチでお話しにならんと大きく胸をなでおろした。

温泉から上がり駅でバスを待っているときにはもう完全に気持ちが
落ち着いて次のレースに向かっていた。そして愛媛マラソンが
とてもよい大会だということに初めて気が付いた。晴れていたら
すぐに分っていたろうにもったいない。

愛媛マラソンではまず応援の凄さ多さに感動した。沿道から惜しみの
ない応援がされている。また市内の幹線道路を走るというのは実に
気持ちがいい。また、歴史ある大会なのかスタッフの動きがいい。
会場は松山城を背景にとても優雅であり歴史と人情を感じる。

雨が降り靴はびしょ濡れ、お腹は冷え、指先は凍結するという悪状況
でしたが、ランナーも応援もかなり気持ちは熱かったと思います。
絶対人気のレースになります。来年はきっと倍増するに違いない。

家に帰って痛い足を揉みながらおルービと日本酒をたらふく飲んだ。
あの死ぬほど辛い最後のダッシュのことなど完全に忘れてる。(笑)
寝る前に今日を振り返って完走証を眺めて気付いた。おーーーっ!

なんとネットタイムは3時間29分59秒になっているじゃんか!
大声で笑えた。嬉しかった。・・しまった!現場で喜べなかった!
だが、ネットタイム(正)公式記録にならないのだ。なお更悔しい。
何のためにチップつけて走ってんだ!・・・・でも、気持ちいい。

男はグロスタイムで勝負!(よこぴーさんの言葉)
・・・1ヶ月後の吉備路マラソンでやっつけます。


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