■今日(4月10日)、東京六大学リーグが開幕した。
第2試合の早稲田大vs立教大戦は、終始緊張感が張り詰めたナイスゲームだった。
試合の主役は斎藤佑樹(4年、早稲田実)でも大石達也(4年、福岡大大濠高)でも
ない、立教大の先発・岡部賢也(2年、立教新座高)がその人。結局敗れはした
ものの、(小粒になったとはいえ)強打の早稲田打線を7回、被安打3に抑えた。
182cm、81kg、太めな身体ではあるけれど、繰り出す速球(最速146km)と確かな
制球はスタンドのファンに「岡部賢也」の名を知らしめるのに十分だった。
(岡部の成績)7回、121球、被安打3、奪三振7、与四死球3、自責点2。
※与四死球「3」は、ぎりぎりのコースを狙った結果。「ストライク」と判定されてもおかし
くない球がいくつもあった。
■(1回戦)
立 000 020 000 =2
早 000 002 001X=3
(立)岡部-小室-●斎藤隼、(早)斎藤佑-○大石
早稲田・斎藤佑、立教・岡部の先発で始まったこの試合。先制したのは立教だった。
4回、それまで無安打に抑えられていたが、4番・岡崎啓介(3年、PL学園高)が斎藤佑
の2球続いた直球の2球目を狙い、レフトスタンドへ本塁打を放った。打った瞬間にスタ
ンドインとわかる豪快な一発だった。続く「意外性の男」5番・大林賢哉(3年、大垣日
大高)も直球を叩き中前安打で出塁すると、犠打などで三進後、斎藤佑のWP(暴投)で
生還し2点目を挙げた。
一方、早稲田は6回に追いつく。この回先頭の1番・渡邊侑也(3年、聖光学院高)が
左前安打で出塁、2番・松永弘樹(4年、広陵高)が右前安打で無死一・三塁にチャンス
を広げると、3番・土生翔平(3年、広陵高)の内野ゴロで1点。さらに岡部のボークで
三塁走者が生還し、同点に追いついた。
試合を決めたのは9回裏。この回先頭の4番・山田敏貴(4年、早稲田実)が、この回
登板した斎藤隼(3年、立教池袋高)から中前安打を放ち出塁(代走・佐野直音)。続く
5番・杉山翔大(2年、東総工高)がレフト線に二塁打で無死二・三塁に。一打サヨナラ
のチャンスを作る。6番、途中出場の大石の一ゴロで走者の佐野が本塁で憤死した
ものの(大林の守備は、思っていたより上手かった!)、7番、「松本啓二朗の弟」
松本歩己(3年、千葉経大付高)の中飛が犠打となって、早稲田がサヨナラ勝ちを決めた。
■立教は敗れたが、昨年まで以上に手強い印象を受けた。岡部賢也がその立役者で
あることは間違いない。この岡部、立教新座高時代は埼玉高校球界で(それなりに?)
名を馳せた投手だった。2年前(2008年)、夏の県大会ではチームを決勝に導いた。
だが浦和学院高に惜敗、惜しくも甲子園出場を逃してしまった。
◇関連記事「浦和学院高、3年連続優勝」(2008.7.28)
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