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うたたねの詩

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2020/04/05
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カテゴリ:BLACKLIGHT 再起
今回の呼び出された理由は、ヨーディですらわかっている。
この前のビルクとの会談について聞きたがっているに違いない。
「似顔絵見て、もしかしてとは思ったけど、やっぱりそうか」
ビルクの狙いについてはわからないにしても、
顔見知りであるということが安心感を生み出している。
だが、レイトがヨーディを呼んだ真の理由はそれではなく、
護衛として付き添わせることだと。
「トワールからのお墨付きは得てる。死んででも護りとおすってな」
「死にに行くのかよ、俺は!そんなヤバい状況なのかよ!?」
ヨーディの大げさな態度にレイトも笑っている。
二人で行くことで相手の怒りを抑える効果が出るだろう、と予測している。
話し込んでいるうちに国境へ。そこには互いの国の者たちが待ち構えている。
レイトはここでもまた、「留守を頼む」と言い残して進んでいく。
そして淡々と段取りを聴き、バフタール領へと導かれる。
レイトは用意された馬にまたがり、ヨーディはそのうしろを歩く。
ヨーディにとって、見慣れない場所に足を踏み入れているわけだが、
その景色はフューリッドと大して変わらず、日数をかけて活気が増していく。
色鮮やかな街が見え、その中へと入っていく。
城内ではバフタール王が直々に出迎えている。
「まさか二人で乗り込んでくるなんてな。
 今日はゆっくり休んでくれ。話し合いは明日だ」

翌朝から直接会談が行われている。
レイトのイメージとは違い、バフタール王の機嫌は落ち着いているようだ。
「このような機会を設けていただき、感謝申し上げます」と切り出したレイトは、
今回のことは全く身に覚えがなく、我々の知るところではないときっぱり言い放つ。
それを聞いてもバフタール王は表情を変えることなく、
「お決まりの台詞はもういい、そう言える証拠はあるのか?」
証拠を見せろと言われるのは当然。しかし、そんなものがあるわけもなく、
「証拠があるわけではありません。ですが、そもそもの証拠自体が怪しいのではないかと」
その答えにバフタール王も的を得たようで、
「そう思うんなら、真犯人が誰なのかもわかってるってことだよな?」
レイトはそれについて語ることは控えたが、それこそが答えになっている。
「このはなしはこれくらいでいいだろ。これからが本題だ」
バフタール王がレイトを呼んだ狙いは別にあるようだ。





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Last updated  2020/04/05 12:00:12 AM
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