159430 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

うたたねの詩

うたたねの詩

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Calendar

Profile

転寝屋

転寝屋

Recent Posts

Archives

2024/06
2024/05
2024/04
2024/03
2024/02

Category

Headline News

Freepage List

Favorite Blog

ほろ酔い日記 -京番茶-さん
女神☆555(cecil☆)… みみゆうな1525さん
気まぐれ主婦の気ま… 諏訪姫さん
♪猫♪のだらだら日記 ♪猫さん♪さん
熊のクロノス観察記 お疲れ熊さん
初心者's かふぇ 欧州帰りのニュータイプさん
多々オンラインゲー… appleaimerさん

Keyword Search

▼キーワード検索

2020/03/01
XML
カテゴリ:BLACKLIGHT 再起
レイトはその後継者に会いたいと言うが、アロギラは丁重に断りを入れる。
「将来のことを考えれば、ここで顔見知りになっておきたいのですが・・・」
アロギラは汗が滲む手をごまかしながら、しばらく戻らないので、とだけ言う。
レイトはこれ以上言うことをやめ、「こちらに来るときにはぜひ」と終わらせる。
「本人にもそのように伝えておきます」と言うアロギラと別れる。
拠点に戻ったレイトは絵描きに耽っている。
その絵を持ってみんなを集める。「この顔に見覚えはあるか?」
そう聞かれた一同の中で、重鎮たちが口を開く。口々に出てくる名前は同じだ。
「では、あのエインテルということで、間違いないな」
「しかし、それならば疑う必要はないのでは?」
「いや、身分を明らかにしなかったことが、何かを隠してる証拠だ」
「そうですね。もしかすると後継者がもう実権を握っているのかもしれませんね」
だが、その後継者がすんなりと姿を現すとは考えにくい。
「この件についてはトワールに継続して当たってもらう」
了解しました、とトワールは頭を深々と下げるものの、
(これ以上、どうやって調べればいいんだ?)と困惑する。
そんな表情を読み取っているのか、レイトは「ヨーディを連れていけ」と一枚の紙を渡す。
ヨーディをエインテルとして連れていき、アロギラに揺さぶりをかけるという作戦だ。
後継者の情報を何かしらつかんできてくれ、とレイトたちは帰還の準備をする。
トワールはひとり見送ったあと、すぐさま西へと向かう。

ヨーディは汗だくになりながら、死にそうな顔をしている。
そこへ教官から呼び出しを食らう。「急げ!早く来い!」
ヨーディが走っていくと、誰かが笑っているようだった。(チッ、ふざけやがって)
「こんなんでへばってるようじゃ、ダメだな。どうすっかな・・・」
ヨーディが睨みつけると同時に誰だかわかる。「トワール・・・?」
「せっかく来たし、こいつは預からしてもらいます。ちゃんとしごいておきますから」
教官たちはレイトの手紙もあったことで反対するはずもなく、二人を送り出す。
「まさか、お前を呼ぶことになるとはなぁ」
ヨーディはトワールから状況を説明され、自分の役割が何かを知る。
うまくいけば、後継者を引っ張り出すことができる。
たとえ失敗したとしても、やる価値は十分にありそうだ。
「一兵卒だったと言ってるし、前のエインテルについて知ってることもあるだろ。
 その辺から聞き出していくかな」
「身なりは崩すな、ってのは無理か。ありのままの方が受け入れられるかもな」





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2020/03/01 12:00:13 AM
コメント(0) | コメントを書く
[BLACKLIGHT 再起] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.