本の整理と乱読と
梅雨に入る前に、もっと家の中をすっきりとさせたいと思い、春になってから少しずつ整理整頓をしています。毎年同じこと言ってやってるのだけどね。でも明らかに物は減ってます。断捨離の「断」と「離」がちゃんとできているからだと思います。だって捨てても捨てても新しいものがまたどんどん入ってきたら、物の多さは変わらないものね。誘惑の多い(CMとかね)この世の中ですから、「断」は本当に難しいと思います。だから「離」の境地が必要だけど、これもまた難しい。最近は「本」をまた片付けています。これは定期的にやらないと増える増える。これだけは増えるな~。私は図書館で借りることも多いけど、それでも増えるのです。先日ブックオフに送り、今日手続きの連絡がきました。44点のうち、買取してもらえなかったのが1点。どの本だったんだろう。。。。?でもその1点をのぞいて全部ちゃんと売れたのでよかったです。読みたい本は山ほどあるのだけど、今は図書館で借りたものを読んでます。天童荒太さんの「静人日記 悼む人2」です。【送料無料】静人日記 [ 天童荒太 ]価格:660円(税込、送料込)借りているのは文庫本だけど、単行本もあるんですね。【送料無料】静人日記 [ 天童荒太 ]価格:1,600円(税込、送料込)気持ちが沈んじゃうかな~と思ったけど、全くそんなことないです。むしろ、もっとしっかり生きなくちゃという気持ちになってきます。すでに以前、「悼む人 上下」を読んでいたからかな・・・?それもあるだろうけど、おそらく「死」と「生」についての考え方や感じ方が、昔と変わってきたからだと思います。「悼む」という意味を調べると、亡くなった人に対して嘆き悲しむということのようですが、この本を読んでいると、静人のしている「悼む」という行為は、亡くなった人達を単純に嘆いて悲しんでということではなく、亡くなった人たちが存在していたという事実に愛を注ぐ行為なのだと感じています。どう表現したらいいかうまく言葉に表せませんが、静人の行動は、生死にかかわらず人(動物)への愛情をたくさん感じます。良いことをしていると意識しない、自分の心のなすがままの行為だからこそ、良心が生かされているのだと思うのです。私ももう人のことをとやかく言う前に、というか言わず、自分の中の良心に従って生きていこうと思います。思っているだけではだめなんですよね。きちんと行動していこうと思います。【送料無料】悼む人(上) [ 天童荒太 ]価格:600円(税込、送料込)【送料無料】悼む人(下) [ 天童荒太 ]価格:580円(税込、送料込)乱読は相変わらずです。上記のような本を読んでいるかと思いきや、時代小説はやっぱり好きで併読しちゃってます。でも時代小説に出てくる暮らしや、人と人のつながりは、現代にも必要なことがたくさんあるのです。今の時代にない厳しい暮らしでも、知恵と人情でいくらでも幸せに生きていけるのだと教えてくれます。