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うたたねの詩

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2020/05/10
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カテゴリ:BLACKLIGHT 再起
ヨーディはまた城に戻ってくるように言い渡される。だが、
「現在進行中の訓練課程については、最後までやり遂げてもらう」
というわけで、訓練課程が終わるまでの間、ナキュアに留まることが決定する。
それから、最後には修了試験があるわけだが、もちろん合格が必須条件だ。
「言わなくてもわかっているだろうが、ただ合格すればいいというものではない」
ヨーディに求められているのは、エインテルという名にふさわしい結果だ。

翌朝からヨーディはより一層鍛錬に励む。
周りを気にしないヨーディに対して、周りからの視線は集まっている。
ヨーディの噂は広まっていて、野心を抱く者から付け狙われる。
「お前に勝てば、俺がエインテルってことでいいんだよな?」
1対1の勝負ではあるが、次々に相手が現れるヨーディにとっては連戦となっていく。
それが毎日のように続き、ヨーディの疲れはたまっていく。
どんな理由があろうと負けるわけにはいかない。
その意地だけがヨーディを動かす原動力になっている。
そしてまた1日が終わり、挑戦者たちが待ち構えている。
「クソッ。あと少しだってのに」
最後の挑戦者が不満を垂らしているのを、ヨーディは地面に座り込んで眺めている。
周りで見て居るやじ馬たちの中にはちらほらと気付き始めている。
(あんなに疲れてるくせに勝てないんじゃ、普通のときだったらどうなんだよ・・・)
(これって、挑めば挑むほどあいつが強くなるだけだよな)
挑戦者は減り始めたものの、全くいなくなるわけではなく、
最後まで続いていくことになる。
修了試験を終えた最終日、ヨーディは文句なしで合格を伝えられる。
「今までありがとうございました。
 ここで学んだことをこれから生かしていきたいと思います」
振り返ったヨーディは、照れ臭そうに笑う。
「お前らも悪かったな。わざわざ特訓に付き合ってくれて」
「なんだよ!気づいてたのか」
「そりゃ、そうだろ。気迫が全然なかったし」
「そんなら話は早い。今後、引き上げてくれるんだよな?」
「んな権限あるわけねーだろ」
ヨーディはもう一回ありがとうと言って頭を下げる。
長い訓練が終わりを告げる。





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Last updated  2020/05/10 12:00:05 AM
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