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うたたねの詩

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2020/02/23
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カテゴリ:BLACKLIGHT 再起
トワールが追い詰めても相手は知らぬふりをし続ける。
「最初にケンカ吹っかけた奴はお前と知り合いだよな?」
「知らないって言ってるだろ!証拠でもあるってのか!?」
そこへひとり駆け寄ってくる。「悪いな。(金)くれるなら、言うだろ?」
ちょっとした諍いで、不満や不安が煽られることもある。そこから新たな諍いが生まれる。
相手はうなだれ、「(金は)先にもらう」と右手を差し出す。
トワールが金を渡した瞬間、駆け出していく。「お前を撒けば、問題ない」
「なめやがって」トワールはあとを追う。

それから各地を巡ってきたレイトがとある町に踏み入れる。
レイトを迎え入れるため、トワールは待ち構えている。
トワールの姿を見たレイトは安堵と喜びの表情を示す。
一方で、トワールは喜びきれないというのが現状だ。
「結局、バフタールの奴に頼まれた、としか聞けませんでした。
 いまも逃亡する者はあとを絶ちません」
「そんなことはない。他の者も追いかけてるし、直に片付く」
「いえ、その大元の話です」というと、トワールはアロギラのことを話す。
「わかった。そこに直接乗り込めばいいんだな?」
レイトは承諾したものの、この行程の中で一番最後にさせてくれ、と言う。
オポアを最終地点にすることで、ようやくこの行程の意味が芽生える。
「お前の力を貸してくれ」レイトはトワールに同行してほしいと頼む。
レイトたちの各地訪問は、終わりが見えてきた頃には逃亡者数も減り続けている。
そして、オポアで最後の演説を終えると、視察という名目であの場所を訪れる。
トワールが事前に設定していた通り、奥の部屋へと通される。
「レイト様、直々に来ていただけるとは恐悦至極。さ、どうぞこちらに」
レイトは用意されたところに座ると、「あなたはどうやってここを立ち上げたのですか?」
アロギラは丁寧に過去の話をする。
少しずつ金銭と資材を集めて小屋を建てるところから始めたという。
レイトはアロギラの話が終わったところで、「その前はどちらに所属されていたのですか?」
アロギラは恥ずかしそうに、ただの一兵卒です、と答える。
「そうですか、なぜでしょうか。どこか懐かしさのようなものを感じるのですが・・・」
「・・・それはなんともうれしきお言葉」
レイトはこの話を切り上げて、次の話に移る。
「ところで、あなたには後継者がいらっしゃいますか?」
その問いにアロギラは慎重に言葉を選ぶ。「えぇ、まぁ、私もそれなりの齢なので」





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Last updated  2020/02/23 12:00:18 AM
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