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うたたねの詩

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2020/05/31
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カテゴリ:BLACKLIGHT 再起
バフタールからの帰り、レイトはビルクのところを訪ねている。
ビルクはひとりで来ていることに驚きながらも、
イグリスの監視下にある状況を考えれば、最善の策だと理解できる。
「今回は何の御用で参られたのでしょう?」
「今日は本音を語り合いに来た。今日ならそれができるだろ」
ビルクたちが何も言えないままでいると、レイトは続ける。
「これから協力関係をより強くしていくために、
 フューリッドの一員として仕えてもらいたい」
またアロギラに対しては、「初代エインテルとして後見を頼みたい」と言う。
レイトの要望に対してまずはアロギラが答える。
「今更、年寄りが出張っていくものではありません。ご容赦を」
その間、考えを巡らせたビルクは、
「俺たちにとっての利益はどこにある?フューリッドに仕えろと言うが、
 やりたくもねー仕事やらされるだけだろ?」
レイトは表情を変えず、ビルクの希望について聞いてみる。
ビルクは勿体ぶりながら、希望「過去の清算」について語り始める。
それを聞いたレイトは、ビルクとヨーディがあのときの一味にいたことを再確認する。
「あいつが最初、エインテルとして認められたとき、そんな気はしてた」
そして、レイトは一呼吸おいてから、「それには応えられそうにない」と言う。
今のフューリッドに置かれている状況を説明していくが、
ビルクにとってもそれはよくわかっている。
これだけが唯一の条件であり、絶対に譲れないとビルクは念を押す。
「お前にとっても忘れられない事件のはずだろ!?
 もっと言うなら、討伐隊も処罰してほしいくらいだ」
感情的になるビルクに対してレイトはあくまで冷静に、
「やり方はどうであれ、こっちからすればお前らは同じだ。
 結果として、アルケデニックの謀略に嵌まったというわけだ。
 どうしてもと言うなら、生き残りとしてお前らを罰することになる」
「なんだと?あいつも罰するっていうのか!?」
レイトの言葉にビルクは動揺を隠せず、レイトに付け込まれる隙を与える。
「もちろんそんなことをするつもりはないが、こっちの提案を呑んでくれれば」
ビルクは冷静を取り戻してから、仕官の話は改めて固辞する。
「市民には市民にしかできないこともある。できるだけのことはする」
その言葉でレイトは満足したかのように去っていく。
「うまくはいかねぇもんだな、やっぱり・・・」
ビルクは無意識にため息を漏らしている。





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Last updated  2020/05/31 12:00:15 AM
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