スカステ見て、考えた
宝塚スカイステージ、最近またよく見ています。最近の大ヒットは、宝塚のツボ(再放送)。舞台裏の、装置、照明、音響などなど、普段は見られない裏方さんの仕事っぷりがじっくり見られて、その仕事に懸ける情熱などがひしひしと感じられてすごくいいのです。実はずっと昔、舞台の裏方スタッフさんに憧れていましたでもその後、裏方スタッフさんたちのあまりの体育会系のノリを垣間見てしまい夢は夢のままとなったのですがそれはともかく、この番組はやるなスカステって感じです。他にはトーク番組もよく見ますが、生の舞台を見ずに、ジェンヌさんたちのトーク番組ばかり見ていると、夢が覚めそうになるんですよねでも、生の舞台を見ると、また一瞬で夢の世界に引き込まれるんですが。これはなんでかなって少し考えてみたら(みなくていいけど)ジェンヌさんたちも普通の女性、宝塚歌劇団という社会の中で人とコミュニケーションとりながら普通に生きてるわけですよね。普通といっても私たちの普通とはずいぶん違う変わった世界ではあるけど。テレビのトーク番組では、そのジェンヌさんの中の社交的な部分が写る。普通に生活するのに必要な部分がね。でも、舞台の上は違う。そのジェンヌさんの、内側に秘めてる情熱とかいろんな感情がお芝居やダンスや歌に乗って、見ている人に直接伝わってくる。見ている人は、見ているだけだけど、その感情を共有する。それは、映像では半分くらいしか伝わらない。やっぱり生の舞台のその一瞬でしか本当には伝わらない。でも、人は記憶することが出来るから、生の舞台で受けた衝撃や感動や、その時の心の動きを、例えば同じ音楽を聴いたときなど、ふとした瞬間に鮮やかに思い出すことが出来る。だから、舞台を見ることは、一瞬だけど一瞬ではないのだ。しばらく宝塚を見ていない。11月、初大劇場に行ってきます