食物アレルギーの症状
食物アレルギーの症状
食物アレルギーの症状といえば、湿疹などの皮膚症状がほとんどと思っている方が多いのが現状です。しかし、嘔吐や下痢のような消化器系、ぜん息などの呼吸器系をはじめ、さまざまな器官に症状が現れるのが食物アレルギーです。また、これらの症状が短時間に一気に現れるのが、アナフィラキシーと呼ばれるものであり、呼吸困難などのショック症状を起こす場合もありますので、注意が必要です。
乳幼児における食物アレルギーの症状として、もっとも注意をすべき点は、夜泣き、ぐずりが多い、癇癪が多い、おむつかぶれがひどいなど、赤ちゃんに多い症状だから、成長を待つわ的な考え方です。これらすべてに食事が絡んでいるわけではありませんが、食事改善(アレルゲン除去)により、親子とも充分に眠れるようになったり、子どもの表情が明るくなったり、人付き合いが良くなったりすることが意外と多く、あれだけ悩んでいた日々が嘘のように思われることも珍しくありません。
もし、日頃の育児で、手に負えないと思われることが多かったら、離乳食・幼児食、母乳育児なら、ご自身の食生活を改善してみて下さい。もし、食事が原因なら、数週間から1~2ヶ月で、今までの状況が改善してくると思います。また、検査をしても、すべてが検査に反映されるとは限りません。そのため、日頃、よく食べているもの、異様に欲しがるもの、極端に嫌がるものがあれば、注意をして下さい。アレルゲンである可能性もあります。
*** 注意すべき乳幼児の症状 ***
<皮膚症状> ・生後まもなくから、乳児湿疹がひどく、ジュクジュクにまでいくことが多い、改善が遅い
・脂漏性湿疹(黄色いふけ)がひどくなり、改善が遅い
・白いふけは乾燥性のことが多いですが、米・麦が原因であることもあります ・痒みが強い ・おむつかぶれがひどい ・肛門周囲(特にしわ部分)が赤い ・耳切れ ・湿疹・赤み・蕁麻疹など
<ミルクを飲んだときの症状> ・生後まもなくから、普通ミルクを飲むごとに、毎回のように嘔吐もしくは下痢、体重増加不良などの症状を呈する ・完全母乳で、しばらくミルクを与えず、諸事情で、久々に、普通ミルクもしくは予防用ミルクを与えたら、下痢、嘔吐、咳、蕁麻疹もしくはアナフィラキシーショックを起こすこと(産後まもなく飲ませていたミルクと同じだと思っても、安心しないことが重要!←特に、アレルギー・アトピー体質の家系の場合は要注意!)
<離乳食開始後の症状および母乳経由の症状> ・痒みが強く、不機嫌なことが多い ・口周りや顎部分が赤くなったり、ただれやすい ・耳切れ・湿疹・赤み・蕁麻疹など
・脂漏性湿疹(黄色いふけ)がひどくなる ・白いふけは乾燥性のことが多いですが、米・麦が原因であることもあります ・おむつかぶれがひどい ・肛門周囲(特にしわ部分)が赤い ・下痢、嘔吐、便に赤い血が混じる(血便)など ・咳、喘息、喘鳴など←特に、乳・麦に注意♪ ・鼻水、鼻詰まりなど ・ぐずりや号泣が激しくなる(腹痛を起こしている可能性が多大) ・夜泣きがひどくなる ・早朝までぐずって寝ない←特に夕食の影響が多大♪ ・夕方のぐずりがひどくなる(黄昏泣きの時間帯)←朝食・昼食の影響が多大♪ ・中耳炎を繰り返す←特に、卵・麦・油脂類に注意♪
<その他>
・目の腫れ、目やにが多いなど ・アナフィラキシーショック
・乳幼児では精神面に要注意
→アレルゲンの摂取により、夜泣きが増える、人付き合いができない、笑顔が消える、ぐずりが多くなる、ケンカっぽくなる、普段できることができなくなる(お歌・お絵かき・絵本読み・文字書きなど)など
<ブログ>
1.食物アレルギーの症状
2.主なアレルゲン別の症状の典型例
3.夜泣き・黄昏泣きと食事の関連性
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